10.《ネタバレ》 懐かしいっすね、たしか中坊ぐらいのときTV放映で観ましたね。その時は派手な戦争アクションかと思ったら子供の眼には地味な戦車と戦闘機の追っかけっこで、「なんじゃ、こりゃ」と大いに失望させられた記憶があります。40年近く経って見直してみると、アイデア一発勝負みたいなプロットながらも渋いところは渋く撮っていることを再認識いたしました。 ストーリー自体はスピルバーグの『激突!』を翻案したことは言うまでもないですが、戦闘機が飛びあがれなくなるまでのディティールが短いながらも丁寧に撮られているんですよ。戦車と追っかけっこが始まってからも、さすがにこれで30分以上も引っ張るのは映画としては無理があるのですが、元がTVムーヴィーだから上映時間自体が短いので程良い展開に収めることが出来てます。まああんなにノタノタ動き回ってる戦闘機に当てられないとは、この戦車の砲手は相当ド下手ということですが、そこはまあご愛敬ということで勘弁してあげて下さい。ラストの敵味方相まみえたところでの唐突な終わり方も、本家『激突!』へのオマージュのつもりみたいですね。 間違いなく言えることは、この映画のプロットはTVムーヴィー史上でも屈指の優れものだということでしょう。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-23 22:58:47) |
9.うーん。これの初見が深夜の洋画劇場とかだったら、ものすごく印象に残っていたと思います。でも、ワタシはそうじゃないんだ。発掘良品なんて額縁をつけて、「スピルバーグの激突も唖然(これはAMAZON)」なので一つどうぞって見せられちゃっても、正直ピンとこなかったです。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-09-15 17:51:10) |
8.《ネタバレ》 戦闘機と戦車が戦うってもんだからてっきり空を飛んでる戦闘機と地を這いながらそれを追っかける戦車の戦いかと思ってたけど飛べない戦闘機と戦車の戦いだったのね(笑)runtimeも短いのであっという間に終わっちゃいますけど戦車に乗ってる将軍の狂気っぷりがハンパない。相手を殺すことだけに命を賭けて相手が白旗を振れば発狂してお前何してんだこんにゃろー!!な感じで銃乱射、なんかカッコイイんですけど(笑)出演者も少ないし全編にわたってほぼ砂漠のシーンなので後半はもう見飽きた感があるけど異色の戦争映画としては上出来かと思います。こういうのもアリですかね~。 |
7.戦車に向かって突進する戦闘機を、横移動で撮ったカットが死ぬ程カッコイイ。飛んでなんぼの飛行機が、地べたを這いずり回ってでも戦う姿がいじらしい。見方同士でも対立があったりして、圧倒的に有利な戦車の中でも人間ドラマが展開していいですね。まさに戦場版「激突!」であり陸地版「眼下の敵」。こういう映画をリメイクで見てみたい気もするし、そのままソッとしておいたほうがいいような気もするしで、悩むなあ~(オレが悩んだって何も起こらないのだけど)。記号だけの臨場感演出で汚されないほうがいいのかな。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-17 02:41:24) |
6.《ネタバレ》 まさしくこれぞ「発掘」良品って感じの作品。無数の映画の中で、これを観られたのは嬉しい。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-25 12:11:36) |
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5.関西地区ではかつてサンテレビで繰り返し放送してたよ。でもあんまりにもあんまりな邦題に自分でも萎えていたのやら、なぜかいつも前半を見逃して、後半ばかり何度も観てたよ。だから今回初めて最初から観たので、ようやく、戦闘機と戦車が何故戦っているのかわかったよ(というか、特に理由は無かったんだね)。でもこの作品、やっぱり最初から通して観るべき、観てよかった。何もない砂漠をひたすら逃げる、飛べなくなった戦闘機と、それを追う戦車。単純かつ異彩を放つ構図の中で、逃げる戦闘機の側でも二人のパイロットのやりとりがあれば、一方これを追う側の戦車を指揮する将軍の狂気に対比してドイツ兵が人間味をもって描かれて、ドラマを膨らませてみたり(ただし将軍以外の兵士はどう見てもアメリカ人にしか見えないのですが)。――ちょっと『激突!』の二番煎じみたいなところもある作品ですが、『激突!』よりドラマに厚みを持たせたのは、追跡劇にスピード感が無いからですかね(笑)――。逃げ続けた戦闘機が、クライマックスでついに戦車へ戦いを挑む訳ですが、それまではまさに一方向へ逃げ続けた戦闘機が、クルリと向きを変えて戦車へと向っていく、その“クルリ”がどれほどカッチョよいことか。単純なのに、いや単純ゆえにシビれるのです。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-17 08:51:45) |
4.《ネタバレ》 TSTAYA提供のラジオ番組で、おすすめしていた発掘良品というものの中の一作。 飛行機と戦車が戦ったら、圧倒的に飛行機に部があると聞いたことがあったから、逃げ回る戦車と追いかける戦闘機の戦いなのかと思っていた。それをすっかり逆転した設定、飛べなくなって、地面を逃げ回る戦闘機と、追いかける戦車の闘いにして、戦闘機のアドバンテージを無くしている。おかげでかなり映画が地味になったが、最後の対決時の、騎士の戦いのような真正面からの一騎打ちは、ちょっとだけ盛り上がる。 だが、この物語の本当の敵は、戦闘機でも戦車でもないところにあって、それがこの作品の魅力になっている。 しかし正直言うと、あと10分長くてもいいから、もう一波乱の戦いを工夫してみたら良かったんじゃないか、とも思う。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-07 02:29:00) |
3.《ネタバレ》 ヨチヨチ歩きで滑走する戦闘機をしつこく追い回す戦車の場面ばかりが延々と続く映画です。スピルバーグの「激突」を連想させるような一体いつまでと思わせた揚句の展開。水野氏だったっけ「きっと根性があったから」と言う笑える解説が記憶に残っています。 【たいほう】さん [地上波(字幕)] 5点(2007-10-01 20:45:32) |
2.あはは~,↓オオカミさんはわりとお気に入りなんですね~。これってよく年末年始の深夜の場つなぎ的によくやっていました。副題に確か「砂漠の対決!」とかが付いていたような気がします。それにしても金かかってませんよね~,P40(N型?)戦闘機1機とM4(A1?)中戦車1両以外何も使わないんですからね。一応ダークイエローに塗って十字かいて,独戦車に似せてましたがどうにもなりませんてした。前後してハンフリー・ボガードの「サハラ戦車隊」とか「砂漠の戦場エルアラメイン」なんてのを見ただけに,ちょっと印象がうすい,というか楽しめなかった記憶があります。 【koshi】さん 4点(2004-01-03 17:54:55) |
★1.第二次世界大戦中のアフリカ。飛べなくなった連合軍戦闘機と、狂気に狩られた指揮官に駆られたドイツ軍戦車のガチンコ勝負を、低予算で作ったアイデアの勝利の映画です(笑)。どっちが勝かは観てのお楽しみ。
(2007-03-04 21:47追記、テレビ東京) 久しぶりに観直したら、いろいろと再発見があっておもしろかったです。アメリカが貸与している武器の背景がちらっと描かれていたり、エルアラメイン直後の北アフリカの戦後処理の話が出ていたのが収穫でした。ところで細かいこと、ふたつ。 (1) カーチスP-40Eと最初に言っているのに、中盤で20ミリ機関砲という表現が出てきたのは不思議。12.7ミリのはず。 (2) やっぱりM4イージーエイトをパンターと言うのは無理があるなあ。いかにボディが角張ったタイプを選んだにしても、形状があまりにも違いすぎる。それに、V号D型のデビューは1943年の東部戦線のはずで、1942年10月の北アフリカにいるはずがない。吹き替えはせめて「タイガー戦車」と言って欲しかった(笑)。 (3) グレイハウンド6輪装甲車が出てきたけれど、あっさりやられちゃったのはもったいない(笑)。これも米軍からの貸与なんだろうね。でも本来の英軍の偵察車両ならダイムラー4輪なんだろうし、M8の登場にはちょっと早いので設定ミスだね。
まあいろいろ問題はあるんだけれど、久しぶりにそれなりに楽しんで観たので、評価はそのままです。 【オオカミ】さん [地上波(吹替)] 7点(2003-12-03 09:40:38) |