20.ナチ、異常な愛、未来の見えない暗い世相、シャーロット・ランブリングの妖しい容姿とくれば、この雰囲気しかないでしょうね。不思議な魅力のすごい女優さんです。人間が持っている、異常なものに対するあこがれ、人間的ではない堕落した感覚が、一歩間違えるとこういうことになってしまうのかもしれません。意外と、日ごろ報道されている、恨みや喧嘩による普通の殺人事件でも、実情はこうした異常な行動の果ての結果だったりする事があるでは。うーん、まあ、あまり踏み込んで知りたいとは思わないけど。 【パセリセージ】さん 7点(2004-01-28 00:59:46) |
19.何なんだろう、この雰囲気は。シャーロット・ランプリングの目の強さって凄いですよね。彼女は目だけで演技できる。「遠すぎた橋」でイヤな上官を演じていたダーク・ボガードは、ここでは格好良かったね。ナチスと退廃ってワンセットが多いけど、この作品ではそれが効果的だったと感じました。終わりしか見えない愛なんて、そんなもんだろうね。 【オオカミ】さん 6点(2003-12-16 09:37:21) |
18.♪「何が望みか訊かれたら」……この二人は「幸せ」だったの?でしょうね。 当時タイムリーに観てたら、エロいなーと興奮しただけかもしれない(エマニエル夫人 の前だし・・すいません!ジャンル違いすぎます不謹慎)。 ダーク・ボガードは、いろんな意味で可愛い男性です。ランプリングは、歌うシーンは勿論ですが、食べ方・歩き方が忘れられません。 観ているとこちらまで気分的に墜ちる感じが好き、せつない音楽のせいでもある。//フランス映画大丈夫で、結婚生活の長い熟女様には、50代にして今なお魅力的なランプリングの「まぼろし」もオススメです。 【かーすけ】さん 8点(2003-11-19 10:11:53) |
17.小生にとって世評が高いのに見ていない「幻の名作」だったのですが、数年前、リバイバル公開された時にようやく拝見できました。が…何や、これ? こんなママゴトみたいな代物の、どこが「デカダン」だの「頽廃美」だっていうんでしょう?? 映画の「え」の字も分かっちゃいないくせに、野心だけは人並み以上の女性「監督」が、この題材をちょっとムーディな映像で撮ったら、観客(と映画賞)なんかイチコロよ、とばかりにデッチ上げたのが、コレ。ナチの将校の宴会シーンにみなぎる、一種の精神的な汚らしさはどうだ。チンケな道行きに至る後半も、正直ムードだけでまったく意味不明じゃないか。ダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングの起用が唯一の”救い”ではあるものの、それすら『地獄に堕ちた勇者ども』への冒涜だとすら思えてくる…。ちょっとこの評価は過酷すぎますか? でも、本当にこれほど失望させられた映画も小生にとては珍しいもんで。好きな皆様、ごめんなさい。やっぱり、「幻の名作」のままにしておけばよかった。トホホ… 【やましんの巻】さん 2点(2003-10-07 16:29:19) (良:1票) |
16.ストーリーは何ともヒドイ話なんですが、これでもかと選び抜かれた構図によって、異常なまでの緊張感に裏打ちされてるので、グイグイ引込まれてしまいます。単なる扇情的なコケオドシ映画ではなく、計算された不健全さみたいなものがあって、これが独特のアブノーマルな世界を形成していて、問題作と言われる所以でしょう。私にとっても「好きな映画」というよりはむしろ、「印象的な映画」「気になる映画」といったところです。 【鱗歌】さん 8点(2003-08-09 20:48:18) |
15.ダーク・ボガードがちょーいけまくり。わたしも彼とならあんなになりたい。ただれた愛に溺れて、ぐちゃぐちゃのどろどろのべとべとになって、汚れた愛の燃えカスになって死ぬの。 【優しく殺して】さん 10点(2003-07-19 09:22:58) (笑:1票) |
14.決して好きなタイプの映画ではないのですが、退廃的な映像と刹那の関係に惹きつけられてしまいます。 【omut】さん 7点(2003-06-17 01:59:58) |
13. 雰囲気はまあまあ良かったのですが、中盤以降の展開がだれまくりで、眠くなりました。それと、どう考えても分からないのですが、マックスはルチアにとっては忌まわしい存在ではあっても、積極的感情の対象とはなりえないのではないでしょうか? 【Olias】さん 2点(2003-05-11 01:27:18) |
12.彼らの間の”愛”というより、世間の常識、しがらみを超えてどうしようもなくひかれてしまう”業欲”にひきこまれた。 【さ】さん 8点(2003-05-04 18:00:43) |
11.終始圧迫されそうな雰囲気でピリピリしてます。二人の間の今にも壊れそうな薄い薄い壁。時代を経てこの二人が行き着く先はやはり...本当の自分はあの時既に二人とも失ってしまったんでしょうね。 【さかQ】さん 5点(2003-04-03 00:20:50) |
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10.憎悪と思っていた感情が実は愛であった。。。これが女性の生理的な心理の一つの形なんでしょうか?女性監督が撮った映画なのでそうなんでしょう?ナチス、デカダン、サディズムはワンセットで描かれる場合が多く、これもその例に漏れませんが、他の作品に比べるとナチの狂気の描写やナチ批判が弱く、全体に凄みに欠ける感じもします。 【クロマス】さん 6点(2003-02-26 22:11:07) |
9.あの舞台はウィーンでしたっけ?オーストリアかどこかですよね。退廃的な雰囲気がとても合っていました。シャーッロット・ランプリングが指揮者の妻の固いイメージから落ちていく女のイメージを自然に演じていたのがすごいです。D・ボガードとの屈折した愛が切なくて悲しかった。 【Jade】さん 7点(2003-01-27 22:20:37) |
8.みんなっ、何で映画の中に出てくる男性のダンサー(しかもホモ)のこと書かないの?こいつ完全に逝っちゃってます。彼を見るだけでも一見の価値はあるよ。彼の超絶ダンスシーンは必見です。 【マル】さん 10点(2003-01-26 22:22:00) |
7.デカダンですね。ユダヤ人がナチ将校の前で退嬰的ムードを撒き散らしながら気だるく踊るシーンはかなり有名。本作のシャーロットランプリングは両性具有的な危うい魅力があります。確かに背徳的な印象を残す映画ですが、男女の情実沙汰はイデオロギーを超えてしまうということでしょうか。うーん・・・ 【ヨアキム】さん 8点(2002-12-26 12:55:40) |
6.極限状態の中で、愛欲に耽る姿が印象的でした。シャーロット・ランプリングは、まさにハマリ役ですね。スレンダーな肢体が、エロチシズムを漂わせていました。 【リリー】さん 9点(2002-10-24 12:14:22) |
5.シャーロット・ランプリングが凄いの一言でしょう。少女から人妻まで、違和感無く演じきっているのを見るだけでも価値はあると思います。 【三十郎】さん 7点(2002-06-25 18:02:12) |
★4.(↓)【マロリー】さんに同感で、ちょっとダラダラ感でしたね。その中であのヒロインが唄うシーンが際立っていました。あのシーンがあまりに有名なために、最初あの手の映画だと思って観ませんでしたか、皆さん? 【イマジン】さん 7点(2002-03-29 22:49:46) |
3.破滅的で退廃的な映画は苦手だったんだが割とすんなり見れた。この作品はよく出来ている。食料不足で弱っていくシーンが強烈に印象に残っています。 【INOU】さん 7点(2002-03-22 16:31:33) |
2.日本でいうところの心中物。性愛って純化するとああなるんだと思う。テーマ曲・挿入曲がとても好きです。 【ビタワン仮面】さん 9点(2002-03-09 14:32:45) |
1.全体的な評価としては、10点とは云えない。ローマ法王が激怒したという、官能的なセックスシーンはまあ良いが、それ以外は、ちょっとダラダラした感じだし。しかーーーし。そんなのはどうでも良いのだ。ナチの将校クラブで主演のシャーロット・ランプリングが歌うシーン。そこが、全てなんです。ある人の言葉を借りると、「退廃美、ここに極まる」。この映画を好きって言う人は皆、このシーンの虜になったんじゃないでしょうか。映画史上に残る名シーン。 【マロリー】さん 10点(2001-06-27 17:49:18) |