BARに灯ともる頃のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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BARに灯ともる頃

[バールニヒトモルコロ]
Che Ora E?
1989年上映時間:100分
平均点:7.29 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ドラマ
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タイトル情報更新(2019-09-08)【イニシャルK】さん
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監督エットーレ・スコラ
キャストマルチェロ・マストロヤンニ(男優)
マッシモ・トロイージ(男優)
ルー・カステル(男優)
アンヌ・パリロー(女優)
中村正[声優](日本語吹き替え版)
佐古正人(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕(日本語吹き替え版)
石森達幸(日本語吹き替え版)
脚本エットーレ・スコラ
音楽アルマンド・トロヴァヨーリ
撮影ルチアーノ・トヴォリ
製作ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ
衣装ガブリエラ・ペスクッチ
字幕翻訳清水馨(字幕翻訳)
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7.《ネタバレ》 どこにでもある、離れて住みしばらく会っていない息子に会いにいくと父親の風景。定点カメラを多用しているで二人の会話の時間は間の取り方がすごくうまいし何を話していいのかわからずとにかくなにか話そうとしてごにょごにょになっていくさまも見事。地味だけども何気ない風景の中にも親子の絆、確執的なものがあっても昔からやってることは自然と出ちゃうもんだしそういうのを見てるとやっぱり父親と話すっていいなーって気分になっちゃいます。ふたりの微妙な気まずさが絶妙な感じがハリウッド映画じゃ表現できないだろなー。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-10 00:44:59)
6.父親にとってはいつまで経っても子供は子供のままであり、それが息子となれば、尚更のこと、永遠に可愛いものであったりする。また息子にとっての父親の存在の大きさというものを離れて暮らすことで今まで気が付かなかったものが見えてくるとしいうような何かこれは男と男、つまり男同士の関係は母親と娘に置き換えてみても同じようなものであったり、離れていてもどこかで繋がっているんだというのがこの映画を観ると感じずにはいられない。あれほど息子を子供のように可愛がり、だからこそ信じあうものが生まれてくる中で息子には息子としての事情があって、父親の存在が時に邪魔くさく思えてならなかったりと人間はそういう生きものであるとばかりに色々と考えさせられる映画でもある。こういう映画を観るとイタリア映画はアメリカ映画にはない上手さ、家族を描くことに力を注ぐことに関してはどこか日本映画的な香りを感じる国、それがイタリアという気がします。
青観さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-02 22:44:38)
5.《ネタバレ》 普段は離れて暮らす父と息子の久々の再会の一日を描いた作品。いつまでも子離れできない父親。いつの間にか父が思っている以上に大人になってしまった息子。次第に父の知らない息子の姿が垣間見える・・・。子離れできない父の空気の読めない親バカぶりが観ていて切なく、そして可笑しい。そんな父をコミカルに演じるマルチェロ・マストロヤンニが絶品の素晴らしい演技を見せてくれます。そんな名優が演じる父と見事な掛け合いを見せてくれる、若くしてこの世を去ったのがあまりにも惜しい息子役のマッシモ・トロイージも実にいい演技を見せてくれます。作中何度か登場する懐中時計がいいですね。祖父から父に受け継がれ、今息子がそれをプレゼントされる。いずれ息子も結婚して子供ができるだろう。さらにこの懐中時計は引き継がれていくのでしょう。この邦題も悪くは無いのですがやっぱり原題(「今、何時?」)の方が良かったかな。そんな親子の絆、家族のつながりを監督・脚本のエットーレ・スコラが心温まる語り口で見せてくれるちょっぴりほろ苦くもいいお話。その懐中時計を使ったラストシーンも素晴らしい。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-21 23:29:03)
4.BARがタイトルに入っている映画を借りて、今度は当たりだった。成人してはいるものの、数年にわたる田舎漁港近くの軍役でモラトリアム生活を続けている息子と、ローマに住むやり手の弁護士として、キャリア的にも、金銭的にも成功しているらしい父親との間で繰り広げられる小品。父親は、自分が成功しているだけに、息子がくすぶっているようにみえるのが、歯がゆく、心配でしょうがない。そこで単身、息子の様子を見に、朝方兵舎の前に予告無く現れる。急に押しかけられた息子の側はいい迷惑だと思いながらも、実の親なので帰ってくれというわけにもいかず、一日相手をする、というストーリー。父親は親バカ丸出しで、息子に様々なプレゼントを用意していたのだが、ちゃらんぽらんな生活をしていると思っていた息子が、どういう贈り物ならいらなくて、どういう贈り物なら喜んでもらうのかの基準が結構しっかりしているので、好感が持てる。息子の彼女の家にまで行って、父親が彼女と二人だけになったときに発する質問が最高にお茶目で、かつ、涙は出ないけど泣ける。イタリア人らしく、父子の会話はジェスチャーを交え途切れることなく続き、日本人の私からするとよくもそんなにしゃべることがあるなと思うくらいなのだが、それだけに、最後に列車の客室で二人が言葉少なに正対する場面が印象的。そのときに、通路側の窓越しに交差する列車を見せてその音を聞かせているのが、お互いを初めて心から認め合った瞬間と重なり、堪らなくいい演出だと感じた。
南浦和で笑う三波さん 8点(2005-02-23 14:14:13)
3.マッシモ・トロイージとマルチェロ。地味~な映画なのに、なにげにしぶい幻の共演です。親子には見えないけど。これは私事ですが、子供のころから家族と食事したりする団欒の時間にふっと感じたなにかせつない気持ち、これは何だろうとずーっと思っていたのだけど、いつか自分が別の世界を持ち、別の家庭を持っていく寂しさと期待の入り交じった感情だったのかな、と思いました。そんな言葉に言い表わしにくい微妙な気持ちを異国の人が描いているようで、静かに感動したのでした。
ETNAさん 7点(2004-03-10 17:13:57)
2.何が起こるわけでもなく親子の確執が淡々と語られていてどこか物悲しい感じがしました。イタリアとてあっかるいばかりではないんですね。主人公の2人、とてもいい俳優ですね。今はもうこの世にいないなんて残念です。しっとりとした気分になりたい人にはお薦めします。
Jadeさん 7点(2003-01-18 22:41:02)
1.内容としては素朴だけど、親子のやり取りの様子がとてもよい。
びでおやさん 7点(2000-05-04 02:43:22)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.29点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7571.43%
8228.57%
900.00%
1000.00%

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