18.《ネタバレ》 御存じ『オーシャンズ11』の元ネタ。フランク・シナトラと言えば「スターよりもマフィアになりたかった」と言ったという伝説もあるくらいで、そんなマフィアとズブズブだった彼じゃないと実現できなかったストーリーです。60年代のラスベガスは実質マフィアの直轄地みたいな場所だったそうで、そんな物騒なところのカジノが一斉に強奪されるなんて普通の映画人が撮ったらマフィアが黙っているわけがない、仲間内のシナトラ(襲われるカジノの一つサンズは実はシナトラが当時オーナー)のおふざけとして大目に見られたんじゃないかな。 ソダーバーグ版との比較で大きな違いと言えるのは、ダニー・オーシャンがプロの犯罪者ではなくて退役軍人でチョイ悪ぐらいの男、そのダニーがかつての戦友たちを集めてグループを組むというところでしょう。彼らは第82空挺師団の所属だったという設定ですが、エリート部隊だった空挺師団に黒人のサミー・デイビスJrがいたというのは、ちょっと不自然。まあシナトラ一家総動員のこの映画にサミー・デイビスJrが出ないわけはないし、黒人差別意識がなかったというシナトラらしいとも言えます。正直言って11人のキャラ分けがきちんとできていたとは言えず、半分ぐらいは名前どころかキャラさえ見分けがつかないぐらいです。こういうところはソダーバーグ版の方がはるかにしっかりしていたと思います。黒幕のエイキミ・タミロフはこの映画に必要なキャラだったのかは疑問だったし、アンジー・ディキソンらの女優陣も有機的な効果をストーリーに与えていなかったと思います。でも所々にシャレた展開もあるのは、ビリー・ワイルダーも脚本に参加していた功績なのかな。ラストの展開はやはりヘイズ・コード(犯罪は成功してはいけない)が生きていた時代だから仕方なかったかもしれないけど、ソダーバーグ版の様な爽快なカタルシスとは比べるべくもなかったかな。 まあ言ってしまえばシナトラの肩の力を抜いたおふざけ映画と見るしかないけど、そんな目くじら立てるほどのことはないかと思います。あと一目で彼の作と判るソウル・バス謹製のタイトルバックは、現代でも通じるようなシャレた逸品でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-03 22:01:39) |
17.決行までのテンポの悪さにダレる。アッサリとした決行模様に何一つ盛り上がれず。 そんな時でのジョージ・ラフトご登場に(嬉嬉嬉)1シーンのみではありますが、流石にホンモノの静かな迫力がありました。 そこから結末まで別のスタッフによる脚本演出かのようで結構ワクワクさせられました。 |
16.《ネタバレ》 オーシャンズシリーズの元祖となる伝説の作品。犯行までのドラマが長い上に後味悪い幕切れでした。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-15 00:12:07) |
15.↓皆さんおっしゃる通り、前半は、11人そろうまでがダラダラと描かれます。とにかくダラけてますが、これはこれで嫌いじゃない。私もダラけた人間だからかなあ。いっそこのまま現金強奪なんかしないで映画が終わっちゃえばよかったのに(笑)。あんましヒネリのない強奪計画に、ほとんどお約束みたいなラスト、トホホホホ。しかし、複数の場所で犯罪が同時進行する様を描くのは、何となくテンポがいいように(不本意にも)感じてしまうので、まあ、良かったかな・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-17 16:21:43) |
14.《ネタバレ》 全体にふざけた感じが漂う内輪で楽しむような会話やシーンなどが、リメイク版に通じるものを感じる。随分と簡単に盗めてしまうので拍子抜け。尺も長めで、観ていてだらけてしまいました。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-09 22:35:40) |
13.あれ、平均点低いんですね。構成はうまくなかったけど、出演者の会話のやり取りが面白かったのと、妙に明るいノリと映像のおかげで、じゅうぶん楽しめました。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-12 19:07:32) |
12.別に腹が立つほどダメな映画だとは思いませんでしたが、期待値より低かったのは事実です。犯罪ものにしては、ハラハラドキドキ感に欠け、ちょっと退屈しました。でもオチは良かったです。cobblepotさんのいう「かわいらしい」という表現はいい得て妙だと思いました。リメイクで面白くなる要素のある作品だと思います。もっともオーシャンズ11はまだ観ていませんが。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-06-21 18:36:43) |
11.声を大にして言いたい。「11人…多すぎッ!!」。W杯の日本代表選手ですら覚えきれないというのに、ましてやゲージンだなんて無理無理だね、チミ。それゆえにか、タイトルになっているにも関わらず、"オーシャン"がどいつだか判別できるまでに、ゆうに1時間以上掛かってしまったこのテイたらく。あのダラダラとした進行具合。ザルなまでに手薄な警備ならば、11人もいらんだろッ?! 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-06-21 01:28:32) |
10.《ネタバレ》 「七人の愚連隊」でも書いたけど、もうこのダラダラ馴れ合いまくりの”シナトラ一家”ムードが生理的にどうにも受け付けません。それでも観たのは名匠マイルストンの鮮やかなディレクションぶりに期待したから。でも全然ダメ。テンポ悪いってか悪杉!マイルストン老いたり。大体が前半60分(11人揃うまで)が余りに冗長。まぁリチャード・コンテのエピはオチに関わるから仕方ないとして、他の香具師らの紹介なんざスパッと編集でカットできたんじゃ?そもそも11人て多過ぎなんだよ。しかもコンテ以外のメンバーって(シナトラ親分さえ!)特技をストーリーに活かす描写が皆無なもんだから、劇中で全くキャラが立ってないし(あ、ディーン・マーティンとサミー・デイヴィス・Jr.が能天気に歌うシーンはあったっけ…でも、ハッキリ言ってカナーリどうでもいいし)。良かったのは精々サントス役のシーザー・ロメロくらいかなぁ?DVD特典のアンジー・ディッキンソンとの対談でシナトラが「あの撮影は仲間内でメッチャ楽しかったよな」とか回想してたけど、「そりゃアンタらは楽しかったかもしれんが、観てるこっちはちっとも楽しくねーYo!」と言ってやりたかった。5点マイナスゥ! 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-28 01:17:14) |
|
9.これがあの「オーシャンズ11」のオリジナルですかぁ、厳しい~。盛り上がりもなく見所もなく伸ばしもせず短くもせず。。。でも130分は長すぎかな。これをリメイクしたソダーバーグはどこに目を付けたんでしょうねぇ。まぁアッサリしすぎて物足りなさが後に残りまくった映画でした。 |
8.《ネタバレ》 それなりに楽しめました。オープニングの展開は確かにダルいけど、計画に加わる人々が皆深刻な問題を抱えながら参加する設定はよかったと思います。残念な事にカジノのシステム自体が手薄な上、キャラ描写もオリジナル同様浅いのですが、やっぱり計画がばれてからの展開が面白かったです。あとあのラストは個人的にダメでした。60年代の犯罪映画はハッピーエンドを許さなかったのかもしれませんが(「現金に体を張れ」も同様につまらないラストだった)、デュークがリメイクのベネディクト以上に憎らしい役だったので、どうやって彼を欺いてカタルシスを得させてくれるのかと期待していたのですが、裏切られました。ただ、全員そろって歩いているラストはよかったですけど。 【マイカルシネマ】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-01-23 15:09:23) |
7.あれ?そんなにダメっすか?私は結構楽しめました。確かに前半はちょっとバタバタし過ぎだし、誰が誰やら分からずタレましたが、計画を実行に移してからは華やかで軽やかで楽しかったな。私は少なくともソダー・バーグ版よりはこっちの方が面白かったス。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2005-01-19 18:10:19) |
★6.あはは、評判悪い。まぁ、無理もないか。みんなで楽しく作りましたって感じはすごく伝わってくるんですけどね。でも終わり方は結構好き。どうせうまくいって終わりなんだろうと思ってたから。 【あろえりーな】さん 5点(2005-01-16 02:41:24) |
5.今まで評判のいいのがリメイクされるのかと思っていたのでオリジナルの本作は出来がいいのだろうと思ってたら、、、 「リメイク作はオリジナル作品を越えられない」という先入観をみごとに覆された。 大体リメイクでさえイマイチという印象だったのに、あの傑作「西部戦線異状なし」と同じ監督なのだからなおびっくり。だる~い展開で見るのに2日もかかってしまった。 シャーリー・マクレーンがどうでもいいようなちょい役で出てますが、彼女はシナトラやD・マーティンとお友達だったから友情出演ってことで顔出したんでしょうかねぇ。メインキャストでなくて良かった・・ 【キリコ】さん 3点(2004-08-30 22:31:33) |
4.ある日レンタル屋にいくと「オーシャンズ11」のオリジナル映画です!! 的なステキなPOPを見つけてしまったのが運の尽き。「リメイクされるぐらいなんだから、おもしろいに違いない!」という幻想に流されて借りて見ました。内容は・・・あんたたちゃいったい誰?前半だるいよ。そんなオチありかよー。とトホホな感じでした。 【twinham】さん 3点(2003-12-20 20:49:30) |
3.モロ内輪受けって雰囲気の映画でした。シナトラ一家について何も知らない私には、前半部分(カジノから金を奪うまで)のどこにも面白味を感じられなかったのが残念。(数年前まで、フランク・シナトラって日本人だと思っていたし……フランク永井の間違いじゃない?って指摘されましたが)なんだか、あんまりストーリーに関係ないエピソードのオンパレードで、内幕を知らないため、飽きてしまったんですよね。しかもギャグも笑えないし。できれば、チャッチャカ進めて欲しい。この映画を観て『オーシャンズ11』って数段に面白くなっていると感じました。それまではイマイチだったなって思っていたんですが、再評価できたことは喜ばしいことです。でも、後半になると少しは見どころも。彼らの犯行だとバレた後、どう処理するのかなというところと、金をラスベガスからどうやって出すんだろうというところ。とはいってもドキドキハラハラ系ではありません。ぬる~く話が進んでいきます。オープニングがとてもオシャレで期待感が高まっていただけに、つまらなさもひとしおでした。あっ、そうだ、ちょろっと出てきたシャーリー・マクレーンがかわいかったな。 【元みかん】さん 4点(2003-10-29 09:21:39) |
2.仲間を集めることまでは良かったんですが。可も不可もない感じでした。 【亜空間】さん 5点(2003-10-28 18:19:56) |
1.シナトラ親分率いるラットパックのおな~り~。威勢のいい、いなせな映画を期待した私が間違っておりました。全編くすぶりっぱなしでどーにもこーにも消化不良。サミー・デイビス・JRも不完全燃焼。直球勝負を期待したのに、外角低めに逃げるシンカーで空振り三振てな感じでした。 【モートルの玉】さん 3点(2003-06-18 13:53:17) |