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53.《ネタバレ》 老人が犬を「自分の手で殺せばよかった」みたいなセリフを聞いてもしやと思ったが、ラストは案の定ジョージが自らの手でレニーを殺してしまった。ジョージの気持ちを考えるととても複雑な気持ちになった。奥が深く味わい深い作品に仕上がっておりお薦めの1本には違いない。 【ゆきむら】さん 7点(2004-05-29 02:03:11) |
★52.うーん・・、微妙。日本の劇団の芝居で見たことがあり、その後原作も読んでいたため、本作は「ストーリーをなぞった」感がぬぐえませんでした。役者の「味」はよく出ていますが、たとえば肉体労働につかざるをえない彼らのやるせなさ、汗くささやどうしようもなさが不足していて、何かこぎれいにまとまってしまっている印象すらあります。労働が終わったときの膝がわらってしまいそうな疲労感だとか、そういうものが感じられない。たとえば老犬のエピソードのあたりをもっと短くテンポよくして、労働の場面をふくらませたほうがリアリティーにつながったかも。マルコビッチもゲイリー・シニーズも、真摯に演じていたとは思うのですけどね・・。ストーリーを知らずにこの映画だけ見た人には十分満足できる完成度だったかもしれないとは思いますが、日本の小さな劇団の上演時のほうが、ずっとずっと切なさを感じました。それと、ほかの俳優さんの監督作品を見ても思うことですが、自分を一番かっこいい役にキャスティングするのって、かっこわるいと思わないんですかね? まあこれは、北野武の映画でも感じたりするけど。 【おばちゃん】さん 7点(2004-03-30 22:11:20) |
51.最高。完璧。寂しい男たちの繊細さ、ちょっとした喜びや悲しみ、小さな夢。その全てを台無しにする、財産目当てで牧場の息子と結婚したくせに話相手がいないとグチをこぼす自己中クソ女。喜怒哀楽全ての感情を刺激される。ラストの苦しさ、重さ、哀しさ、寂しさは涙が止まらない。 【ラーション】さん 9点(2004-03-29 02:36:42) |
50.《ネタバレ》 ああいう状況の中でも夢を持って生きている二人がとてもよかったです。優しい目で人間が描かれていると思います。マルコビッチ、素晴らしかった。 小粒だけど良い作品という感じ。 【ぷー太。】さん 10点(2004-03-21 20:04:57) |
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48.悲しい結末ですな。あーするしかなかったのか。 【ボバン】さん 5点(2004-02-21 03:14:17) |
47.最後はああなるとは直前まで思っていなかったのでものすごく驚きましたが、ああするしかなかったし、あれが一番よかったのだと納得できます。納得させる作り方をしてくれてうれしかった。3人が牧場を持つ夢を語る場面、うれしそうに語れば語るほどせつなくなります。決して幸せな結末ではないけれど、イヤな感じを残さないよい作品です。 【きょうか】さん 8点(2004-02-10 19:07:02) |
46.強烈ではないが深い感動をもたらす作品ですね。ゲイリー・シニーズもジョンマルコビッチも、今後もこの作品が代表作となっていくであろう歴史に残る名演技だったと思います。スタインベックの語る希望のない時代にあって、大切な友をもっとも幸せにするにはどうしたらよいか。目の前に希望を抱かせたまま静かに休ませることが彼の選択だったわけです。ラストの湖畔のシーンで映画はバンと終わってしまいますが、その後の主人公の苦悩をを考えると、この部分を下手に映像にしなかったことがよかったのではと思います。 【神谷玄次郎】さん 8点(2004-02-01 02:32:05) |
45.ゲイリー・シニーズが監督としての才能の片鱗を見せてくれた作品。リメイクというハンデを乗り越え、よくぞ良作を生み出してくれたと思う。 【K】さん 8点(2004-01-31 22:36:59) |
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44.マルコヴィッチが出演していること以外まったく予備知識がない状態で観たのですが、マルコヴィッチは勿論のこと、ゲイリー・シニーズの演技も素晴らしい。切ないけれど結末はあれでよかった。もっと早くに観たかったな。 【はっぴ~】さん 9点(2004-01-21 04:20:05) |
43.ゲイリー・シニーズとマルコビッチの俳優の演技がこの作品の随所で光ってます。僕はちょっと暇つぶしのつもりで、見始めたのですが気が付いたら最後まで見てしまいました。 【モモッち】さん 9点(2004-01-21 03:24:30) |
42.文学作品の雰囲気そのままで、淡々と小説を読み進めるように楽しめました。直接的なメッセージは出てこないので、ラストを含め何が言いたかったのか分かりにくい部分もあったのですが、深いテーマのある作品であることは間違いないと思います。主演二人の熱演だけでも映画化は成功だったと思います。 【プミポン】さん 7点(2004-01-15 17:48:51) |
41.大学生当時の一人暮らしの部屋。ケーブルの映画チャンネルで早朝からやっていたこの映画を、マルコヴィッチが好きな私は観てしまった。その日一日は太陽がまぶしく感じた。やるせなさ一杯の映画だし、2度目を観ようとする勇気も無いが、決して駄作ではない。ハッピーエンドが好きな人には絶対に薦められないが、そうじゃ無い人には、一見の価値有り。一人暮らしで寂しがり屋の人は、1人で観ない方が良い。 【深海】さん 7点(2004-01-10 20:19:26) |
40.《ネタバレ》 2人の演技が上手だった!牧場の生活の中でも夢を持つなんて素敵だと思ったwラストどうなるかと思ったら、撃ったのでビックリ!!でもいい(?)終わり方だと思った★ |
39.《ネタバレ》 素晴らしい!途中のエピソード(老人がずっと可愛がっていた老犬を、他人の手によって安楽死させ後悔した事、レニーがねずみや子犬を可愛がりすぎて死なせてしまう事)が、ラストの伏線としてうまく活きている。何と言っても素晴らしいのは、ジョージの複雑な心境をゲイリー・シニーズが深い演技で上手く丁寧に表現していること。彼の物悲しく切ない表情と、無邪気に夢を語る時の表情が見事!監督としての手腕も素晴らしく、時々挟まれる麦刈りなどの労働シーンや蹄鉄投げのシーンは、牧歌的で純粋な雰囲気が出ていて才能を感じてしまう。最後のシーンの間の取り方なども、押し付けがましくならないよう、絶妙な形に仕上がっている。一口に「感動」とは表現できない、静かな心のざわめきを感じた。完璧! 【ちゃか】さん 10点(2003-12-26 09:29:49) (良:2票) |
38.《ネタバレ》 久々に良い映画を観た感じがします。切なく、救いようがないですけれども。スタインベック原作と分かり、また映画とは違って原作の結末には救いがあるかもしれないと思い、早速本屋さんで翻訳本を購入。が、原作も救いなし・・・。映画は原作と比べて、キャラクター設定の違いや説明不足の点もありますが、そこを素晴らしい演技で補っているので遜色はありません(特にジョン・マルコビッチとゲイリー・シニーズは!)。個人的には原作より映画の方が好きです。映画を観た後、思ったのは原題の『Of Mice and Men』。直訳すると『二十日鼠と人間の・・・』となり、「『の・・・』の後は何だ?」と気になっていたのですが、ロバート・バーンズの詩の一部を引用していたのですね。『二十日鼠と人間の 最良の企ても だんだんと狂ってゆき 約束された喜びの変わりの 嘆きと苦しみのほかは 我々に何も残らない』。その通りの映画なのですが、どういう心境でこの小説を書いたのでしょう? 【中岩無洋】さん 9点(2003-12-17 16:47:50) |
37.マルコビッチのために作られた映画だね。 ラストは悲しかったねー。背後に回ったとき、『こいつまさか!殺るきか?』と思ったけど。。。ああするしかなかったんだよ。 【伊集院 光】さん 8点(2003-12-09 00:11:34) |
36.ピストルの音がなった瞬間に涙がふきでました。 【ヒロヒロ】さん 8点(2003-12-07 16:37:39) |
35.《ネタバレ》 俳優としては、よい脇役で有名なシニーズですが、監督もやってたんですね。彼は私のお気に入りな俳優のひとりです。うまくていい味出せる脇役さんなんですが、今回は食われてます・・ジョン・マルコビッチに!この人もなかなかの役者ですから、シニーズとしては不運ですね。この作品は、レ・ミゼラブルとスケアクロウを足したような特徴を持ってます。品があり、忍耐のいるシーンはコミカルで日常的で退屈させない、後半からラストにテンポアップしラストに自問自答する・・どうにもならない現実が鮮やかに、リアルでいて小説のように残ります。この冷めたキレのよさと、穏やかで日常的な平和さのギャップ。これらの作品は人物描写が淡々と描かれてますから、うまい役者だと苦にならないんです。舞台的でもあります。 【アルメイダ】さん 7点(2003-12-07 12:14:04) |