7.《ネタバレ》 タイトルに「80万年後」とあったので、一体どうなってしまうんだろうとドキドキしていた。まぁ~未来に行く過程で溶岩に包まれてしまうため、それが地表に出るまではそれくらいかかるかなぁ~と、妙に納得。80万年後は不思議な世界で、意思のない人間が、ただ生きているだけ。なぜか未成年者しかいない世界だし。理由は、地底人に食料として養殖されているから……って凄い設定です。でも、さもありなんと思うところもあり、話についていけている自分にビックリ。ただそれよりも近未来に立ち寄るところのほうが面白いですね。やっぱり。未来で友達が主人公の邸宅を保存するように息子にいいつけていたりするくだりは、友情っていいなぁ~と感じました。ショーウィンドウのマネキンの衣装が季節の移り変わりとともに次々と変わっていったり、太陽がすごい早さで動いたりと、時の早送りがとても楽しかったです。 【元みかん】さん 7点(2003-10-27 01:35:46) |
★6.《ネタバレ》 消せないビデオの一本。面白さというよりも切なさを感じさせるところが好きだな。友人の息子を本人と勘違いして詰め寄るシーンなどは見どころ。あまり遠い未来へ行ってしまうより、近未来へ行った時の方が面白い。当時の特撮を駆使して、原作を忠実に表現しようとする制作者の熱意のようなものが伝わってくる。リメイク版は未見だが、多くの秀作SF同様、元祖は超えられないのではないかと勝手に推察している。 【すぎさ】さん 8点(2003-08-18 22:23:07) (良:1票) |
5.時間が進む描写で、カタツムリが凄い速さで這ってたり、マネキンの服装がどんどん変わっていくのは今見ても楽しいです。殴っただけで血吐いて倒れるモーロックも微笑ましい。最後は余韻を残させる終わり方で実に爽やかでした。 【終末婚】さん 7点(2003-04-16 20:09:43) |
【CCCP】さん 6点(2003-02-01 19:28:05) |
3.80万年後に、同じ言語を話し同じ身なりの進歩(または退化)していない人類には会いたくありません。ありがちな未来ではダメですか? 【ヌリ】さん 3点(2003-01-12 18:46:34) |
2.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスポーツカー型タイムマシンとは違い、その位置を動かない極めてオーソドックスな固定型のマシーンだけに、時空を越える瞬間がいかにも解説的で実に分かりやすくて説得力がある。原作は読んだことはないが、おそらく忠実に視覚映像化したその部分においては、一応の成功をみせているのではないだろうか。とりわけマシーンに乗った主人公の周囲だけが光速で変化していく様(例えば太陽と月とが交互にぐるぐる回転していく様子や、或いは洋品店のショーウインドウに飾ってある服のファッションの変わりよう等々)を、フイルムのコマ落としによる手法で表現した視覚効果は、当時としては斬新でありスリリングでさえあった。ただストーリーそのものは、かなり陳腐な内容だったように記憶している。 【ドラえもん】さん 7点(2002-05-24 23:23:32) |
1.なかなか哲学的な作品だと思った。H.G.ウェルズの原作を映画化したものだが、この原作が、初めて時空の旅というアイデアを話にしたものらしい。ウェルズの発想の発明に敬意を表したい。今みると、どうしても模型のシーンなどは見劣りしてしまうが、1960年の映画なのだ。その映像表現も含め、よくつくったなとむしろ讃えるべきだ。何しろ話が面白い。先が気になる展開だ。80万年後、エロイ族など、一見突拍子もないように聞こえがちだが、観れば違和感はない。SF映画の古典として、評価に値する作品だ。 【あろえりーな】さん 7点(2002-05-06 16:49:31) |