14.《ネタバレ》 出会いは1つ間違えばストーカーみたいだったけど、
花を愛する心優しき男を演じるクリスチャン・スレーターと、大きな会社の重役ながらどこか影があるメアリー。
大都会の片隅のありふれた男と女を演じる2人がとても良かった。
僕はメアリーが好きだったのもありますが、特に彼女の普通な感じが良かったですね。
その分若くして重役のポストにまで上り詰めたという設定は作品の中ではあまり活かされていませんでしたが。
この頃のスレーターもこういう役が似合います。
彼の実家でのクリスマス。そこには絵に描いたような幸せな家族の姿がありましたが、
全く違う生い立ちの彼女にはどうしていいか分からない。
それでもそこで皆に祝福されて幸せ一杯のハッピーエンドにしてしまっていたら駄目だったと思います。
その上で一呼吸置いてのハッピーエンドが良かったですね。
そう言えば最近の映画でメアリーを見かけないけど、どうしているのかな?
ホームドラマの母親役などが似合う感じになっているんじゃないかと思うんだけどなあ・・・。