21.《ネタバレ》 さっき観たバーヴァの『呪いの館』で、似た様なシーンが在ったから(また)ちょっと思い出して再見しちゃったのですが、この映画ってやっぱシンプルにかなり「怖い」のですよね。ごく終盤のクライマックスまでは非常にサイレントなホラーで、ソレこそ製作年である1980年以降はめっきり減っていった系統のヤツ…だとも思うのですが、今今に観直しても(逆に)何故こーいうコトになっていってしまったのだろう…と思わざるを得ない、ソコにこそ、今作の(ホラーとしての)技術の高さ・真似の出来なさが凝縮されて居る…とも思うのですよね。何とゆーか、ウギャア!と驚く・慄く・慌てふためく、なんてコトとは真逆の方向性、正にあのジョージ・C・スコットをもが(例のボールの跳ねて来るのを見て)壁まで後ずさったかの如くに一瞬「身動き出来なくなる」という様な重くて冷たい恐怖の一撃が其処彼処に…て感じなのですね。うーん…ホラーを志す者ならば絶対に最初に観ておくべき、と言って好いレベルの傑作だと思います。未見の方は是非。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-02-07 21:31:52) |
20.《ネタバレ》 ポルターガイスト(騒がしい霊)現象を扱ったホラー作品。霊が物を動かしたりするポルターガイスト現象は、実際に体験する身にとっては怖いと思いますが、映像として見ると怖い要素があまりないですよね。ということで、基本、それほど怖くはなく、どちらかというと、現象の原因を探るサスペンスとしての色合いが強いです。その分、不意打ちで襲ってくる、背筋がぞっとするような映像が効果的です。意外にも、静的なホラーの醍醐味をわかってるじゃんと思いました。最後は、嵐のごとく動的です。うーん。これだとやっぱりあまり怖くないですね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-23 19:40:57) |
19.メルヴィン・ダグラス目当ての鑑賞。ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・ディーバ夫妻も出演しているのが嬉しい。 スプラッター臭皆無のオカルトサスペンスはヒタ・・・ヒタ・・・と迫ってくる演出にゾクゾクさせられ通し。怨念が清算されたかのような炎上ショットがもの悲しい。圧巻の対決シーンを初め両名優の硬派な存在感も相まって、味わい深い上質な仕上がりになっている掘り出し物の作品です。 |
★18.《ネタバレ》 CGを使わないでホラー的なグロさも全く使わずに小道具だったりセットだったりで怖さを表現する、今の映画じゃほぼ壊滅的なことをこの映画は見事に表現できているのはほんとにすごい。いやー、ね、イーストウッドの「チェンジリング」のお蔭でこっちの「チェンジリング」の存在が薄まってる感じがしてしゃーないです。幽霊の存在に気付いたジョージ・C・スコットが核心に迫っていくのはいいけど結構幽霊が手助けしてくれてるもんだからあらあらそんな長い間部屋の存在に誰も気付いてくれなかったのん?な感じはしたけど悲壮感漂うメルヴィン・ダグラスの存在感もアレだけど降霊会の時の霊媒師、狂気迫りすぎてもっと凄かった。 |
17.《ネタバレ》 子供の頃、TVのCMで流れたこの映画の予告がトラウマとなり、数年間、お風呂に入る度に怯えていました。ようやく観られて感慨深いです。今の映画に比べて、お金がかかっています。シャイニングもそうだったけど、セットが豪華。 6時になると聞こえるドーンドーンが一番怖かった。 あれだけの手を下せるなら、はじめから手っ取り早くすればよいのにとも思いましたが、自分の遺体もみつけてもらって、メダルもみつけてもらったことで、あの力を手に入れられた・・と解釈しました。でも、替え玉の人は可哀想なような気もしますが・・。 最初に亡くなった主人公の妻と娘が何らかの形でお話に加わるかと思ったけど、何も関わることなく、拍子抜けはしました。 【たぬき野郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-06 22:19:50) |
16.《ネタバレ》 凄く怖い映画が観れるかと期待値大で鑑賞しましたけど、ちょっと期待外れでした。たしかに河に捨てたボールが家の中で転がっていたりする描写もあって見せかたに工夫はあるんですけど、お話しが進むにつれて私が怪談映画で重視している「訳のわからない恐怖」が薄れて行っちゃうのが残念なんです。刑事をあんな凄い技で殺せるなら、この霊なら核心人物をもっと簡単に誅することが出来るでしょうにね。あとジョージ・C・スコット、もうこの主人公が全然霊現象を怖がらないいつものスコットで、それどころか仕事をそっちのけで霊の復讐のヘルプに邁進しちゃいます。やはりこの人は悪魔と闘うエクソシスト見たいな役柄の方がお似合いですね。 どうも海外の怪談には日本と違って“ものの哀しみや哀れ”が希薄なんでどうも性に合わないんです。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-07 23:54:02) |
15.ホラー映画は好きでないのでたくさん見ていないが、これは良作だと思う。子どものボール、メタル、車いすなどたくさんの小道具が出てくるが、それをうまく使って恐怖感を引き出している。目に見えないものが現れたり動いたりする。それが本来のホラーであり、血がとばっと飛び散ったりゾンビが出てきたりするのはただ単に怖がらせているだけで、それとは大きく異なる。静かな中にミステリアスで謎解きに始まる展開が良い。こんなに良い映画なのにDVDがないのは不思議だ。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-01 09:26:56) |
14.《ネタバレ》 静かにジワジワと・・・ 怖いというより物悲しい物語。 主人公は唯でさえ身内の不幸で憐れなのに踏んだり蹴ったりなんだけど、その哀愁漂う演技に引き込まれました。 ある意味、替え玉の人生をおくってきた上院議員も不幸だったなぁ~・・・ 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-04-14 02:45:16) |
13.《ネタバレ》 血がドバーッとかはなく、静かで切ない映画でした。演技と小道具と撮り方だけで十分、上質なホラー映画は出来ることが、この映画を見れば分かります。じんわりと怖いです。ラストでカーマイケル氏があっけなく葬られたのがちょっと納得いかず。じわじわと極限の恐怖を味わわせてほしかったなぁ・・・。でも、良い作品でした。 【すねこすり】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-11 14:56:01) |
12.《ネタバレ》 ストレートな骨格だけで勝負のホラー映画。 特撮技術はなくても、演技や演出できちんと見せてくれる秀作。 車椅子というきわどい道具が途中から効いてきている気がした。 あれが階段上にズンと現れるのは衝撃。 追いかけてくるのはもっと。 交霊会のシーンは印象的。 あの異常な感じの雰囲気がうまい。 目がすごいことになってるい。 DVD化希望 【θ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-09 23:18:56) |
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11.ジョージCスコット、名前は知っていたけれど初めてじっくり見ました。かっこいい人でした。 【はるこり】さん [インターネット(字幕)] 7点(2008-05-23 22:40:14) |
10.《ネタバレ》 うーむ、こわい。評判を聞いてヤフオクで中古のビデオ探して、やっとこさ見ることができた。ネタバラシが早かったから、最後にもう一捻りあるかと思ったけども、そこはあっさりと済まされてしまった。実は、替え玉君が実行犯で父親は横で見てた、とか(悲しさ倍増)。いやー、それにしても怖かった。ジョージ.C.スコットさんもよろしかった。 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-16 05:41:11) |
9.もう今更観ても、目新しくないストーリー、そして特撮も古くさく、ありがちなオカルト映画ですが、しかし、最近観てなぜか結構おもろかった。なんでかわからんけど。とりあえず、まず映像が古臭くてちょっと汚いのがいい。70年代の映像には、オカルトものの香りを漂わせるゴシックな雰囲気がある。キレイな映像でこの感覚は出せない。そして役者。家族を失くして絶望を味わった男の哀愁が主役のおっちゃんからものすごく出てて物語に引き込まれる。家族を失くした男だからこそ、普通なら気持ち悪るがって逃げちゃう心霊現象にどっぷりはまっていき、愛を失くした男だからこそ、その真相に近づけば近づくほど何かをしなくてはいられなくなる、とゆう男の心理状態が、この役者の演技だからこそ、よく理解でき、また過去に悲劇を抱えた男と霊の関わりとゆう状況が非常に味わい深く感じる。そして心霊現象では降霊会のシーンが結構ゾクゾクきました。文字を乱雑に書くうつろな目の霊媒師、そしてその中で答えだけを力強く書き、それを読み上げる助手、このシーンが、なぜかすごくリアルな降霊会に思えて、こっちのテンションを十分引き上げてくれました。怖かったかと言えば、正直そんなにって思えるが、オカルト映画としては、そこそこ楽しめる映画でした。DVD化希望。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-19 16:52:28) |
8.《ネタバレ》 ホラー映画の傑作。女優霊やリング等のホラーを見たときに真っ先に思い浮かんだのが、この”チェンジリング”でした。何故話題にならないのか、不思議です。この映画を見ると今の映画に欠けているものが、一目瞭然の気がします。視覚効果を充実させても、キャスティング(演技)や演出(ストーリー構成も含め)に勝るものはない!…という気がします。登場する人物(脇役も含め)のリアル感と、視覚効果に頼らない演出で恐怖をリアルにしています。階段の上の車椅子を見たときの女優の怖がり方をなど、思わず一緒に息が止まってしまうほどすばらしいです。DVD化して欲しい傑作の一つです。 ちなみに、小生もエンディングの”ヒカシュー”は、頭にきました。 【ても】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-06 00:06:29) (良:1票) |
7.この映画、当時3人で見たのですが、私と1人が「怖かった~」と しみじみつぶやいた時、もう1人は「え?どこが?可哀想だけど 全然怖くなかったよ」と不思議そうな顔をしたのでした。当たり前だけど 同じ映画でも受け止め方がこんなに違うのだな、と驚いた次第です。 私はホント怖かった。ドーン、ドーンの音の正体、車椅子・・・思い出した だけど鳥肌が・・・ってこれカナダ映画だったのか。もう1度見て怖さを 確かめようと思いましたが、レンタルなかったです。残念。(ビデオ) 【なみこ】さん 7点(2004-09-01 22:30:18) |
6.この映画で初めてジョージ・C・スコットという俳優を意識した。だからオイラにとっての彼の魅力は、「堂々とした風貌ながらも悲哀を漂わせる誠実な男」これに尽きる。最初に『パットン大戦車軍団』や『博士の異常な愛情』や『炎の少女チャーリー』に出会わなくて本当によかったと思う。世間での彼の代表作はパットンだろうが、オイラにとっては『チェンジリング』だ。アメリカンなマッチョ男が不幸な運命の子供に溢れんばかりの愛情を注ぐ異色「ハートフルホラー」。そんなジャンルがあるわきゃないが、この映画が語るのはまさにそういう世界だ。『ゾンビ』に駆逐される寸前のホラー界ではこんな事もやれていたんだよね。 【エスねこ】さん 8点(2004-05-01 03:19:59) (良:1票) |
5.今思えば、後に色々なホラー映画にパク・・・引用された感のある映画でした。幽霊屋敷ものであると同時に、その幽霊の元の事件に迫ってゆく展開。近頃よく見る「何かいる」系ホラーの雰囲気は、20年以上前のこの映画で既に描かれていました。この映画のカメラワークによるずーんとした恐怖にはなかなか敵わないでしょうけれど。ジョージ・C・スコットの存在感は、この映画の重厚なトーンを更に深くし、恐怖の奥に隠された悲劇をじんわりと引き出し・・・そしてヒカシューの「パイク」でぶち壊し。『ナイル殺人事件』『ビッグ・ウェンズデー』『ヘラクレス』でも同じメに遭っておりますが、洋画にブチ壊しの歌入れるアーティストと配給会社に天罰が下りますよーに! 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-10 23:02:12) (良:1票) |
4.これはなかなかの佳作でした。謎解きも楽しませながら怖いシーンはきっちり怖く見せる。良質のサスペンスホラーと言って良いんだろうな。怖いシーンと言っても最近の脅かすようなモノではなく、鳥肌の立つような何か感じる怖さがまたいい。そして音も効果的に使われ素晴らしい。コレを観てから十数年になるが、もう一度この作品が観たい今日この頃です。 【カズゥー柔術】さん 8点(2003-12-05 13:11:32) |
3.<この辺まったく妄想の世界です→>バストーニュのアメリカ軍を解放したパットンは、やがて退役してイルカの飼育をはじめる。しかし政府の陰謀でイルカを手放し傷心の彼は、やがて一軒の家を借りることにする。そこでピアノの作曲に専念しようとする彼の前に、少年の霊が現れ、やがて現実の殺人事件と財産乗っ取りの陰謀が明らかになる。事件が解決したあと、彼は11年後に再び悪魔と対決する刑事になっていた(笑)。<←ここまで> 本作はハリウッドばりのCGもなく丁寧な作りで、映像と効果音だけで怖さを演出する古典的な手法ながら、ストーリーもきっちりとしてなかなかの好作品に仕上がっています。夫婦競演も好いね。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-05 00:16:29) (良:1票) |
2.ホラーマンションが舞台のオカルトチックな推理劇。不気味な中にも哀切さが漂うなかなかの小品。当時配給先が日本の曲をエンドロールに使うという不愉快な傾向があって、劇場ではヒカシューの「パイク」が鳴り響きウンザリした。 【mimi】さん 7点(2003-11-23 02:18:36) |