★1.《ネタバレ》 物語はけっこう波乱に富んでいるんだけど省略省略でなんと85分。ちょっと強引さも感じるところはあるんだけどお見事。トニー・スコット×トム・クルーズの『デイズ・オブ・サンダー』は同じコンビの『トップガン』のカーレース版だと思ってたんだけど、その『トップガン』はカーレース映画『群衆の歓呼』の戦闘機版だった。それほどに定番の展開(相棒が死んで乗れなくなる)なんだけど兄弟の葛藤を盛り込んだり男女の恋愛ではちょっとしたロマンスコメディ的展開に行きかけたりと意外にこっちのほうが複雑な構成になってる。それを強引に85分にしてるもんだからやっぱり少々の無理やり感は拭えず。でもラストシーンでなにもかもひっくり返して、ああいい映画だったと思わせちゃう。救急車でバトルという「男ってバカだねえ」と言いたくなるようなシーンなんだけど、このシーン自体も『デイズ・オブ・サンダー』の車いす競争なんかに受け継がれてたりするんだな。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-09-06 16:40:29) |