★6.アウシュビッツ収容所という世界最悪の場所が物凄くエグく描かれてて人権なんかありゃしなうという雰囲気が怖すぎです。セリフが少ないので収容所がどんなところなのかということがよく分かりました。シワの増えるまえのウィレム・デフォーの顔の怖さが妙に合ってたので実話の映画化なのに出来すぎ。今までアウシュビッツがどんなところだったのかというのをテレビとかでしか見たことなかったけどこの映画を見て普通に寒気がしたよ。 |
5.《ネタバレ》 この作品はビデオで観た記憶がある。「生きてこそ」の隣に置いてあってウィレム・デフォーが出演ということでなんとなくで借りたものでした。そのなんとなくで借りたものにこれほど心に響き寒気がしたものは無い。アウシュビッツ収容所という過酷な状況下において生きなければならないという人々の”想い”が伝わってきました。本作で必要なシーン(残虐な行為)がカットしてあるので多少なりとも脚色してはいいのではと思いました(「夜と霧」エキスを20%ぐらい注入したら多分最高な作品に仕上がったと思います)私はこの作品を観終わったあとすぐにバケットを買いに行き涙を流して食べた記憶があります。これほどパンの美味しさというより食べ物のありがたみを心で感じる作品は無かったし自分がいかに幸せな状況で生活しているんだなと実感できるものはそうそうに無いと思いました。 【tetsu78】さん 8点(2004-06-30 14:43:14) |
4.全体的に映像が薄暗く、せつなさをひきだたせてた。 【guijiu】さん 8点(2003-12-07 00:01:52) |
3.《ネタバレ》 この映画ほど心が痛み重くのしかかる映画を今まで見た事はおそらくないです。歴史上の事実として知っていたがこれほどまでに過酷なものだったとは。一つの思想が簡単に人を殺してしまう。正直怖いと感じました。それほど個々の役者たちの表情や行動一つ一つにリアルさがあったし、ストーリー自体も過去の出来事を忠実に描こうとし描いてるんじゃないかな。見終わって重い気持ちになった反面自分は幸せだなと思いました。この映画凄いと思いました。点数付けるのもなーと思ったけど何度も感動させられたので10点! 【ピニョン】さん 10点(2003-11-25 04:54:19) |
2.女性収容所での会話とか・・・生きるために醜くなっていってしまうのが悲しい。キレイ事なんか言ってられないのが戦争なんだな…。主人公も、あんなところであれっぽっちの食事だけで戦わされ続けたなんて…。戦争は“普通の人”の良心まで奪ってしまうとこも怖い。 【桃子】さん 5点(2003-09-22 18:57:26) |
1.アウシュビッツ収容所に収容されるボクサーの話。この映画は初めから終わりまで、ユダヤ人がひどい扱いを受ける場面だった。収容所を現実に見たことがないので、実際の状況は知らないけど、この映画では、非常に残酷に描かれていた。たびたび退屈する場面があったが、考えさせられる作品だった。とにかく重い!この映画に描かれていた人間は動物的であり、また非常に人間的に描かれていたように感じた。このような極限に置かれたとき、人間は動物的に見えるのであるが、その反面残された理性というものが人間的にも見えた。死んでいく者と残された者。彼らは、自分や身内の死をどのように捉えているのだろう。運命としてとらえることができるのだろうか。 【けりい】さん 7点(2003-01-18 04:27:09) |