4.《ネタバレ》 ジュリアン・アサンジと初期スタッフとの、創設から諍い別れまでの一連のドラマがまるでロック・バンドのメンバー入れ替え劇みたいだ。考えが合わなくなってくるんですなあ 人間同士ってのは。
当初はウィキリークスの意義を大いに感じながらの観賞だったけれども、だんだんダニエルの言い分とアサンジとどちらにジャッジを下すべきなのかわからなくなった。そこが本作の狙いだろうけど。
アサンジの虚言癖などは大義の前には目をつぶるくらいのものではあろうけど・・、でもやっぱりあの「苦労」白髪は毛染めだったエピソードはかなりアサンジの深い所を突いているのじゃないかと思った。個人的に信頼する気が失せるな、私も。
情報の加速する流れは止められない。”フィフス・エステート”(=第五の権力)としてアサンジを是とするのか否とするのか、今生きている我々全員に突きつけられた課題でありましょう。
変人顔を生かしたベネさんの怪演も印象的。