16.《ネタバレ》 フリーターには胸が締め付けられる様な話です。優秀な音楽一家に生まれたわけでは無いのにずーーっと主人公のボビーの気持ちが痛いほど伝わってきました。親は子供に期待をかけるし子供も親の期待に答えようとしてしまう。もしその期待に答えられずに挫折したら最悪ですよね。きっと絶望に打ちのめされた様な気がするんじゃないかな・・・もしかしたらうまく立ち直る人の方が少ないかも。かといってあのラストは悲し過ぎるような感じがするしその反面一抹の希望すら感じてしまう自分に少し嫌気がさした。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-07-31 01:39:02) |
15.《ネタバレ》 ラスト直前で父親に呟いた「こういう生き方しかできない」行為を、直後のガソリンスタンドでやってしまうとは。唐突なんでビックリしたけどこれが彼の生き方なのでしょう。ジャック・ニコルソン初期の名作だということで期待して観ましたが、ストーリーがダラダラしていてイマイチでした。トラックの上でピアノ弾き出すようなシュールなシーンは好きだったんですけどね。 【ライヒマン】さん 5点(2004-06-19 00:57:38) |
14.特技「しんどくなったら逃げる」な自分にとって、この主人公には共感を覚えた。無論、将来を嘱望されたエリート人生から逃げ出したホビーと、何も嘱望もされてないのに人生から逃げ出しっぱなしの自分では比べようもないが、逃げることが生きることになってしまった人生、という共通項は見出せた。この当時のアメリカって、今とは違った意味で心底疲れてたんだろうな 【永遠】さん 5点(2004-05-25 19:56:16) |
【ケンジ】さん 5点(2004-05-10 16:54:31) |
12.人間に運命なんてあるんだろうかと思う。ジャックニコルソンは全然好きじゃないが、いい演技をしていると思う。禿げ青年の苦悩はすごく伝わってきた。こういうシンプルなピアノ曲って心地よい。ラストシーンはかなり唐突で、唖然とさせられたが、この映画のイメージを決定付ける名場面だと思う。そしてそれが全く受けつけなかった。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2004-03-29 18:29:26) |
11.おいおい、最後そうやって逃げるかい。まあ、可愛いんだけどあそこまでまとわりつかれるとねえ。男は勝手だから逃げ出したくなる気持ちはわからなくはないが。でも逃げはいかんでしょう。逃げは。 【tantan】さん 6点(2004-02-12 23:25:53) |
10.逃避することによって可能性は維持される。目的が無いからこそ、目的を決定する自由がある。そうやって意思決定が遅れると、結局年齢と共に可能性はなくなっていくんだろうけど。 |
9.《ネタバレ》 迷妄と現実を相克しながら、ボビーは彷徨い続ける。子は親をけしては越えてはいけない。崇高なる存在を失うとき純粋な心は脆く頽落していく。節操に峻拒しても思想的煩悶は拭い捨てることはできない。すでに形而上の実存に囚われたボビーには畢竟な生活から逃避することしかできない。 【ぼん】さん 8点(2004-01-14 13:32:18) |
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8.正直この映画のよさが分かりませんでした。ただのわがままな男に見えてしまった。もう少し大人になったら分かるのかもしれませんが・・。5年後に再チャレンジしたいです。 【ジョナサン★】さん 4点(2003-12-24 13:06:52) |
7.《ネタバレ》 「イージー・ライダー」を動とするなら、「ファイブ・イージー・ピーセス」は静である。エリート音楽一家に生まれ、将来を嘱望されながら石油採掘場で肉体労働に従事するボビーは、自由を求めてアメリカ中を旅するキャプテン・アメリカ&ビリーのコンビとは対照的な存在だ。彼らに共通しているものは唯一つ、現実からの逃避。混迷する時代の中で、将来への夢も目的も見失ったアメリカそのものの姿を象徴するかのように、その日暮らしを続けるボビーの日常。逃げることしか生き延びる道を知らないボビーの前に、言葉を失くした父は答える術を持たない。ただ無学であるがために、したたかに明日を生き抜いて行くであろうボビーの恋人レイの無垢な瞳だけがこの映画の救いだろう。ラストシーン、妊娠した恋人からも逃げ出したボビーの帰りを疑いもせず待ちながら、雨のしょぼ降るガソリンスタンドでコーヒーの紙コップをかじり続けるレイの無欲な眼差しこそ、精神の崇高な自由という幻想に追い詰められて行った60年代のアメリカが見落としていた真実そのものなのだ。逃げるアメリカ。汚辱にまみれたその魂の再生を予知するかのように、無知で愚かなレイはボビーが戻るのを待っている。おそらく彼女はその愚鈍さで、たくましく赤ん坊を産み育てて行くだろう。「イージー・ライダー」を編集段階まで監督しながら、ついにクレジットされることのなかった監督ボブ・ラフェルソンが、再びジャック・ニコルソンと組んで作り上げた、この作品はアメリカン・ニューシネマというムーヴメントに対する一つの答えでもある。 【anemone】さん 10点(2003-12-05 00:59:14) |
6. J. ニコルソンという人は、面相が特異なので、主人公のキャラクターに無意識に肉付けしてしまっていることに気付いた.本当は苦悩する以前に簡単に逃げ出してしまう、そして甘い自分を際限なくさらに甘やかすアダルト・チルドレンであるのに.ショパンのプレリュード4番の演奏は不安定で哀しい彼の心象そのものだったと思う. 【シャリファ】さん 7点(2003-09-07 21:50:20) |
★5.うむ、苦い。ただ、アタクシの経験値が足りないためか、もひとつ感動には至りませんでした。でもラストシーンは切なくて、余韻が残りました。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-09-06 18:40:45) |
4.好いてくれる女がありながら下らないプライドが頭をもたげ、後ろめたさを感じつつも無下に扱う。そして覚悟を避けた逃避の繰り返し・・・。エンドマークが出た後もこの男は変わることは出来んのだろう・・・。理想と現実の折り合いがつけられないまま、極めてなし崩しに生きてきた男の蟻地獄。浅はかな自分の心にぐさりと突きつけられた苦い逸品でござる。 【モートルの玉】さん 8点(2003-08-12 22:58:30) (良:1票) |
3.最高でした。ジャック・ニコルソンはほんとにすばらしい俳優です。きっととても賢明な人なのでしょう。 【終わりの始まり】さん 9点(2003-07-17 14:09:53) |
2.自分はニコルソンの最高傑作だと思ってます。疎外感、父親との確執、目標も無くその日暮らしの生活、満たされない人生・・・自分とかぶっている部分が多くボビーが物言わぬ父と会話するシーンではいつも泣けます。 【大トロ】さん 10点(2002-02-13 01:18:28) |
1.アメリカンニューシネマの傑作かつ製作陣が大好きなイージーライダーとほぼ同様と聞いては期待せずにいられなかったのだが・・・。この映画の見どころはどこなんでしょうか?俺にはまったくわかりませんでした。なんか評論家筋には極めて高い評価を得てるみたいなんだけど、話としてはジャック・ニコルソン扮する主人公と妊娠したガールフレンドが久々に実家に帰るというただ、ただそれだけの話でして。ニコルソンと口がきけなくなった親父との会話のシーンに感動せよ、とでもいうのだろうか?ただ、映像はとても美しかったが・・・ 【ダイ】さん 4点(2001-07-02 23:59:40) |