18.第二次世界大戦前から北部が工業化し、ミシシッピーをはじめとする南部からシカゴを代表とする北部に黒人労働者が大挙して移住し、安価な労働力を奪われた南部は急速に凋落してゆく。その結果、北部と南部の貧富の差が広がる。「黒人でありながら」北部で知的労働に従事して高い給料を取るシドニーポワチエ。南部でくすぶっている白人にとって、シドニーポワチエは南部を捨てた(そして自分達を貧しくした)黒人を象徴するのでしょう。人種差別だけでなく、そういう米国内の南北問題が巧みに織り込まれた奥深い作品だと思います。 【とり】さん 10点(2003-03-31 23:28:55) (良:1票) |
17.犯人がかなり意外だったので、普通の刑事モノとしても十分楽しめましたし、数々の人種差別にも屈することのない主人公の生き様を描いたドラマとしてもかなり良い映画だと思いました。最初は、お互い反発しながらも、少しずつお互いの存在を受け入れようとしはじめ、ラストでは主人公と署長がほんの少しの笑みを見せるシーンがとても印象的でした。 【はがっち】さん 8点(2003-03-12 02:31:00) |
16.最近ようやく見ました。事件については忘れちゃったけど、二人がお互いをそれぞれ認め合って友情が芽生えて・・・。ベタな展開だけどね。でも当時の背景を考えると、やっぱり素晴らしい映画です。 【こうもり傘序曲】さん 9点(2003-03-09 14:47:20) |
15.ラストシーンが好き。ロッドスタイガーがシドニーポワチエを見送り駅で別れるところ。ウォーレンオーツもロッドスタイガーの部下の警察官役で出ている。リーグランドも美しい。 【くるみぱぱ】さん 9点(2003-02-21 04:45:21) |
14.続もあるんだ。でもいいや。って感じです。差別についてはとっても学べた気がします。 【あああ】さん 5点(2003-02-02 16:15:01) |
13.つい、デンゼル・ワシントンのつもりで見てしまった。 【ヌリ】さん 7点(2003-01-19 16:41:25) |
12.スローなテンポですが、丁寧に作られた作品と感じました。その上でポワチエとスタイガーの化学反応が成功した名作と思います。 【モリブンド】さん 8点(2002-12-30 19:30:19) |
11.主役はシドニーポワチエなのに、なぜかロッドスタイガーが主演男優賞をとっているのでおかしいと思う。 【zan】さん 6点(2002-12-22 01:52:10) |
10.「先生よゥ!」「元気でな。負けんなよな。」テレビの吹き替え版の方が、なぜか感動的でした。私が見た時は、シドニー・ポワチエが田中信夫、ロッド・スタイガーが内海賢二だったと思います。このラストシーンは、その後『パピヨン』『戦場のメリークリスマス』に脈々とつながってゆく歴史的ラストシーンですね。 【新加坡指令】さん 8点(2002-12-14 22:20:33) (良:1票) |
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9.ロッド・スタイガー演じる、人生に疲れきった、惰性で生きてるような、でもプライドだけは高い警官が、「そういうことにしておけばいいんだ」「面倒もないんだ」という「長いものには巻かれろ」「寄らば大樹の陰」的な姿勢から、いかにして辛くてきついけど、自分の良心に正直な道を選ぶようになったか。という映画ですね。 【mic550】さん 10点(2002-10-20 22:39:08) |
8.黒人刑事、いつ笑うのかと思ったら最後の最後に、、、、、ニコ!(^^)。「ミッドナイト・ラン」を思い出した。 【あろえりーな】さん 5点(2002-09-09 15:49:04) |
7.なんか普通・・眺めてたという表現が一番あってるかな 【てぃむ】さん 4点(2002-03-11 10:22:04) |
6.こんなに古い映画でワシ的には知名度の低い作品がDVDにまでなっている??きっと何かあるに違いない!と思ってピックアップしてみた。ちょうどこの時代はハリウッドにとって経営難の時代のはず。「え?そんな時代があったの?」っと思う若い世代の方もいると思う。テレビがどの家庭にもあり、映画館に足を運ばなくなった時代である。スタジオ側はさまざまな試みをした。【ワイド・スクリーン】【立体音響】など当時テレビでは不可能な技術を見せつけて客寄せに必死になっていた時代で、そんな時期に今回の映画は製作されている。[ベン・ハー] [ドクトル・ジバゴ] [クレオパトラ] [アラビアのロレンス]などの大型映画はそれなりに成功したが、観客はあまりにも自分の人生とかけ離れた夢物語に飽きてきた時期でもあり、スタジオ側も客離れ復帰に疲れてきた頃。1969年に製作された[イージー・ライダー]はそんな中で生まれた。何の飾りっけも無い等身大の主人公に観客は魅了された。アメリカン・ニューシネマの金字塔である。1962年から始まったベトナム戦争、68年のキング牧師暗殺、ケネディの弟ロバートの暗殺など壁にぶち当たりまくっていたアメリカ。そんな激動の時代とシンクロして沈んでいくハリウッド界に位置する今回の映画はさまざまな意味で見る価値はあった。ミシシッピーで黒人と白人といえば今でも映画になる素材はたくさんあるが、この時代にさらりと白人をアホ扱いしていて面白かった。公民権法が制定された直後の作品であることも覚えておかないといけない。アホ扱いといってもどちらの人種にも気を配った脚本で、人種問題を前面に出してはいない。どちらかというとテーマは別にあり、肌の色を超えた友情のようなものを感じ、観ていて清々しかった。まあ、人種問題があるから友情が映えて見えるのかもしれないが。主役のシドニー・ポワチエは59年の[ベン・ハー]ではキリストの十字架を一緒に背負う役を友情出演?したり、63年度のアカデミーで黒人は初の最優秀主演男優賞を得ている。近年の作品[ジャッカル]でも渋い演技を見せている。この映画でも素晴らしい演技を見せている。今で言うとデンゼル・ワシントンのような貴重な黒人俳優だったことが分かる。当時のポワチエが出演している他の映画を探したくなるほど魅力的な俳優である。[評決のとき] や [ミシシッピー・バーニング] のような作品も面白いが、こんなミシシッピーものもあるんだなぁっといった感じ。ちなみにこの作品は作品賞、主演男優賞、脚色賞、音響賞、編集賞でオスカーを取っている。 【マヒコ】さん 8点(2002-02-15 21:07:22) (良:1票) |
5.特に斬新なことをしてるわけじゃないですが、ストーリーがサクサク進でいったので見やすかったですね。人種差別が一番の題材で、犯人逮捕の刑事ドラマとしての内容は多少見劣りするかもしれませんね。 【かぶ】さん 7点(2002-01-15 09:11:27) |
4.退屈な刑事モノとしか感じません。はじめの方は良かったのですが、途中からついていけなかったです。事件が軽すぎです。 【鮫島】さん 4点(2001-10-18 22:07:20) |
3.ロッドスタイガーが少しずつ黒人刑事シドニーポワチエを認めていくところがいい。ロッドスタイガーがいかにも南部の警官ぽくていい。黒人憎悪が生活心情になっている白人の雰囲気が伝わってきた。ロベリコアンリコを棄てたジョアンナシムカスってシドニーポアチエと結婚したんじゃなかったでしたっけ。知っている人教えて。 【あきちゃん】さん 7点(2001-06-16 01:33:43) |
2.Mrs.Sozeさん、シドニー・ポワチエはハリウッドで初めて成功した黒人俳優なのでそういう存在らしいですよ。うちのママが大ファンなので小さい頃、何度も再放送見てたなあ。 【ひよこ】さん 8点(2001-04-22 01:35:51) |
★1.この作品を観たのは2回目で、1回目は子供の頃だったんで、とにかく退屈な刑事ものって言う印象しか残っていなかったんですが、改めて観てそれが大変な間違いだと分かりました。ストーリーの主体になっている事件はそれほどでもないのですが、時代背景とこれを製作した当時を考えると、こう言った作品を手掛けること自体が問題だったのでしょう。個人的には、貫禄あるシドニー・ポワチエの演技が印象に残りました。オスカーも納得です。「白人と黒人では刑期が違うんだ」って台詞がこの映画を象徴しています。 【イマジン】さん 8点(2001-04-03 12:20:48) |