海月姫のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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海月姫

[クラゲヒメ]
Princess Jellyfish
2014年上映時間:126分
平均点:5.00 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-12-27)
ドラマラブストーリーコメディ漫画の映画化
新規登録(2014-11-03)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2022-09-15)【イニシャルK】さん
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監督川村泰祐
キャスト能年玲奈(女優)倉下月海
菅田将暉(男優)鯉渕蔵之介
池脇千鶴(女優)ばんば
太田莉菜(女優)まやや
篠原ともえ(女優)ジジ
長谷川博己(男優)鯉渕修
片瀬那奈(女優)稲荷翔子
速水もこみち(男優)花森よしお
平泉成(男優)鯉淵慶一郎
内野謙太(男優)柏木
中村倫也(男優)熱帯魚店店員
大石吾朗(男優)西園寺さま
浅見れいな(女優)月海の母
出演イ・ビョンホン[俳優](写真)
脚本大野敏哉
川村泰祐
主題歌SEKAI NO OWARI「マーメイドラプソディー」(トイズファクトリー)
撮影福本淳
製作アスミック・エース(映画「海月姫」製作委員会)
講談社(映画「海月姫」製作委員会)
ハピネット・ピクチャーズ(映画「海月姫」製作委員会)
パルコ(映画「海月姫」製作委員会)
制作アスミック・エース
配給アスミック・エース
特撮大屋哲男(テクニカルプロデューサー)
秋山貴彦(CGIスーパーバイザー)
照明市川徳充
あらすじ
男子禁制のレトロな外観のアパート「天水館(あまみずかん)」に住む月海(つきみ・能年玲奈)はある夜、行きつけのペットショップでトラブルを起こし、その前を偶然通りかかった美女に助けてもらう。その美女は、実は近所に邸宅を構える政治家の次男坊・鯉渕蔵之介(菅田将暉)が女装をした姿であった。天水館や月海の事が気に入った蔵之介は、男性であることを一応隠して頻繁に出入りをするようになる。そんな中、土地再開発による天水館取り壊しの危機が訪れる。
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1
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15.菅田将暉に女装をさせようなどと誰が考えたのか
しかも洒落にならないレベルで似合ってて笑う
女装の菅田将暉のインパクトが半端ない

能年玲奈はどうあがいてもナチュラルにカワイイ
天水館の面々もなかなかの役者揃いなのがエグイ

内容はまぁコメディということで
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-08 00:54:32)
14.《ネタバレ》 原作本未読。映画より先にTV版を観ています。…と、この書き出しは『電車男』のレビューのコピペ。そう、視聴率爆死といわれた2018年1月期のフジ月9ドラマ、芳根京子ちゃん主演の連ドラ版を実は鑑賞済みです。ですから必然的にTV版と比較する感想となりますことをお許しください。さて、2時間映画と延べ7時間半のTVドラマとでは、ストーリーの掘り下げや、各キャラクター造形の厚みに差が出るのは当然です。さらに言うなら“先に”TV版を観ているという刷り込み効果も手伝って、私個人の満足度はTV版の方に軍配があがります(ある意味当然です)。そんな中でも映画版の方に、より心が惹かれたのは、やはり能年さん。“清潔感”や“好感度”は流石NHK朝ドラ主演女優と思わせるものでした(芳根さんにも同じことが当てはまりますね)。能年さんの魅力で一定水準の満足感を担保しているのは間違いありません。あとは、三国志おたくのまややでしょうか。TV版は内田理央さんが務めましたが、これがなかなかの怪演で、声の印象度は圧倒的に内田さんが勝ります。ただ、まややが自身のトラウマを乗り越えてファッションショーのモデルを引き受けるに至った重要シーンは、映画版の方が刺さりました。太田莉菜さんが有する“負のエネルギー”が活きたものと思われます。本来、この映画の感想で書くべき事ではありませんが、もし本作をご覧になるなら、続けてドラマ版を鑑賞することをお勧めします。本作で感じるストーリー上の不満の何割かは解消されるはずです。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 5点(2018-04-10 22:53:46)
13.原作未読。うわ、点数低いなあ。僕にはとても面白かったんだけど。原作も良いんだろうなあ。心の中にちょっぴりでも尼~ずの部分がある人にはとても響くところがある作品に思えた。似た者同士皆で楽しい生活とか、自分を引っ張り上げてくれる太陽のような人、とかいかにもの夢あるストーリー。メインのファッションショー関連の演出にはしょぼさはあったが、核心はそれ以外の部分だから仕方なし。能年ちゃんや菅田君のキラキラした演技が見られる。キャラ設定はまんまあまちゃんだったんだけど、それでも、能年ちゃんはとても可愛いのにそのオーラを消す術というのは天性。こんな素晴らしい演技ができるここぞ旬の能年ちゃんが干されているというのは、芸能史の損失。どうかしてる。脇も安定してる。片瀬那奈は安定のセクシー&コミカル。実はフジテレビが芳根ちゃん主演で月9でドラマ制作するらしいという記事読んだのが鑑賞のきっかけになったのが、能年菅田コンビの強烈な印象に太刀打ちできるか。難関。
タッチッチさん [インターネット(邦画)] 7点(2017-11-07 21:59:22)
12. 今でも覚えてます。この映画を最初に観た時のことを。主演女優の舞台挨拶付きの先行上映会を、わざわざヤフオクで落として見に行きました。
舞台挨拶は大成功でした。女優さんはあくまで例のとぼけた調子でたどたどしい応答に終始したんですが、とにかく会場の雰囲気が暖かくて。まるで出来の悪い娘が何かを発表しているのを見守るような感じでした。
 ところが、主演女優さんが退場し、映画の上映開始、そして終了。会場を覆ったのは、なんとも言えない鬱屈した沈黙でした。これほど主演女優さんのファンしかいない完全ホームの場で、誰ひとり映画の感想を語ろうとしない、皆むっつりと押し黙り帰路を急ぐ。
舞台挨拶の時と映画終了後の雰囲気のあまりの落差を今でも鮮明に覚えています。
結局、今にして思えばすべてに力が入ってない映画なんでしょうね。前々からの契約だから仕方がなく撮影に応じたんでしょうが、もう飼い殺しにするつもりの事務所には全くやる気がない。それが製作サイドにも敏感に伝わったらこそ、全く無人の場所にビラをばらまいたら大勢の人がやってくるなんてばかげたシーンにつながったわけで。
テレビでの番宣も他系列でたった一回でした。
事務所がつぶすつもりの女優に契約のためにしぶしぶ撮影させた映画が成功するわけがない。
今日、やっと踏ん切りがついてブックオフで売却してきました。一回しか見てなくて、付録が完全に揃ってるブルーレイが900円、一緒に打ったホットロードみたいな超愚作ですら、1400円で買ってもらえたのに。
それがこの映画の評価です。
rhforeverさん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2017-04-01 19:01:06)
11.とても愛らしい映画だったとは思う。
原作漫画は1巻しか読んでいないが、キャストのビジュアル面をはじめとして最大限忠実に漫画の実写化に努めている。
ただそれ故に、あとほんの少しだけ映画表現としての巧さが備わっていたならば、この映画は青春映画としても、ファッション映画としても、もっと快作に仕上がったのではないかと口惜しさが残った。

コメディ漫画の世界観を、キャスト陣はビジュアル、テンション含めて見事に表現している。それについては、核となる“尼〜ず”の面々のキャスティングが抜群だったと思う。
もはや「名女優」という枠にカテゴライズされてもおかしくない池脇千鶴の贅沢過ぎる配役を筆頭に、ビジュアルの合致を存分に活かし“芸人枠”としては塚地武雅並の安定感を見せた馬場園梓(アジアン)、ファッションにも精通した篠原ともえのバラエティー性は映画の題材的にもマッチしていた。
そして個人的には何と言っても太田莉菜。「69 sixty nine」以来のファンとしては、彼女がまさかの役どころを怪演していることも嬉しかったが、“まやや”というキャラクターに隠された要素を知らなかったので、クライマックスの顛末では何故この役が太田莉菜だったのかが一目瞭然で、ただただアガりっぱなしだった。

この“尼〜ず”の面々が入り乱れるシーンの一つ一つは笑いが絶えない。
ただそれぞれがコント的で、個々のキャラクターが持つドラマ性までは踏み込めていないことも事実。
もちろん、奇妙な面々の可笑しささえ表現できていればいいのかもしれない。けれど、終盤の展開を踏まえると、もっと個々が待つ葛藤や人間性に踏み込んだ場面があった方が、“チーム感”が高まり、ラストの円陣はもっともっとエモーショナルになったろうにと思えてならない。
126分というコメディ映画としては結構な長尺を有しているにも関わらず、そういった人間描写が物足りないことは、映画的な巧さがなく稚拙なのだと思う。

あと、これは言っても致し方ないことだとは思うけれど、“女性にしか見えないキャラクター”を男性が演じるのはやはり無理がある。
菅田将暉は「綺麗」だったし、所々の1カットにおいては、原作漫画のキャラクターのビジュアルを表現できていた場面も幾つかはあったと思う。
しかし、実写で動きがつくとなると、やっぱり男は男だし、それをあれほど密接に関わっている人達が気付いていないという設定にはどうしても違和感を感じ続けなければならなかった。
まあコレは本当に仕方ないことだ。それが最大のウィークポイントになることは前提の上での映画化なのだろうから、もはや何も言うまい。

そして、この映画が愛らしい最大にして唯一無二の理由は、言わずもがな「能年玲奈」(2014年時点)という女優の存在そのものである。
能年玲奈演じる主人公“月海”が、すべてのシーン、すべてのカットにおいて愛らしいからこそ、この映画は愛らしいのだ。
女優として上手いとか下手だとかそういう一般的な評価は彼女には相応しくない。
能年玲奈が能年玲奈であったかどうか、この女優に与えられる評価の付け方はそうあるべきだとすら思う。
「あまちゃん」を観ていなかった僕は、先日観た「この世界の片隅に」に続いて、今更ながらこの女優の特別さを思い知っている。

決して優れた映画ではなかったし、評価が低く、売れなかった映画であることも納得はできる。
ただしだ、能年玲奈、いや「のん」という女優の若き日の貴重な時間を切り取った映画としては、とても大切な作品になるかもしれない。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-03-04 12:47:41)(良:1票)
10.内容としてはテレビドラマでありそうな物を2時間に詰め込んだ感じでしょうか。
こう書くとつまらなさそうですが、そんな事はありません。
劣等感を持つ個性的なキャラクターを配置して問題が起こり力を合わせて問題解決するという
ありがちなパターンと言ってしまえば身も蓋もないですが起承転結にブレが無く良い映画です。

女装が女装を越えて居なくてどう見ても男だろ・・・気がつかないわけ無いだろ・・・
と言う野暮な突っ込みはしないでおくとして。
残念なのは演出方法も近年のテレビドラマのようなアニメチックなCGを多様して
演出が安っぽい所でしょうか。漫画ですとデフォルメした表現は効果的でしょうが
実写で石のように固まる部分を、実際にCGで石にしちゃうって安易な方法は
役者さんの演技の幅を狭めてしまうと思うのですがね。
また、オタク設定が一昔前のオタク像というか、ステレオタイプのオタク像?とでも
言うのでしょうか、過剰演出によって一見個性的には見えるのですが
様々なキャラクタが全員同じような味付けで個性が生かされていないし
背景が描かれて居ないのでトラブルのシーンなどでも感情移入しにくく
メンバーの団結感が高まりが弱い気がしますね。

こう書くと酷い映画のように思えますが、今時の漫画原作ならではなのでしょうか?
キャラクターにとことん嫌な奴は出てこないし汚い部分がなく安心して楽しめる映画です。
ある種定番の雛形ですので類似の映画が沢山ありますが
そのなかでも、なかなか楽しめる方の仕上がりになっていると思いますよ。
深く心に残る映画ではないかもしれませんが力を抜いて気軽に楽しむのに丁度良い映画です。
デミトリさん [インターネット(邦画)] 7点(2017-02-23 12:55:22)
9.ところどころ ちょっと思いところもあったけど、物語がつまらない。すこし学芸会っぽい。
紫電さん [DVD(邦画)] 2点(2016-10-02 13:19:31)
8.内容的にはつまんないけど、いい役者を揃えているので、見られるレベルの映像にはなってると思う。
アホみたいなオタク設定を無しにして、ちょっと個性的な住人くらいにしておけば、感動的な話になってたかも。
この設定だと役者がどう頑張ってもコントにしかならない。
もちろん笑えるならコントとして成立するんだろうけど、笑えるネタは皆無だった。
見所は能年玲奈の尋常じゃない可愛らしさだけで、なんだかよくわからない理由で活躍の場が奪われてるのが勿体無い。
あと、どうでもいいことだけど、直射日光の当たる場所に水槽を置くのは如何なものか。
もとやさん [DVD(邦画)] 4点(2016-08-19 18:46:18)
7.《ネタバレ》 原作ファンですが再現度はとても高いと思います。製作者も出演者も原作をよく研究していて、実写化の違和感がないと思います。構成も無駄がなくスピーディな展開は快適でした。各人の個性で笑わせるというよりは、蔵子が現れて天水館の皆が変わっていくという事がより明確になっていると思います。菅田君は物語の牽引役を爽やかに演じ切り大変お見事でした。蔵子は強い信念を持って取り組みましたが、ファッションショーで注目を集め、住民が団結し、取り壊しも中止になったという展開は偶然のようで因果関係が弱いと思います。
DAIMETALさん [DVD(邦画)] 7点(2015-10-16 05:18:37)
6.《ネタバレ》 ストーリー展開が、これまでも何度みも見たようなパターンの焼きましで、
そういう意味での意外性や面白さは皆無なのですが、かなりデフォルメされたオタク女子たちのキャラとか、
片瀬那奈やもこみちなんかの突き抜けキャラなど、そういうそれぞれのアホキャラを観て楽しむ、というそういう作品。
能年ちゃんは元々のキャラがこういう感じなのでそれほどの新鮮味はありませんでしたが、
モデルである太田莉菜がかなりのキモブスキャラを演じていて、なかなか印象深かったですね。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-09-11 21:40:01)
5.《ネタバレ》 ホットロードに続き、能年ちゃん目当ての観賞w
ブッ飛んでかわいかったけど、まぁそれだけかなぁ。
池脇さんや篠原さんが出てたなんて、こちらのキャスト一覧を見るまで気がつきませんでした。
ちょいともったいない。
コメディにしたら長めの上映時間もチトつらかった。
ろにまささん [DVD(邦画)] 5点(2015-08-08 01:40:35)
4.原作ファンでもなく、能年玲奈のファンでもない私が見ても、意味がないです。
よく言えば予定調和、悪く言えば工夫が見られないストーリー展開では楽しみようもない。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 4点(2015-08-03 00:27:49)
3.《ネタバレ》 この手の漫画原作ものは漫画を読みすぎると先入観に囚われ、まともなレビューが出来なくなる事が多々あるので、コミックスの1巻だけを読んでいざ出陣。
これは…正月早々地雷を踏んでしまったか。
たしかに、登場人物の造形やクラゲに対するこだわり、天水館などはよく再現されていたと思うが、如何せんストーリーがベタすぎる。アパートを取り壊しから守る為に反対しよう、とか安易に総理大臣とかが身近に絡んできたり、突然童貞の格好いいお兄さんに告白されたり、漫画では許せるけど、こんな手垢の付いたようなベタベタな展開を実写で見せつけられるとさすがに辟易してしまう。
ファッションショーに関しては失笑しか湧いてこなかった。皆で一つの目標に向かって頑張ろうとするのは見ていて感動的なはずなのに、果たしてあれで目標を達成できるのかという疑問しか湧かない。全体的に登場人物が皆自分勝手に自分の好きな事をがやがややってるのをただ見せつけられた感じ。
能年ちゃん目当てで観た自分としては、ストーリー1点、音楽1点(セカオワの歌が合ってないと思う)、能年ちゃん8点で、総合的に4点を献上致します。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 4点(2015-01-06 08:48:13)
2.《ネタバレ》 能年さんのファンなんでとりあえず見ました。ちなみに原作は2巻ぐらいまで読んでます。読んだ限りではこの主役のキャラクターは能年さんにぴったりだろうと思ってましたが、思ったほど合ってない印象です。と言うかこの人はしゃべりも演技もダメダメなのでやはり役者はきついなぁと思った。可愛いんだけどね。この主役もどちらかと言うと最初から可愛いオタクキャラなんで、これで合わないときついですね。お話はいくぶんファンタジックに過ぎるんでこれも実写化はちょっときついです。見てる方が恥ずかしくなってきます。蔵之介の女装も外見は頑張ったが声はいかんともし難い。これで男とばれない訳ないです。結論を言えば「能年ちゃん可愛い!」と喜べる人以外にはちょっとお勧めしかねる作品です。唯一の収穫はアジアンの馬場園さん。再現度の高い天水館のキャラの中でも、彼女は完璧でした。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 5点(2014-12-28 22:50:04)
1.《ネタバレ》  マンガが原作ならばこういう描き方でいいでしょ?っていうのがハッキリ見て取れてツラいです。
 リアリズムを廃したギャグ映像が生身の人間によって演じられる事で上滑りし続け、それはドラマを織り成してゆく事を阻害して。最終的にはとっ散らかったエピソードの羅列で終わる映画。

 まず、デフォルメされたオタクの生態を笑うばかりで、その才能をあまりプラスとして描いてない、みんなで協力して、なんてところも各人の個性を活かしておらず、単なるオタクからの脱却こそを是としているばかりな点で、それでいいのかな?と。
 ファッションショーの成功をクライマックスに据えた事で、結局「キレイに着飾った渋谷系のお嬢さんこそが正義」になってるんですよね。メガネ取ったら美人っていうアレをここでも繰り返していてセンスがとても古いです。

 で、オタク状態では地味で、ドレスアップするとキレイって落差を話で見せていても実際のビジュアルで見せきれてない、その差を劇的に感じさせる事がちっともできていないのがまたダサくて。能年ちゃんをキレイに見せてるつもりのビジュアルは、本当にそれでいいのか?というカット多数。どう見てもホラーっぽいライティングまであるし。

 説得力なんてモノは皆無で(ファッションショーのせいで政治家のパーティに誰も集まらないという理屈が一体どうしたら成立するのか、論理的に説明して貰いたいもので)、ならばせめてエピソードやキャラクターで楽しませて貰いたいものなのですが、類型的で(相手を酩酊させてベッドの写真を撮るって、つい最近他のマンガ原作映画で見ましたが)空虚な世界が広がるばかり。せめてせめて『三国志』や鉄道や和物やじじいの魅力を少しでも見せようよ・・・

 それでもクラゲの魅力だけは幾分醸し出されていた感じで、クラゲがモチーフになった部分はなんとか楽しめたような、そして、キャラの多さでなんとか退屈さだけは免れたような。女装男子の蔵之介に救われてたかな。どう見ても男でしたが。

 クレジット見るまで気付かんかったわ!って池脇千鶴や篠原ともえはおろか、能年玲奈の個性までも殺し気味なコスプレ映画ではありました。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 4点(2014-12-28 22:43:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
216.67%
316.67%
4426.67%
5320.00%
6320.00%
7320.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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