29.《ネタバレ》 デニーロは、デビューした時から、もう老成していたのだ。 だから名誉を勝ち得ても、浮かれたようなことはせず、 黙々とアクターの仕事をしていたのだ。 ワルが輝いて見えて、そのワルに子どものころに一目置かれる少年。 やがていろんなことを教えてもらい、チンピラとの違いも分かるようになった頃、 別れることになり、少年の頃の事件の意味を知る。 頑固な父親は、心では世間を教えてくれるワルに感謝はしていたのだ。 ただ少年を早く大人にしたことに面白くなかったのだった。 非常に善悪でもの言えぬ微妙な人生のニュアンスを見事に描いた傑作だ。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2021-04-04 03:44:29) |
28.価値観の異なるロレンツォとソニーに愛情を注がれたカロジェロがどのように成長するのかが描かれていないので、通り一遍のホームドラマのようでした。男盛りデニーロの魅力溢れる姿に久々に接し、素敵だと改めて思う次第。「待ちくたびれましたで」「えーっ、一瞬やんか(泣)」のジョー・ペシはそれでも輝いておりました。 |
27.淡々と進んでいくが終わってから余韻が残る作品。息子は無知過ぎるのかピュアなのか、街のギャングの親分とも最低な同級とも付き合う。実の親父とギャングのボスを慕う二面性を持っていく。親父デニーロは最高の親父であり、ボスは世間を教えてくれる、どちらも不可欠な存在。色々と付き合い過ぎて混乱してしまってたのかな?最後は沢山の人を1度に失い、今まで忙しかった生活を見直す良い機会だと思えた。黒人の彼女と黒人たちとは今後どう付き合っていくのだろう。なかなか奥が深い作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-08-15 20:59:57) |
26.《ネタバレ》 デニーロ監督作品ということで、ファンである自分からすれば満足です。 息子:Cの成長を近くも一歩引いた距離も見守る父親役のデニーロがここでもはまり役。 地味なバスの運転手でもなんのその。 邦画タイトルが少し受けつけがたいが、人種差別にもフォーカスしたある街の人間模様に味はありました。 |
25.《ネタバレ》 一人の少年カロジェロ(通称C)と、彼を愛する父親ロレンツォ(デニーロ)、もう一人の父親的存在ソニー(パルミンテリ)の三角関係のような人間ドラマに心温められる映画でした。 カロジェロにとってソニーは憧れであり父親のような存在です。ただその一方で、カロジェロは実の父親であるロレンツォのことも信頼しています。 ソニーとロレンツォのカロジェロに対する教えってのは、真逆のようでいて、その根底にある「カロジェロにまっとうな人間になってほしい」という願いはまったく同じ。ただお互いの生きる世界も違えば、価値観も全く異なるため、ぶつかりあっちゃうのでしょう。 例えば、ロレンツォはカロジェロの友人関係に口出しはしません。一方ソニーはCと友人達を引き離しにかかります。結果、カロジェロは命を救われるわけです。かたぎであるロレンツォには気づくことができなかったカロジェロの友人達の危険性、若者特有の危うさってのをソニーは敏感に感じ取っていたのかもしれません。 ロレンツォとソニーはカロジェロをめぐってまるで恋敵のように反発しあう一方で、お互いのことを認め合っている風でもある。それはラストではっきりするわけですが、なんといってもそのときのロレンツォからソニーへの最後の一言が感動します。何気ない一言なのですが、まるでけんかばかりしていた親友に贈る手向けの言葉のようで、なんともあたたかい気持ちにさせられる一言でした。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-10 14:31:17) |
24.60年代のブロンクスを舞台に、一人の少年の成長を描く物語。 人種差別のエピソードなども含まれていて、内容に厚みは感じるのだが、 様々な人間模様を通してという流れの中で、どうにもお話が分散されてしまった感あり。 ラストはうまく繋いだけど、全般的にちょっと綺麗にまとめすぎているという印象も・・・。 劇中当時のヒット曲がふんだんに流れ、効果的な演出に一役買っている。 デニーロの自伝的要素が強い作品ということで、彼のファンなら楽しめるのでは。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-21 14:50:28) |
23.《ネタバレ》 勝手に、もっと神経質っぽいものを想像してたんだけど、アタタカイのね。なにしろ「心から笑ってない笑顔」をやらせると天下一品の俳優だから、サイコパス系の映画でも作るのかと思ってた。つまりそういうふうに見られることがやで、「本当は僕ってほのぼのした人なんだよ」とアピールしたかったのかも知れない、泣いた赤鬼みたいに。映像のリズムと音楽をシンクロさせて楽しんだりしている。ヤクザもんとカタギとの、二人の「父」のもとで育つ少年の話。別に「悪」と「善」という分けかたではない。ソニーも少年をヤクザもんに育てようとしているのではなく、彼なりの「教育」で筋を通している。ここらへんカタギもんのデ・ニーロに一目置いているわけ。ほんとのチンピラと付き合おうとすると忠告するし。「好かれることと怖れられることとどちらかを選べというなら、怖れられるほうを選ぶ。持続するから」と。実の父のほうは「才能を無駄にするな」という。こういう環境の中で息子を育てるのは大変なことなんだ、と思う一方、どんな環境でもその地ならではの教育があるってこと。黒人ガールとの恋愛は、イマイチ不燃焼。ニガーと言ってしまったあと、もうワンクッション和解との間にほしい。とはいえ、教育を巡る映画として秀逸。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-24 09:53:24) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 これは知人のすすめで観ました。うん、なかなかいい、あまり派手さはないけど深い内容ですね。 ソニーは若い「C」に対して意外にまじめなことは言ってたが、結局は撃たれてしまう やっぱり悪い行いは悪くかえってくる ということなんでしょうね。 クルマのカギのシーンは参考になりました、が、ちょっと黒人の女の子がそこまで可愛いとは思えなくて…好みの問題ですが、、。まあ、正直思っていたより地味な印象でアリマシタ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-21 14:07:22) |
21.《ネタバレ》 わざわざ免許を取って本当に大型バスを動かしているデニーロ。嘘の演技が出来ないという彼の信条が活きている場面でした。「この父親はバスの運転手として真っ当に生きてるんだなー」と、とても自然に思えたので。 【失言さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-26 21:59:48) |
20.街のボスと主人公の父の生き方が、実にかっこいい。こんな男たちなかなかいないよな 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-05-14 22:47:06) |
|
【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-24 21:50:26) |
18.期待しすぎたか・・・ソニー役の人にオーラを感じなかったのと、黒人少女が美人には見えなかったのが痛い。話はつまらなくはないと思うけど |
17.ロバート・デニーロが監督?何だか心配だなあ!とんでもない映画になるような気がしたものの見て良かったと思えるそんな作品です。デニーロ演じる父親の名前がソニーてのが結構、笑える。一瞬、頭にジェームズ・カーンが料金所で撃たれるシーンを描いてしまいました。それはさておき初監督にしてはなかなかの出来栄えで、けして凄い作品ではないもののどことなくしみじみ感じるシーンもあったりと一応、監督して合格点付けられると思います。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-16 08:34:16) |
【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-09-13 22:58:56) |
15.期待していなかったのに、けっこう良かったです。 ソニーは途中まで、“もう一人の良い父親”的存在だったのに、 終盤もの凄いけんまくで怒鳴り、主人公に暴力をふるったじゃないですか。 そこだけちょっとね・・・。ソニーには最後まで主人公にとっての 完全な“イイ者”でいてほしかったな。 【しまうまん】さん 7点(2004-06-13 02:08:01) |
★14.デ・ニーロ監督作品という先入観がじゃまして、期待しすぎてしまったかもしれない。見た当時、ごくオーソドックスで、予定調和的な作品に、少しがっかりしたことを覚えている。再見するとすれば今度は1作品として冷静に見られるだろうと思うけれど・・。 【おばちゃん】さん 6点(2004-03-22 10:23:27) |
【粉】さん 7点(2004-03-13 21:05:30) |
12.なかなかよい青春映画だと思います。印象に残った一言「即対応」 |
11.なんてったって、キャストがいい!!デニーロが初監督っていう映画なのにいい映画だった。 【カフェ俺!】さん 9点(2003-12-05 22:17:12) |
10.ソニーは結局いいやつだったんですよね?にしてもダチが全部死亡とは。それで爆泣きしない主人公はどうなのか?でもよかった。 【ブチャラティ】さん 7点(2003-11-28 00:46:21) |