★16.《ネタバレ》 ん~、なかなか爽やかでステキな青春映画ではありませんか。MTVが関わってるっていうから、もっとカチャカチャした感じの、いかにもイマドキのティーン向けって感じかと思ってたら、意外にちゃんと“映画”してましたねー。アメリカのマッチョイズムに対する皮肉を込めた、「ナーズの復讐」と同系統の話だけど、あっちほどおちゃらけてないし。ラスト、ヒロイン(?)とボールを打ち合うところなんて、まるで成瀬巳喜男の「驟雨」のラストシーンみたい(ってのはいくらなんでも褒め過ぎか)。クライマックスのダンスシーンは、もうちょっと良い見せ方があったんじゃないかなーとか、エンドロールの後のアレはちょっと長いんじゃないかなーとか、ちょっと気になったけど、でもこの「アメリカ版山本敦弘」みたいな新人監督さん、これからの作品が楽しみ。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-16 20:22:22) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 なんだこれわ(笑)。映画には感動を求めている僕には笑撃的でした。美男美女ではなく、オタクやエキストラに焦点を当てるとこんな面白い映画になるんだぁ。美男美女が題材だと、センスの良さ、人柄の良さ、時にはとげとげしさ、話が膨らむ。しかし、それとは母集団がちがう人間を取り扱うと、宇宙人に会ったかのような衝撃を受ける(宇宙人に会ったことはないがな)。アメリカ人に対するイメージって様々ですが、日本の高校生と比べると私服のセンスがシンプルだけど、友人関係が社交的なところとか、何よりも個性的なところに憧れを感じます。そんな社会でもオタクは異端視されるわけですが、この映画は偏見とされるその個性を”改善”するような無粋なオチを良しとせず、最後のデビーとの戯れを観ても思うに、みんなじゃなくても、誰か1人でも認めてくれればいいんじゃないの?という姿勢が感じられます。そこにどことなく人間への讃美を感じ、アメリカ人を身近に感じてしまいます。登場人物がゆるくて、とにかくゆるくて、魅力的です。草尾毅さんのムダに力強い吹替も面白い。なぜか全員ハッピーエンドになるのも◎です。一番の見所は最後のジャミロクワイの曲でのダンスでしょう。何であんなに上手いんだよ(笑) |
14.「ナポレオン・ダイナマイツ」この映画史上最強とも言える名前。日本で言えば「爆裂信長」君とでも例えられるのでしょうか?(^^;)さて、この映画、実に淡々と進むのです。ウダウダとしている主人公やその家族、友人たち、驚くくらい何もないアイダホに、どうやってこの物語を収拾するのかとても居心地悪く感じますが、最後にキレイにまとめて、最高の爽快感だけを残してくれる素敵な映画です。いやはや映画大国アメリカの底辺の広さを感じさせる映画とも思えます。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-16 13:25:40) (笑:1票) |
13.ナポレオンのとぼけた表情。何をするのか予測不可能!期待通りに笑わせてくれます。しかし、アメリカ映画の学園もののラストシーンはどうして同じようなものばかりなんだろう。。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-30 13:50:15) |
12.まずいです。めちゃくちゃ面白いです。何度観ても飽きません。初見では、淡々と進む展開に少々戸惑いましたが、このテンポに慣れると抜け出せません。とにかく、主要キャラが良すぎます。彼らの一挙手一投足に釘付けです。大爆笑ではないのですが、ツボをビシビシ突かれるような笑いです。そしてクライマックスでの感動。クラスのみんなからは下に見られてしまう、変な奴だとレッテルを貼られている(実際そうだけど)ナポレオン。そんな彼がラストで見せるきらめき!イケてるとかイケてないとか、そんな判断基準はおかしい。勝手に決めるなと言いたい。たぶん、これからもナポレオンは変な奴だと思われ続けるだろうけど、「でも、あいつは凄えよ」と少しだけみんなの見方は変わったはず。ナポレオンも、ペドロも、デビーも、キップも、リコ叔父さんもみんな前向きに(リコ叔父さんは違った)生きている。不器用な生き方でも素晴らしい。鑑賞後の清々しさを味わいたくて、また観てしまう、そんな作品です。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-15 03:14:17) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 これは自分の学生時代を見ているようで笑いっぱなしでした。人望もないのに生徒会長に立候補してしまったり、それがなんと声帯模写が受けたというだけで当選してしまったり、好きな女子の似顔絵を描いていやな顔をされたり、ひょっとして自分の学生時代を見てたのかと電波なことを考えてしまうほどで、ほろ苦い気持ちになった。農業のコンテストで優勝したり?それともあれは参加者全員がもらえるメダルなのか。とにかく好成績であったことは確からしい。それって結構すごいことじゃないか。でもそんなメダルは誰も気にもとめない。ひょっとして農業を馬鹿にするなというメッセージか?。しかも荒馬を2ヶ月で調教してしまうとはすごいじゃないか。こいつらただの馬鹿じゃない。私なんかよりよほどできるやつらという点では決定的に違うので現実に引き戻された。 淡々とした日常をリアルに描いているように見せながら、退屈させないための誇張も不自然にならずすんなりと受け入れられる。よく練り上げられた映画だと思う。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-31 10:46:21) (良:1票)(笑:1票) |
10.ゆるーーーい、コメディ映画。 アメリカ特有のドタバタコメディと違って麻薬話や下ネタ話が出てこないところが 好きです。 【法子】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-14 01:41:42) (良:1票) |
9.本当にこんな人いるいる!!!ナポレオンってゆう名前も最高!でも笑いのツボが分からなかったぁ・・・。 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-08 15:24:00) |
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8.最高。まったりした独特の雰囲気。いつのまにか、この世界に入り込んでしまう。キャラの個性が立っていて、見終わるまでになんとなく全員好きになる。ユルくて、爆笑するような映画じゃないけど、なぜか、何回も繰り返し見たくなるから不思議。この監督はまだ25歳。いいね。こういう映画がアメリカでヒットするとは、アメリカもまだ捨てたものじゃないかもしれない。しかし、散々言われてるだろうが、この邦題はヒドい。主人公の名前なんだから原題のままでいいのに。どうしても邦題つけたいなら「ナポレオン・ダイナマイト」のあとに四字熟語をくっつけるくらいにしてください。 【Vanilla】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-02-28 17:17:00) (良:2票) |
7.思ったより笑えたし、なんとなく気持ちがなごんだ。変に作られていないところが最高。 【Gene】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-12 13:15:27) |
【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-08 17:26:49) |
5.いるいる、こんな人(笑)。普通の青春ドラマでは間違ってもスポットライトの当たることがないオタクくん。でもあえてスポットライトを当ててみたら、意外と面白かったというのがこの映画。口を開きっぱなし、分厚いメガネに天パ、いつも変なTシャツを着用し(やはり裾はジーパンに入りっぱなし)、ここぞというときの服をファッションセンターしまむら(みたいな店)で購入する。いちいち言動がずれている感じが、非常にリアルだ。おそらく身の回りを捜してみれば主人公を髣髴とさせる人物が必ずいるはず。ゆるーい話なのに、ナポレオンの挙動不審ぶりが面白くてついつい夢中になってしまう。どうみても冴えないのに、いつのまにか愛すべきキャラクターとしか思えなくなっているのである。例のダンスシーンは超クール!! 文句なしに最高だった(ある意味本気)。オタクの人生にもそれなりのドラマがあり、それなりの喜びがあるということを教えてくれた。秋葉原系の人たちをバカにするような人間こそ、観るべきかもしれない。 【おまけ】本作最大の欠点は、邦題だろう。流行作品に題名を似せるだけで大して売り上げが増加するのかがまず疑問であり、むしろ一部の映画好きによって語り継がれていくような良作を埋もれさせてしまう危険すらある。変な邦題をつけたり、作品の方向性を歪めて宣伝したりするのは、短期的な視点で見ればいくらかは利益があるのだろうが長期的にはけっして得にならない。何より詐欺まがいの方法を使ってでも小金を掠め取ろうとする姿勢が、あまりにもあさましい。客に対しても作品に対しても、敬意がない。いつから配給会社はけちな詐欺師に成り下がったのだろうか? いい加減にして欲しい。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-03 03:48:54) (良:2票) |
4.アメリカにもオタク文化はあるんだなと納得してしまった。見てるといろんな意味で寒くなってくる救いようが無い映画。正直劇場じゃ見たくない。いや、見た時点で俺もナポレオン・ダイナマイトになる素質は十分なんだけどさ。あの声、あの話方で搾り出すように汚い言葉を吐く微笑ましい姿がこの作品を象徴している。その気になりさえすれば他の連中と大して変わらないんだ 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-25 07:52:56) |
3.《ネタバレ》 みなさんご指摘の通り、邦題にまず大減点。本当にひどいな、この邦題決めた奴らは。あと最初、バスの中でフィギュア(つうかソフビ人形?)に糸つけて外にほっぽり出した時点で自分の中で名作決定。のはずだったのに、それ以降主人公がそんなにオタクっぽくなかったのがチト残念でした。でも全体的なゆる~い展開、立ちすぎてる脇キャラ(陽気じゃないメキシカン、置物みたいなペドロ最高!)。ゆるいなりにも、しっかりできてる起承転結は十分映画として楽しめる。「人生を不器用に生きている人」を主題にしながらも、彼らを下に見ることなく親しみやすく描いているのが鑑賞後の爽快感につながっているんだろうなぁ。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-06 20:47:07) (良:1票)(笑:2票) |
2.この作品に「バス男」なんてタイトルを付けたヤツはドコのドイツぢゃぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!みんなの愛すべきナポレオン・ダイナマイトなのに、粗末に扱いやがって!!!!!!というわけでこの作品、「電車男」とは全く関係ありません。アメリカの片田舎に住む、髪ボサ、シャツイン、出っ歯でメガネのナポレオン・ダイナマイトのお話。アメリカでは口コミで人気が広がり、ナポレオンが大ブーム。ナポレオンの凄さはとにかく観てチェックしてくれ!!エンディングはエンドロール終了後までしっかり観るように! 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-05 07:58:28) (良:1票) |
1.最近私が観たアメリカンコメディの中でも最高傑作です!ナードな高校生のナポレオンが巻き起こすナードな毎日。たまりません。絶妙にゆるい演技を見せてくれる主役の彼と、強烈なキャラクターばかりの脇役たち。ストーリーや登場人物に加えて、映像の古めかしいモダンさ。家や学校が引きの固定カメラでずっしりと捉えられているシーンは涙ものです。アメリカ人にこんな笑いのセンスが隠されていたなんて!と観た方は脱帽されることでしょう。それから、「バス男」というタイトルは全く内容とは関係ありませんので。原題は主人公の名前そのままの「ナポレオン・ダイナマイト」です。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-29 16:57:38) (良:1票) |