プルガサリ/伝説の大怪獣のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 フ行
 > プルガサリ/伝説の大怪獣の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

プルガサリ/伝説の大怪獣

[プルサガリデンセツノダイカイジュウ]
Pulgasari
1985年朝鮮
平均点:5.74 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
ドラマSFファンタジー時代劇特撮ものモンスター映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督シン・サンオク
ならはしみき(日本語吹き替え版)
石森達幸(日本語吹き替え版)
沢木郁也(日本語吹き替え版)
宮田浩徳(日本語吹き替え版)
細井治(日本語吹き替え版)
高木渉(日本語吹き替え版)
特撮中野昭慶(協力特撮監督【ノンクレジット】)
久米攻(特殊効果【ノンクレジット】)
字幕翻訳根本理恵
スーツアクター薩摩剣八郎プルガサリ(ノンクレジット)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
23.《ネタバレ》 まずオープニングで、この国定番の千里馬と白頭山が映るので期待が高まる。
プルガサリというのは伝説上の怪物とのことで、この映画としても時代劇になっている。登場人物が怪獣のことを「トッケビ」と言った(ように聞こえた)り、「ムーダン」に除霊を依頼していたりするのは、けっこう伝統的な感覚を生かした感じである。これを現代劇にして、人民軍の旧式戦闘機や貧弱な潜水艦が出動して怪獣を攻撃するというのも面白かったろうが、いくら怪獣映画でも現体制下の国家を破壊させるわけにはいかないだろうから、時代劇以外にはありえなかったのかも知れない。 

また特撮映画としては日本人のスタッフが作っているので日本並みの水準だが、城の楼閣とか宮殿建築が非常に細かく作ってあるので破壊場面は見ごたえがある。怪獣の着ぐるみはスマートともいえないが硬質感があり、多少の攻撃など難なく跳ね返しそうな感じが出ていて頼もしい一方、顔に表情を付けられるようになっているのは芸が細かい。幼獣時代の動きがユーモラスなのは日本でいえばミニラかと思ったが、実際に中の人もミニラと同じだったらしい。劇中では一見間抜けな官軍側もいろいろ工夫して健闘していたようだが、特に新兵器「獅子砲」「将軍砲」のデザインはユニークで面白かった。 

ところでストーリーとしては、よくこの国でこんなものを作ったものだと思うような皮肉含みのお話になっている。序盤から民衆の再生産が危うくなるほどの苛斂誅求をしていること自体、今も昔も大して変わらないと思わせるのは問題だろうが、平和になった後は圧政を覆した力そのものが民衆を圧迫する要因になるというのも、軍事が全てに優先する国家ではかなり強烈な体制批判のように思われる。さらに日頃から徹底的に自国本位なこの国で、なんと“世界平和のために”ヒロインが犠牲になるというのは思いもよらない展開で、これはもう絶賛に値する。こういうものをあえて作った制作者の気骨ある態度には感じ入ってしまった。 

そのようなことで全く意外にも、かなり面白く見られる映画なのだった。これはやられたという感がある。 
なお劇中に実写の王宮が出るので、高麗時代の王都だった開城にこういう遺跡が残っているのかと思ったところ、実際は北京の故宮で撮ったとのことだった。なるほどあまりに立派すぎる。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-13 14:44:09)
22.《ネタバレ》 日本の技術協力を借りて北朝鮮が作った「大魔神」風怪獣映画ですがスケールがハンパねぇ。北朝鮮だからと甘く見てかかった自分がバカでひた、なんじゃこりゃぁぁああああ!!!!!な感じで普通に面白い(笑)ものすんげえ都合がよすぎてネタでもこんな脚本思いつかねーよと思ってしまうところが所々ありますけどこのスケールはほんとハンパねぇ。普通の怪獣映画なのに人間の都合不都合で振り回されるプルガサリがよく表現されてるし王や皇帝がどんだけ権力を持ってるかというのもよく表現されてるのでこれを一概にただの怪獣映画だと評価するのは大きな間違いですね。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-25 12:16:42)
21.だまされた!
これB級映画を装ったちゃんとした怪獣映画じゃないか!!


拉致された監督が作った。後に亡命したから本国で上映が禁止されたらしい歴史上価値のある?映画。
将軍様の映画好きからか、監督は韓国の巨匠(らしい)、お金は使い放題、日本からゴジラスタッフもお手伝い、おまけにエキストラとして軍一万人投入とあって大作の怪獣映画となっている。
 
ドラマにも重きをおいて、真面目な作風とあって、怪獣映画としてはつっこみどころなんて無いに等しい。
 
途中で気づいてはっとした。僕は、怪獣映画よりもB級映画が観たかったんだ…。
 
怪獣映画にB級感を求める人には不向き。
純粋に怪獣映画が好きな人には◎。

 
見終わったあと、DVDの待受の声を聞いて、反射的に少しもの悲しい声でプルガサリヤー…と言ってみた。結構上手に言えて満足した。
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-26 15:04:53)(良:2票)
20.《ネタバレ》 ネットで散々おもちゃにされてる作品なんで、全然真面目に観る気がなく笑い飛ばしながら観てやろうと思っていたのですが、これがなかなかどうして傑作じゃないですか。
オープニングのなんでこの曲?って言いたくなるような微妙なシンセサイザーから始まり、全編オリジナリティにあふれていました(まぁ大魔神に似ているといえば似ていますが)。
圧政に苦しむ民衆のリアルさ、大袈裟なセリフ、朝鮮独特の美術から、金正日が企画したにもかかわらず体制批判が読み取れてしまう皮肉なストーリー。
オリジナリティって観点からするとこの映画10点モノですよ(チープなところが多かったのと肝心のプルガサリに魅力を感じられなかったのでこの点数です)。
世界から孤立した独裁政権下だからこそ生まれた稀有な傑作です。
ネットの情報を鵜呑みにせずに色眼鏡を外して見てください。
ここまで褒めちぎりましたが私は工作員ではないですよ。
CBパークビューさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-02 08:52:31)(良:2票)
19.《ネタバレ》 妻投稿■うちの旦那は北朝鮮とゴジラが大好き(いつもマンセーマンセーと遊んでいる)。そんな旦那が興奮しながら見つけてきたこの作品を、図書館で視聴(こういうのが日本の茨城県某町の図書館にある事が凄い)。■で、内容なんだけどゴジラ良作作品の真骨頂である「人間対怪獣の戦い」が凄く面白い。多分この分野でワクワクしたのはモスラ対ゴジラくらいだと思う。しかも中世朝鮮の軍隊であの手この手の方法でプルガザリを圧倒するファン将軍。結構出来る防衛軍隊長だ・・。ゴジラvsデストロイア状態で海に飛び込んで兵士が蒸し焼きになったり、にっくき皇帝を踏みつぶしたりと、火は吹かないけど怪獣の方も負けてはおらず、まさに死闘だけれども、最後に怪獣を倒したのが怪獣の生みの親である女の子の生贄というのが、凄く良くできている。■突っ込みどころもあるけれど、本当に素直に名怪獣映画を見せてもらったと思う。そもそも怪獣が現実世界に現れないのは、その大きさゆえに地球環境や人間と共存しえない為。何かの間違いで生まれてしまった怪獣は圧倒的な破壊の象徴であると同時に悲劇の存在なんじゃないかと思う。その「人間とは相いれない地球生物は絶滅しなくてはいけない」という理不尽さという形で怪獣の本質的な存在性をしっかり表現する怪獣映画、多分平成時代(この映画が作られた1985年は平成ゴジラ第一作の年)には作られていない■これ政治色あるのかないのか議論があるけど、これ実は監督が密かに金親子独裁体制を非難するために作ったんじゃないかと思う。監督は韓国の人らしいし。金正日はそれに気づいていたかはわからないけど、彼はゴジラ映画を自分で作るのに熱中していたんだと思う。まあ、それだけ幼稚な為政者ってことかな(それを利用するうちらも含めて)。
はち-ご=さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-22 23:30:01)
18.プルガサリの中の方に、劇場で握手してもらったり著書にサインしていただいた。
ゴジラが好きで少しだけゴジラの話をいろいろしてもらった。
気さくな方だった。

超満員の小さな劇場で脇の階段通路に敷物が敷かれ、そこに座って観た。
意外としっかりした作りで、さらに映像の色や絵作りまできちんと昭和怪獣映画しているあたりに結構感激した覚えがある。

製品として政治的なところとか、いろいろそれは違うんじゃないかとか、それは悪いことなんじゃないのか?という部分にこの映画とは違うところで引っかかりを感じるが、作った人たちは結構な思いがあったに違いない作品だった。
だから正直におもしろかったといってしまいたい。
黒猫クックさん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-01 16:12:46)
17.北朝鮮の映画というだけで興味津々でした。「プルガサリヤー・・・」という声がいまも耳について離れません。そうとうなお金がかかっています。この映画を作った人たちはまずまず成功ってことで十分に報償されたことと思います。北朝鮮ではこれ以外にはどんな映画が作られているのでしょう。とても気になります。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-18 07:04:17)
16.これの対抗として言われるのが、韓国のヨンガリだけど、正直出来はこっちの方がちゃんとしてました。てゆーか、今こそあの国には必要だろ、プルガサリが。向こうの偉いサンがこれ絶賛したらしいけど、あなたが倒される映画だぞ、これ。てか、これ観て人の苦しみ理解できないのって、どーゆう脳の構造してるんだろ。わかんない。あ、そうか、いま、こいつがいるから、日本で鉄クズ集めてるの?てゆーう、怖い冗談はさておき、手のひらサイズのプルガサリの特撮部分や、大軍のバックに悠然とあるいてるこいつの姿は、結構いい感じです。しかも、映画の後半部分は、この怪獣と政府軍の戦いで、一方的に政府がやられちゃうと思いきや、結構、色々な作戦で、怪獣を逆においつめたりして、展開に工夫があり、それなりに楽しめちゃいました。テンポがよくてサクサク話が進んじゃうのも良いです。怪獣、出し惜しみしないとこもいい。早めに登場しますし。怪獣の造詣もキグルミとして悪くない出来。目がいいです。血走ってて。狂った牛みたいな感じで。最後のオチもなんだか、物悲しくて哀愁ありました。意外とまともな倫理観なのもびっくりです。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-15 03:18:18)
15.《ネタバレ》 金成日の趣味で無理矢理に製作された経緯からもっとショボい出来を覚悟していましたが、日本(東宝)の特撮への全面協力もあって案外マトモな出来でした。大映「大魔神」との類似性を指摘するコメントもいくつか見受けられますけど、こっちは終始プルガサリが農民側になついており、怪獣としての恐さがあまりイヤかなり減退しました。着ぐるみはガバラとミニラを足して2で割った感じで目がクリクリ円ら過ぎて正直今イチ。
へちょちょさん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-06 22:03:49)
14.《ネタバレ》 北朝鮮の映画というだけで、怪獣映画と言えど「プロバガンダ臭」のするコテコテでイビツな作品なんじゃねぇ?と危惧しながら観ていましたが、それなりに楽しめてしまった。橋本真也似の主人公がチョイ濃い目のメイクで頑張っている姿にも楽しめた.
プルガサリの造形の秀逸さや特撮の細部にわたったこだわりも素晴らしく、怪獣映画の水準も程なくクリア出来ていたと思う。特有の勧善懲悪さも、充分な達成感。突飛とも言える怪獣誕生シーンや鉄火状態なプルガサリ、珍妙女祈祷師集団、ガキの使い状態な軍隊&将軍様等、諸々の何でもアリ感は、馬鹿馬鹿し過ぎて笑っちゃいましたが。しかしラストシーンには権力者、民衆、そしてなにより人間そのもののエゴによる悲哀すら感じる。民衆が飢え権力者が肥えるという図式は、生憎ながら過去の侵略国に対するメッセージというより現在の北朝鮮に対する遅すぎる警鐘とも、言えますが。…あぁ、蛇足ながら「ウルトラマンタロウ」に出てきたモットクレロンっていうビタミンで大きくなる怪獣を思い出してしまったのは、私だけかの?
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-04 03:06:50)
13.《ネタバレ》 これってある意味思い切り反日映画なのかもしれませんね。一度山にこもった後、再び戻ったプルガサリが民衆を率いて圧政に立ち向かう展開は金日成の逸話そのものだし、最後に倒される王を包む白いカーテンが赤い血に染まっていくシーンはモロに日の丸を意味しているのでしょう。だからこそあのラストが誰かさんの逆鱗に触れ、長い間封印されたのかも。
とかげ12号さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-05 21:04:50)
12.膨大な数のエキストラにとにかく圧倒されっぱなし。プルガサリの造形も秀逸。へっぽこなCGで重量感が皆無だった韓国産怪獣映画「怪獣大決戦ヤンガリー」と比べても、こっちの方がよっぽど良く出来ている。
終末婚さん 6点(2004-10-19 23:09:27)
11.映画好きなキム・ジョンイルが北朝鮮の民話だっけ?を映画化!というか撮らせた映画。
簡単に言ってしまえば、北朝鮮版「大魔神」なんですけどね、これ。でも「大魔神」のように最後に怒って悪い奴をまとめて片付けるってわけではなくて、序盤からプルガサリは登場して劇中かなりの露出度なんで怪獣ファンにはウハウハです。序盤のプルガサリって手のひらサイズで可愛いんですよね。で、鉄食って徐々にでかくなる訳ですが、人間サイズ位まではかなり可愛いです。後半はゴジラサイズで大暴れ。この時代に、このデカさでプルガサリ暴れたら、あっという間にけりは付きそうですが以外に苦戦、悪い奴らもいろいろ作戦考えてなかなかけりがつきません。途中やや人間の勝手でプルガサリかなり農民にこき使われますし、最後も人間の都合でちょっぴりかわいそうなプルガサリでした。
カズゥー柔術さん 6点(2004-08-30 12:37:14)
10.ご存じ北朝鮮初の怪獣映画。もし北朝鮮からまたプルガサリが発見されたら、鉄を喰うという食性だけで周辺諸国は大パニックになるはず。きっとノドンやテポドンよりコワいぞ。
シェリー・ジェリーさん 5点(2004-08-29 18:53:16)(笑:1票)
9.初めて買ったDVDは『青の6号』と『プルガサリ』でした。今思えばこの2本うまくバランス取れてるな、色々な意味で(笑)。しっかし、北朝鮮は何考えてこんな企画を通したんだろう…しかも日本の特撮スタッフまで招いて…でも高得点つけておくよ。『大魔神』と共に「こうあってほしい怪獣映画」の代表格。やっぱり怪獣ってのは悪い奴を踏んづけるのが仕事だよ。スカッとする。心温まる。で、最後は泣ける。
エスねこさん [DVD(字幕)] 8点(2004-05-27 23:18:25)(笑:1票)
8.噂の北朝鮮モノ特撮映画という事で色々な意味で期待して観ました。予想よりちゃんと作ってあってそれなりに面白かったです。特撮が嫌いじゃない方は一度は観ておくとよいかも…。
ゆうしゃさん 5点(2004-03-10 13:08:07)
7.《ネタバレ》 いやあ、北朝鮮の映画ですが、なかなか面白いですよ。テレビでやっているのを2回観たんですが、「大魔神」を連想させるような怪獣”プルガサリ”が小さい頃があって可愛いんですよね(笑)。それが鉄を食べて巨大化して暴れ出し、美女の涙で・・・というお決まりのパターンですが、なかなか感動できます。劇中の人員は北朝鮮軍を大動員して撮影したそうですが、やっぱり独裁国家は違うね(苦笑)。ゴジラで皆さんご存じの薩摩剣八朗さんが中身を演じています。
オオカミさん 7点(2003-11-20 14:48:36)
6.つい、ビデオのパッケージにつられて見てしまった(笑)。怪獣そのものは見ての通りゴジラに似ていますね。しかし、ストーリーは勧善懲悪、民話調で「巨人ゴーレム」や「大魔神」に近いかな。しかも人間側の都合通りにはいかない、という教訓めいたオチ付きでタッブリと余韻も残してくれた。(情感に訴えた演出でラストはかなりなものです)  ちびプルガサリはホントかわいかった。
光りやまねこさん 6点(2003-05-31 13:09:38)
5.北朝鮮映画だけど、特撮はゴジラのスタッフに手によるのであなどれません。プルガサリこと薩摩剣八郎氏の熱演が素晴らしい。
鱗歌さん 4点(2003-05-11 13:02:49)
4.この映画って60年代の物かと思ったら、85年の映画なんすね。
宮もっちドラゴンさん 0点(2003-02-26 17:01:12)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 5.74点
014.35%
100.00%
200.00%
314.35%
414.35%
5521.74%
6834.78%
7417.39%
8313.04%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS