20.《ネタバレ》 萩原健一、小柳ルミ子の熱演は見ごたえがありました。でも、少し不謹慎ではありますが、一番印象に残ったのは車の中で萩原健一と交わる池波志保の恍惚とした表情でした。すみません。 【la_spagna】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-10-11 00:11:10) |
19.誘拐モノは犯人と被害者と警察の3者の攻防の緊迫感に見応えがある。そこにマスコミが加わって緊張感が欠如した。報道をテーマにした作品なので仕方ないのだが、マスコミが邪魔で余計だった。役者は総じてよかったので残念。被害者父の「たとえ子供は死んだとしてもカネは渡したい」という台詞は考えさせられた。 |
18.《ネタバレ》 テーマは報道だと思うが、新聞記者のバタバタが描かれているだけで、内容が薄い。 犯人と被害者夫妻の鬼気迫る演技は見応えがある、犯人夫人の小柳ルミ子の演技も悪くない。 全体のバランスとしては中途半端な仕上がりで報道か犯罪か何方かに比重を置いた方が良かったと思う。 犯罪の手口は、金に困った行き当たりばったりのずさんなもので、やり切れなさだけが残る。 キャストが豪華なだけに勿体ない。 【とれびやん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-12-16 23:44:10) |
17.《ネタバレ》 2本の映画をパラレルに見ているようで、疲れます。端的に言えば、暗い・寒い・悲惨の3拍子。 犯人側パートについては、とにかく人質少年の生命力が驚異的。厳冬の丸2日弱、半ズボンのまま目隠しをされてズタ袋に拘束されて、クルマのトランクに放置されて、ほとんど飲まず食わず。ふつうなら、肉体的にも精神的にも早々に限界が来そうですけどね。このあたりは創作らしいいのですが、ちょっと無理があるような。 それから終盤のショーケンの演技は気合が漲っていましたが、なんだかんだ言いながら少年の生命より自分の保身を優先したわけで、エネルギーの放出先を間違えているような違和感が募りました。 一方の読売新聞パート。別に全カットでも映画としては成り立った気が。これでもかと言わんばかりの大人数&豪華キャストですが、すごくカラ回りしている感じ。非番の記者まで招集するわりに、結局詰め所でゴロゴロしているだけだし。大山鳴動してネズミ一匹とは、まさにこのこと。最後の協定云々を言いたかっただけだとしたら、ずいぶん志が低いんじゃないでしょうか。 同じ誘拐ものでも、残念ながら「天国と地獄」にはとうてい及ばない感じです。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-12-06 03:14:21) |
16.《ネタバレ》 暗い話。ラストが読売新聞の報道部が誘惑事件に関わる協定破りが冤罪だとの声明のようだったと記憶。これが噴飯もの。64の面白さを知っている今、 つまらなさだけが残っている。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 3点(2018-12-20 10:56:46) |
15.これだけのキャストを投入しておいて、まったく使いこなせていないというか何というか・・・犯人側も捜査側も報道側も、ほとんどは同じようなやりとりの繰り返しだし、ドラマという点で何の進展も変化もない。そもそも、軸足をどこに置きたかったのか、視点がブレブレなのです。そんな中でも、当時7歳の高橋かおりの安定感と存在感は驚異的。ショーケンですら押されてるし、小柳ルミ子なんかはむしろ演技面で助けられてるぞ。点数は、彼女を発掘したという価値と功績に対して。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-04-21 01:21:15) |
14.タイトルから「報道」を取っちゃった方が良いです。誘拐犯サイドの描き込みが圧倒的なんだもの。身につまされるような犯人側の経済的困窮、愚かさ、哀しさ。加えてショーケンと小柳の濃すぎる熱演。比べてマスコミ側は人ばかり多いけど、ドラマが発生せず盛り上がりも無くて、たった二人のショーケン・ルミ子夫婦に押されっぱなし。 今から見るとバブルに差しかかろうかという日本の世相が色々懐かしく、ちょっとイタイ。 ちょこちょことあんまり意味無く出てくる藤谷美和子の、いつも同じコート姿がやけに印象に残る。 ケータイの無い時代の恋愛ってどうやってたの?とネットに疑問が載る昨今ですが、そう、この美和子嬢みたいに彼氏の職場にまで電話をかけるのですよ時間構わず。って、そんなわけはない さすがに。 【tottoko】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-17 23:42:45) |
13.《ネタバレ》 公開当時既に、読売新聞社の言い訳じみた報道協定の「精神に違反していない」という言い方には、共に見た友人ともども納得できなかったが、今見てもそれは変わらない。警察がガセネタを掴まされていたり、勇み足をしていたら、この人達はどう言い訳するんだろう? 誘拐犯のショーケンが、だんだんと追い詰められていく様が実にリアル。「神は細部に宿る」などと言うのとちょっと違うかもしれないが、さらった子供を持て余して追い詰められたショーケンの、小銭のなくなる描写は見事。人を追い詰める神(あるいは悪魔)って、こういう下世話で俗な所から攻めてくるものなんだよなあ、と思う。 この犯人の焦燥と、鏡のように同様に焦燥している被害者両親の、双方の不幸を見事に描いたこの映画、「報道」をその描写ごと取り払って『誘拐』として再編集したら、より良いと思う。 【Tolbie】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2013-09-29 21:55:54) (良:1票) |
12.萩原健一、素敵でした。 追い詰められ、でも一人の人間としての良心に苦しみながら、崩れていきます。 ギリギリする迫力ある演技で、今までショ-ケンをちゃんと見たことなかった私も、もっと彼の映画を見てみたくなりました。 もう一つ、小柳ルミ子。 とても美人です。そしてにじみ出る色気。 最近の彼女しか知らない人にとって、驚きであり、感動ですらあります。 映画は、新聞社が軸になっていますが、その軸はむしろあまり浮き出てこず、犯人の心境やその周りの家族がしっかりと描かれていました。 【しゃっくり】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-02-15 22:40:05) |
11.金に困り切羽詰まった男が子供を誘拐してなんとか切り抜けようとする模様をリアリティーに演じた萩原健一が力演。何も知らずにその犯人を父親として慕う女の子や派手さの微塵も無い、素の奥さんを演じた小柳ルミ子が哀れでした。 【白い男】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-07-03 10:39:17) |
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10.原作読んでないからなんとも言えないけど、この題名は内容を表わしてないよね。おそらく本では最後の協定違反についての弁明のようなものが主になってたんじゃないか。映画製作のバックに読売新聞がいるんでそれは描かねばならず、けっきょく新聞記者の部分が映画としてお荷物になってしまった。演出は『さそり』の頃みたいにやたら凝らず、落ち着いている。犯人の家庭が一番よく、いつも夢を追いかけててやがてその追いかけているという姿勢に安住していってしまう男ショーケンと、夢を信じていない妻小柳ルミ子の夫婦にリアリティ。子どもを持て余してるんや、という犯人の声で、被害者の両親が子どもの無事を知る、なんてのも、そういうもんだろうな、とひどく納得した。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-13 09:13:55) |
9.《ネタバレ》 若い頃の萩原健一が見たくて再見です。誘拐中に、実家の年老いた母親に魚むしってもらったり、家に帰って娘を風呂に入れたり。昔だまされた奴に金借りにいったり。なるほど、この男なら、こんなしょうもない「孤独な犯罪者」になるだろうと納得できます。 しかしなあ。ホントは、誘拐事件を巡る「警察と報道」のギリギリした攻防が本筋に進んでいく話だったんじゃないですかね。ショーケンの存在感で、そっちの筋のエピソードをだいぶ切り捨てちゃったみたい。最後のヘリのくだりなんて、ほんとタイトルのために、申し訳でつけたみたいな感じなんだもん。 【なたね】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-04-05 07:14:31) |
8.犯人の事情や心情、事件解決のことを最優先にする警察と子供の命を最優先にする親との争い、警察と報道記者の争いなどが実地感たっぷりに描かれ、非常に見応えがある。やはり子供の命などなんとも思っていない一番は報道記者で、下種、凶悪なのもまた然り。 【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-22 18:50:41) |
7.《ネタバレ》 誘拐犯を描く視点は良かったと思います。萩原健一が好演していました。しかし、報道側の描き方がとってつけたようで、いただけなかったです。最後まで二つの視点は断絶したままで、作品としての整合性を欠く感じがしました。実に惜しいと思います。当時、誘拐事件の報道協定破りがあり、社会で問題になったことが映画の背景にあります。 【ジャッカルの目】さん [試写会(邦画)] 4点(2007-01-28 13:56:59) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 誘拐してはみたものの・・という展開に、妙にリアリティがあったような気がします。だから何?と聞かれそうな気もして困っちゃうんだけど、誘拐の動機はやっぱり確かお金に困ってだったと思うから、もしかしたら今観たほうがジワッときそうかな・・。萩原健一の娘役でおそらくこれが本格デビュー頃だったと思われる高橋かおりが、本当にかわいかったんですよね。そのせいか、この映画のCMはこの子一人が出ていたような記憶があります。小柳ルミ子も殆どノーメークのおかみさん役をがんばっていたんだけど、その後地味な「女優」に転身したわけでもないわけだから、これとか「白蛇抄」で本格女優をめざしているかに見えたのは、どういう戦略だったわけ?と不思議に思えてしまいます(「白蛇抄」、登録したいけど、見てないから差し控えます。でも、見てない作品は登録できないような風潮になってしまって、残念だなあ・・ちょっと納得いかないです・・)。 【おばちゃん】さん 7点(2004-01-17 21:10:56) |
5.非常に緊迫感があり、ごく普通の男がナゼ誘拐をし、どんな気持ちで犯行を行っているのがが良く出ていたのではないでしょうか。犯人と言えども犯罪を犯すまではただの男であり、1人の子供を持つ普通の男だった。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-02 20:19:34) (良:1票) |
4.ラストシーンは泣けましたね。ああこられては、もう無条件でしょう。。。子役の高橋かおりちゃんもいつのまにかオトナになりました。 |
3.《ネタバレ》 ショーケン、好きですねー。嵐の中の電話ボックスで「こっ、これが最後だ!」って叫ぶシーンがすごかったです。 【A_sui】さん 7点(2003-08-05 01:04:13) |
2.この映画、本来ショーケンじゃなく優作にオファーがあったそうですね。子供を誘拐する役なんてしたくない、と断ったそうですけど…。しかし、ショーケンの迫力はピカ一。優作は不器用な奴だから、82年当時では、まだあそこまでの怖さは出せなかったでしょう。ショーケンのあの怖さはほんまもんだなと思います。あっぱれっ! 【けんずぅぃ~】さん 8点(2003-05-17 12:55:27) |
★1.ショウケンが良いです。珍しく誘拐犯の家族を描いた作品で、ラストのカメラマンの選択も納得です。それにしてもそこまでやるか池波志乃!!熱演は分かるんですが、食らいついて離さない姿が一番怖かったです・・・? 【イマジン】さん 8点(2002-02-01 12:25:36) |