24.フランス版「無法松の一生」というところでしょうか。 【Waffe】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-06 00:51:49) |
23.《ネタバレ》 中盤であまりにも笑ったのでこの作品を「コメディー」に分類して、私の個人的な基準である「娯楽系(含、ミュージカル)は8点が満点」を適用して8点にしようと思ったのですが、最後の哀愁、ジェラール・ドパルデューの名演、また、シラノ・ド・ベジュラックが実在の人物で、彼をモデルにしたロスタンの戯曲も古典といっていい作品なので10点を奮発することにしました。とにかく、これぞフランス映画の粋、前の方が書いていらっしゃるようにドパルデューの一世一代の演技を満喫できます。音楽も映像も満点です。いくら醜男でもこれほど屈折しているのは珍しいんじゃないかという気もしますが、そこはオハナシ・・・現実だったらどんな醜男でもいつかは「もういい加減にせーや。彼女は俺の女だ・・・。」と外見役に迫るだろうし、外見だけの男に迫られた女性もよほどのアホでない限りどこかで真実を知るはずだと思いますが、シラノ・ド・ベジュラックが死ぬまで本心を明かさない、しかも外見役が死んでもなおかつ・・・というナンセンスを表現してみせるのが文学や映画の虚構であり、それを「これが本当だったらあほらしい・・。」と観客に思わせながら感情移入させてしまうのが俳優の才能だと思うのです。 【かわまり】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-01 12:19:43) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 ジェラール・ドパルデュー=シラノ・ド・ベルジュラックの軽妙洒脱な演技が実によくハマっています。はっきり言ってこれはアカデミー賞ノミネート止まり程度のものではないと思うんですけどねぇ…、個人的には一世一代の名演技でした。こういう歴史文学物ってちょっとお堅いイメージがあったのですが、劇中ではシラノの口八丁に笑い彼の死に様ではしっかり泣けるという、精神年齢が低い自分でも十分に楽しめる作品でした。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-23 17:27:32) |
★21.《ネタバレ》 ものすごく気が滅入って、不愉快になるのでこの点数です。古典の名作が原作なので、この程度のレベルのストーリーでも許されるのではないかと思います。原作のことはわかりませんが、この映画を見るかぎりの私の印象では、自己犠牲的な美談(シラノはヒーロー)に仕立て上げようとしているけど、実際は、自分の外見に極端なコンプレックスを持つ男が、自己満足的な屈折した愛情表現によって、自分が愛する人をも、その人が愛する人をもかえって不幸にしてしまった悲劇(シラノは諸悪の根源)としか思えません。とりあえずロクサーヌに当たって砕けてみればいいのに。それでもし「あんたみたいなデカ鼻は嫌いだ」とでも言われたら、何年もかけて自分の愛情を証明してみせればいいのに。だいたい、人間は外見じゃないってことはシラノ自身が一番よく知っているはずなのに、美人のロクサーヌへの愛情に異常に執着しているのが変。それに、美女に寄せる醜男への思いが通じるっていうのをサクセスストーリーとして描いているその価値観が大嫌い。よく学園もので、クラスの男子全員のあこがれの的の美人を、ブサイクでさえない男子が射止めるっていうのをサクセスストーリーとして描いているのと同じレベル。人間は外見じゃないって言いたいなら、外見にこだわらずに、いかに気持ちが通じ合うかに重点を置いたストーリーが見たい。最後にはシラノの思いが通じることになっているけど、ロクサーヌはシラノの文才に心を動かされただけであって、本当にシラノと気持ちが通じ合っているのという疑問が残る。 【チョコレクター】さん 5点(2005-03-04 21:50:31) |
20.もし僕がフランス語を理解できていたら、もっと点は高くなったのだろうけど、理解できないので、この映画の本当のよさ(詩の部分など)は半分もわからなかった。それでも、シラノのかっこよさ(顔ではなくて)には感動した。 【HK】さん 8点(2004-11-01 03:58:37) |
19.《ネタバレ》 シラノの“心意気”、ギシュの最後の重みのある台詞、すごくいいんだが、喉元に小骨のように刺さって抜けないのが、ロクサーヌの心情。ラスト、真実を知ってクリスチャンの愛に裏打ちされていた自己が崩れてしまわないのか、そこがどうも、うーん、という思いです。 【彦馬】さん 7点(2004-03-12 23:29:59) |
18.ジェラール・ドパルデュー一世一代の名演技に酔わされた忘れられない作品です。 私は元来「男は黙って」派であり、男性の饒舌さは小狡さを感じ信頼できません。しかしシラノが放つ言葉は、素直に受け入れられるものであり、言葉の持つ力を感じさせられました。男気溢れる生き様を貫いた者で、無骨な中に秘めた優しさを持つ者で、コンプレックスに苦しむ弱き部分も持つ者の一語一語なればこそでしょう。この世でもあの世でも正直な胸の内を伝えられない事を思えば、遅過ぎたとはいえ本懐を遂げられたシラノは幸せ者です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鑑賞から4年が過ぎた今、思う事があります。「本懐を遂げた時が永遠の別れであるのが最高である」という事です。 |
17.友人に勧められて見たもので、その昔どこかで見た映画でした。 詩人にして剣術家、そして儚き想い、真善美。 シンプルかつ濃大で、映画としての完成度はすばらしい。 これは必ず見ておきたい一つに数えられる作品です。 【風太郎】さん 9点(2004-01-13 23:54:14) |
16.エドモン・ロスタンが描いた男の美学を、見事に映像化している。決闘剣客にして吟遊詩人シラノは、私の描く理想の男性像である。何年経っても見直したいと思える名作中の名作。 【K】さん 10点(2003-12-14 00:33:22) |
15.ジェラール・”デカ鼻”・ド・パルデューがシラノを好演しています。こういう敵の多い男というのは彼にぴったりです。ラストのロクサーヌ(アンヌ・ブロシェ)とのシーンはジーンときますね。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-02 01:36:55) |
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14.この映画は数年前に見たんですが、忘れられない映画。シラノの不遜さ、誠実さがいい。音楽もいい。なんといっても詩が美しかった。 |
13.学校の授業で観たんですけど,こんな良い映画は初めて観たと思いました。観る人は最初からシラノの事が大好きになっちゃって,最後まで彼の詩的な台詞に引き込まれて行く。・・・そういう素晴らしい映画にこれからも出会えるといいなぁ。舞台版も観てみたいです 【レギーネ】さん 10点(2003-04-27 19:27:37) |
12.大好きな映画.好きな人に好きっていえることは幸せなんですね,って思いましたよ.フランス人の男気もの.劇場で3回みて,泣きました.いいです.dvdでないかな. 【take1】さん 10点(2003-04-21 16:30:15) |
11.この映画でジェラールドパルデューにはまりました。なんでだろう・・・強烈に印象に残った。コンプレックスを持つ男の純愛・・あほーー素直に行けええ と思ったりするのですが、それはコンプレックスがあるからという前提で行けず。しかも最後はそのコンプレックスを・・・一応僕の中でもハッピーエンドという結末ということになっていますが、悲しすぎるハッピーエンドになんとも言えませんでした。 【恥部@研】さん 9点(2002-12-24 18:19:36) |
10.当時、劇場でみました。見たのは昔だけでど、鮮明に覚えてます。すごくよかった。文学的。主要3人のキャストも良い。音楽も素敵です。サントラ持ってます。 【upupu】さん 9点(2002-11-18 12:49:30) |
9.文句なく傑作です。ロクサーヌも美しい。ドパルデューは名優(怪優? よくあんなに複雑で長い韻文の台詞を覚えられるものだ!)。エドモン・ロスタンによる文学自体が好きですが、忠実だし、一生知らずに過ごしたら人生の価値が10%25は減じる名画。切なく美しいロマン。 |
8.「街の灯」の最後の場面と重なりました。チャップリンは一人二役だけど。 【ひらなお】さん 8点(2002-10-20 01:27:29) |
7.シラノはカッコよいです。フランス語わからないけど、シラノの語りが音楽のようで素敵。大好きな一品。 【鯛茶漬け】さん 10点(2002-05-31 19:29:06) |
6.原作大好きなので、原作に忠実かつスケール大きく作られてて満足でした。ロクサーヌもかわいいしね。歴史大作ものとしてはかなりいい線いってるんではないでしょうか。 【Qtaro】さん 9点(2002-04-15 01:28:26) |
5. 話す言葉がことごとく詩となって彼の口からは流れ出る。不遇の人生にありながら、心意気だけは誰にも負けぬことを誇りとするシラノドベルジュラック。俺は人の役に立つばかりで、いいところはみんな人に与えてきた。「セテトワ、セテトワ(あなただったのね、あなただったのね)あの手紙を、あの愛の言葉を私にくれたのは」ロクサーヌに愛され、抱かれながら死んでいったシラノは幸福者だ。フランス語が聞けたらその価値が何倍にも違ってくる映画だろう。 |