7.《ネタバレ》 始めから終わりまでとことん切ない話だ。廃墟が連なったような町並みのなかで、ガサついた気持ちを抱える人々が織りなす日常の日々。しかし、抑えた演出や無駄が無く時折ハッとするようなセリフで、登場人物達の心の底に置かれた瑞々しく光るものを見せてくれる。青春の切なさ以上に、人間としての営み重さを漂わせている。そして、人間が愛しい存在だということに改めて気付かせてくれる。いつまで経っても、行きつ戻りつしながら生きているのは自分だけじゃない、一筋縄じゃ行かないから人生も面白い…いろんな気持ちを再確認できた。「アメリカン・ビューティー」や「ギルバート・グレイプ」よりも遥かに前に、こんなに素敵なヒューマンドラマが存在していたんですね。出会えて良かった。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-11 00:14:25) (良:3票) |
6.なんか妙に切ない映画だった。モノクロの映像が、よりほろ苦さを盛り上げていたな。ベン・ジョンソンがとても良かった。 【fujico】さん 7点(2003-10-22 08:08:53) |
5.シビルシェパードがめちゃめちゃ可愛かったね。白黒の映画だったけど、そこだけ輝いていたような。 |
4.埃にまみれた田舎町でのモノクロームな一コマがきれいです。グロリス・リーチマンもベン・ジョンソンも渋くて切ないです。シビル・シェパードが上品で蓮っ葉な役で好感。 【omut】さん 7点(2003-06-17 04:43:43) |
3. 映画評論家から転身した変わり種、ピーター・ボグダノビッチ監督による何ともホロ苦い青春映画の秀作。さびれた場末の映画館オーナー・サムを演じたベン・ジョンスンが味わい深い名演でオスカー助演男優賞を、主人公ソニー(ティモシー・ボトムズ)と肉体関係に陥る、体育教師の妻役のクロリス・リーチマンがオスカー助演女優賞を各々獲得。特にベン・ジョンスンはジョン・フォード西部劇での派手な乗馬アクションしか取り柄のない大根、という先入観を覆す見事な演技で男の渋さを体現し痛快。取り壊しが決まった映画館での最後の上映作品は「赤い河」(1948年・監督:ハワード・ホークス)。ジェフ・ブリッジスと旧交を温めつつソニーの観るラストショーは余りに切ない。個人的には結局結ばれることなく終わったサムとの若き日の恋を、イタズラっぽい表情でソニーに告白するエレン・バースティンも鮮烈な印象を残す。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-29 12:44:30) (良:1票) |
★2.けっこうシリアスな青春映画。主人公の男の子と不倫するクロリス・リーチマンが特に目を引きました。どんどんかわいらしくなっていって、恋をすることであんなに変わるのね~と、ビックリ。 【もみじプリン】さん 6点(2002-11-29 14:20:38) |
【あああ】さん 6点(2002-11-18 01:43:50) |