★9.《ネタバレ》 【梅】さんのレビューで小生の言いたいこともほぼ書き尽くされているのですが、ちょっとだけ・・・。
不思議な少年せみらを、いつもの丘の上の大きな木の下で待っているおじゃる丸たち。でも、せみらは現れない。ふと見ると、夏の終わりを告げるかのようにセミたちが死んでいる。その時、おじゃる丸の見開かれた瞳が、かすかにゆれるのだ。そして、「まろは、夏が少し好きになったでおじゃる」とつぶやく…。
一緒にいたカズマや金ちゃんたちではなく、おじゃる丸だけがせみらという少年の“正体”に気づく。それを台詞ではなく、ただ瞳の中の光のゆらめきだけで表現する繊細さに、ぼくという大人の観客は胸を打たれる。あるいは、映画の半ばで、トミーじいさんたちがせみらを見て、まだ子どもだった時の夏休みに出会ったことを思い出す場面。モノクロームの写真風に描き出されるそこでのせみらは、いかにも昔の少年らしくランニングシャツ姿だ。そんなささやかなディテールにひとつにも、上質のノスタルジーが香ってくるかのようじゃないか。
誰にでも、忘れられない夏がある。そしてそれは、いつも過ぎ去ってからはじめて気づかされる…。そんな、多分にセンチメンタルな、でもかけがえのない感情を思い起こさせてくれたこの作品。ぼくはとても好きです。
・・・と、また例によって長くなりました。スミマセン! 【やましんの巻】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-22 15:55:08) (良:1票) |
8.…やっぱりみなさんがおっしゃってるように、10分番組を映画にするのは難しいのかなあという印象はどうしても否めないわね。 TV版のなんとなく斜にかまえた雰囲気とテンポの良さ(=「おじゃる丸の魅力」だと思うんだけど)が活きてない気がしたわ。 とか言いつつ蝉さんたちが力尽きて落ちていくとこではアタシも泣いちゃったんだけど。 …全体的に感じられる夏っぽい雰囲気もよかったし、エンディングでは夏休みが終わる時のあのせつなさみたいなものも感じられて、この時期お子さんに見せるにはいいんじゃないかしら?って感じよ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-07-18 12:25:50) (良:1票) |
7.テレビで偶然観た作品。おじゃる丸はあんまり観たことなかったけど、なかなかよかった。 【ガッツ】さん 6点(2004-08-24 18:31:40) |
6.TV版のそこはかとなく感じる大人へのアピールが若干薄れ、45分ということで良くある展開ではありますが子供には楽しめる出来ではないでしょうか。可も無く不可も無くという所ですが、個人的にノリとしてはTV版の方が好きですね。 【カズゥー柔術】さん 5点(2004-07-26 12:50:55) |
5.「TV版おじゃる丸」は子ども向けかもしれないが,真のターゲットは「おじゃる丸マニアの大人」のような気がしてならない。しかし本作品は,純粋に子ども向けの要素が多かった点が評価できる。おじゃ~。 【ロウル】さん 5点(2003-11-05 07:24:14) |
4.そんな悪くもなく普通ですね。はじめてみたんですけどおじゃる丸の魅力はなんとなくわかるし、説明もあるのでついてけます。むしろ説明しすぎか。 【バカ王子】さん 5点(2003-10-31 05:05:59) |
3.んん~、やっぱりテレビ版おじゃる丸が、いいなあ・・・でも、おじゃる丸に登場するキャラクターは、ぜんぶ大好きっ!だって、かわいいも~ん。CDも、買っちゃったも~ん。 【okピーちゃん】さん 7点(2002-09-24 22:37:10) |
2.10分番組を映画にすることがそもそも無理なのか、キレがない。愛すべき脇役達も顔見せでしか出てないし。そもそもそれが切れ味に欠ける原因なんだが。まあ、45分では主要人物だけで話を進めざるを得ないか。 【C-14219】さん 3点(2002-07-20 08:20:31) |
1.NHKでおじゃる丸が始まって3年以上がたちましたが,依然として好評のようです。ひと頃,癒しを求めるOLたちが録画して見ている,という話を聞きましたが,今はどうなのでしょう。私も実は毎日のように録画して,子どもと一緒に見ていました。本作は2000年の夏休み映画だった劇場版ですが,やはり「おじゃる丸」はオムニバス形式の方が良いと感じました。 【koshi】さん 5点(2002-05-12 15:39:10) |