18.小さい時に感じた好奇心や、ちょっとした恐怖心など、子供の時期ならではの感性を、その当時に感じたままの鮮やかさで蘇らせてくれます。これを見ながら、そんな時期もあったっけなと懐かしく思うのと同時に、もう二度とは戻って来ないんだなと感傷に浸るのが好きです(笑)。夜の空気の感じとか、草の匂いまで伝わってきそうな五感にビシバシと訴えてくる、いとおしい映画です。 【羊飼い】さん 10点(2003-10-02 23:37:43) |
17.美しすぎる映像美に加えて、アナのなんともいえないかわいらしさなど、子供心をそのまま映画にすることを可能にした唯一無比の映画だろう。 【たましろ】さん 10点(2003-09-24 22:49:33) |
【ぷうさん】さん 10点(2003-07-15 16:49:22) |
15.アナ・トレントはまだ幼すぎて、映画が虚構である・ヤラセであるということを理解していなかったそうなんです。そんなこともこの奇跡的な映画の誕生に一役買っているのかもしれませんね。 【じゅんのすけ】さん 10点(2003-07-12 05:56:14) (良:1票) |
★14.<ネタバレあります>台詞が少なく静かな作品です。最後、少女はてっきり死ぬのかと。それに脱走兵がもうちょっと絡むのかと思ってたのですが、気が付けば死んでたし、その点が物足りなかったかな。考えると淡々とし過ぎる感じですが、何故か強烈に印象に残っている作品です。やはりヒロインの並外れた可愛らしさでしょうか? 【イマジン】さん 8点(2003-06-17 12:20:09) |
13.沈黙の音楽とひとつひとつのシーンが時の止まった絵画の様な独特の世界。この映画に出会えて幸せでした。何も言葉にしたくないです。 【omut】さん 10点(2003-06-03 03:05:04) |
12.全編名画。これほど映像のきれいな映画はあまり見たことがない。 【死亀隆信】さん 9点(2003-05-13 22:26:20) |
11.子供の無垢さって無防備で柔らかいんですね。自然とすごく近くなれたり、夢と現実が時々交差したり、誰かに対してもの凄く残酷になったりする。そんな子供の頃の感情のカケラをおぼろげに思い出すような、どっか連れていかれそうになるような美しい作品です。 【黒猫クロマティ】さん 9点(2003-05-07 17:36:45) (良:1票) |
10.へちょちょ星人さん!なった、なった!アナ・トレントの虜に!僕の中の「ベスト女優U-10部門」でダコタ・ファニングを抜いた!すまん、ダコタ。ベッドに入ってから姉のイサベルとヒソヒソ声で話すところとか、最高!。あの瞳がもーたまらん・・・ってこんなこと←ばっか書いてると単なる幼女好きの危ない奴と思われてしまうな。僕はこのJTNEWSのレビューコーナーを見て「今まで知らなかったけどなんか気になるし観てみたい映画」リストを作ってるんですけど、この作品もそのひとつだったんですよ。いや、こういうヨーロッパ映画で芸術の薫り高い作品って今まであんまり観てきていないから退屈だったらどうしよう?と思ってたんですけど全然そんなことなかったです。確かに台詞は少ないしちょっと分かりにくい所もあるし、そういう意味ではそれほど親切な映画ではないのかもしれませんが、その代わり映像がすごく「語っている」んですよね。広々としたところを人が走っていくシーンとか、すごく詩的で、理屈でなくジーンときます。個人的に印象的なのは立ち尽くす姉妹の前を蒸気機関車がゴォーッと通り過ぎるシーン。それに二人の姉妹もすごく可愛いし(いわゆる純真無垢な面だけでなく子供の無邪気な残酷さみたいなものも描かれているんですよね)。これは何度も観たくなる映画だなあ。ところでへちょちょ星人さんも仰られてますがこの映画のビクトル・エリセってホント寡作の人みたいですね。さっきネットで調べたんですけどこれ以外に「エルスール」「マルメロの陽光」という作品があるらしいです。むむ、観てみたい。 【ぐるぐる】さん 9点(2003-04-28 19:34:09) (良:1票) |
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【えたひにん】さん 9点(2003-03-29 16:10:12) |
【コウ】さん 10点(2003-03-17 22:00:19) |
7.幻想的な感じかな。アナ・トレントの目がぱっちりしててすごいかわいい。セリフがかなり少ない。意味がよく分からなかったです。また今度みてみようかな。 【バカ王子】さん 5点(2003-02-08 14:21:29) |
6.とても好きな映画のひとつです。子供の純真さをこんなに自然に描いている映画って他にはないのでは?この監督さんはきっと自分の子供の時に感じたことをそのまま心の中に保存することが出来る人なんだと思います。 【Jade】さん 9点(2003-01-26 20:35:51) |
5.アナのかわいらしさだけでも十分なんですが、それとは裏腹にとっても深い作品です。年齢の差はほとんど無いのに、まだ善悪の判断もはっきりと判らないアナと、ほとんどの事象についてもう分別のある姉との対比、両親の根底にあるスペイン内戦の傷跡からくる悲観的精神状態、どこまでも絵画的で詩的でもある映像、フランケンシュタインを精霊に見立てた発想、アナのストッキングの色の違いだけで時間の経過を見せる等々の素晴らしい演出。。。これだけ無駄なく上手にやれば(けれどもいっぱいいっぱいに詰め込んだという印象は全く無い)、たったの90分でこれだけの作品が創れるんですね!これを見て以来、密度の薄い2時間以上の作品を見ると、本当に損した気分を味わうようになりました。 【クロマス】さん 9点(2003-01-23 23:25:09) (良:2票) |
4. 10年に1本しか撮らない寡作の監督ヴィクトル・エリセの長編第1作。内乱期のスペイン中部の村を舞台に「フランケンシュタイン」の巡回上映を観た少女の幻想的なストーリーは透明感に溢れており、ピュアで時に残酷な子供の心を見事に描き出している。アナ・トレントの可愛さにクラッとしたら、もうアナタはこの映画の虜。周期的に言ってそろそろ4作目…カナ?この人、ハズレが無いから凄く楽しみ~♪ 【へちょちょ】さん 8点(2002-12-24 03:21:48) |
3.吸い込まれそうな映像美。タルコフスキーのそれとはまた違った感覚がとても美しかったです。少女もかわいいのに凄い切なくて、そんじょそこらの映画女優もビックリでしょう。決して触れてはいけない、触れたら壊れてしまう宝石の様でした。エンターテイメントではありません。アートです。 【カエル】さん 10点(2002-11-04 01:12:10) (良:1票) |
2.この映画って73年の映画だったんですか。知らなかった。洗練されてますよね。この間DVD化されてボックスセットを買ったんだけど、ビクトル・エリセ監督のコメント、ちっとも意味わかんなかったなあ。古いタイプの芸術家って感じ? 【1984】さん 6点(2002-11-01 16:34:51) |
1.奇跡の映像作家ビクトル・エリゼによる正に奇跡的な作品。決して万人ウケする作品とは言いがたいが、その映像からは圧倒的にパワーを感じさせる。特に主人公の少女が“死”を意識したり、彼女の行動から表現される“子どもたちの自然”といった事象に対する洞察力が素晴らしい。かつてこれほど、説得力のある映像を持った映画は他に類を見ないのではなかろうか? 【チャーリー】さん 10点(2002-08-07 00:20:58) |