40.ドキドキしながら見れるが、大脱走やショーシャンクに比べたら何か物足りない気がした。最後のシーンにはたしかにやられました。 【kure】さん 6点(2004-12-08 00:28:12) |
【リーム555】さん 7点(2004-11-08 15:44:47) |
38.《ネタバレ》 無実の罪でなく、刑務所内で虐待された訳でもなく、犯した罪を償う責任を果たす事から逃れたいという身勝手な理由で練られた脱獄計画。最初は、あの手この手で知恵を絞って成功にこぎ着けようとするも結局は失敗、その原因は何か?の興味津々で観ていました。五人の知恵とチームワーク、特に砂時計を作る件には唸らされましたし、頭だけでなく力ずくでひたすらに穴をあけ続ける姿に成功させるという強い意志を感じました。あの異常な程の音は彼らの意志を表していました。ガスパールの描かれ方が絶妙で、裏切る、裏切らない、どちらにもとれて、もしかしたら成功するのではと次第に手に汗握って観ていました。鏡に映った光景は思わずアッと口走ってしまった強烈さでした。裏切り行為は情けないといえばそうですが、ガスパールと寝起きを共にしながら察知できなかった己の不明さを棚に上げて、目くそが鼻くそを笑うように感じました。署長もそう思っているのではないでしょうか、彼らより何枚も上手だったようで、やはり最後の一歩を踏むことは難しいようでしたね。 |
37.《ネタバレ》 「大脱走」、「アルカトラズ~」と見てきましたが、ウワサ通り(笑)やっぱりこれが一番面白い。この2作品は看守の甘さなどが原因でやや不満もあったが、本作においては不満のつけ入る隙が全くといって言いほど存在しない。 他の脱走ものと決定的に違うのは、囚人たちの真剣さが見ている側にもひしひしと伝わってくるところであり、ストイックなまでにひたすら穴を掘り続けることによって映画全体に並々ならぬ緊張感が生まれているところだ。床に穴を掘るところを見ると文字通り“力作”だなぁと感じてしまう(終盤の下水道の壁に穴をあけるシーンにカットが入ってしまっているのが非常に惜しい。2時間半の映画になってもいいからあのシーンはぜひ長回しで撮って欲しかった)。 また、小物の使い方も極めて秀逸であり、柱を影にして看守の目を逃れたところは、あれが映画の演出でなく本当にあれで難を逃れたのだとしたら驚愕ものである。 そして、最後にロランが放った「情けない奴だ」のセリフ。これは極めつけのセリフだ。 ガスパールは裏切ったのか?ということを後から考えているようではダメである。 これは無知な自分に向けられているようであり、非常に痛かった。※ 【もっつぁれら】さん 7点(2004-09-19 20:00:27) |
36.《ネタバレ》 お願いだから誰も裏切らないでくれえええ・・という私の叫びもむなしく終わってしまいました。このなんともいえない喪失感を紛らわせようと、アルコール中毒検定1級の私にまたも酒に手を伸ばさせる恐ろしい映画だった。。 【マミゴスチン】さん 7点(2004-08-01 02:19:24) (笑:1票) |
35.《ネタバレ》 舞台はほとんど小さな部屋の中で進行して行き、穴掘り、鍵開けなど全てが地味で、その地味さ加減が観ていて心地よかったのですが・・・。ガスパール君があんまり働かなかったせいなのかな?信頼関係という程の物が感じられず、どんでん返しも大して驚く事が出来ませんでした。この頃のフランス映画っぽい暗さも、個人的に性に合いません・・・。 【あさしお太郎】さん 6点(2004-07-02 17:43:18) |
34.面白かったです。ラスト近くの鏡をひっくり返した瞬間のシーンはほんとびっくりしましたね |
33.ジャック・ベッケルにはずれなし。あっという間に見終わった。時間を感じさせない。 |
32.《ネタバレ》 フランスの刑務所では、食事を部屋で取るようになっているのをはじめて知った。エンドロールの時以外、最初から最後まで、音楽無しで通したことが、仕事の音を際立たせる効果を生んでいた。自分もあたかも仲間の一人になったかのように、物音の大きさにひやひやしていた。当然の選択(自分ならば得られた情報から間違いなく同じ選択をする。つまり、出るにしても、追われる身のままか正々堂々かの二者択一)がなされているにもかかわらず、そうとは思わせず、肺腑をえぐられたような気にさせるのが作り手の腕であり、素晴らしいところである。なお、掘りガラについては、床と地下室の間が空洞になっているという設定なので、そこに落とせば処理できると解釈した。 |
31.《ネタバレ》 ぼくは単純な人間なので、大脱走やアルカトラズのように 脱走できると思って観ていました。だから最後は流石にショックで 呆然としてしまいました。彼等の血の滲む努力はすごかったです。 素晴らしい2時間でした。 【ボビー】さん 9点(2004-05-05 09:01:53) |
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30.《ネタバレ》 面白かったです。ただ僕がアホなせいか、ラストの意味が良く分かりませんでした。なんでバレたの?やっぱりあの新米が密告したの?でも本人は「違う!」って言ってるし・・・。皆さんの文章読んでる限りはそういう事なのかなあ?何はともあれハラハラし通しであっという間の2時間でした。 【アーリー】さん 8点(2004-05-04 01:32:37) |
【やぶ】さん 10点(2004-04-19 21:31:55) |
【刹那主義】さん 8点(2004-04-10 01:26:51) |
★27.《ネタバレ》 絶対うまくいかないだろうなあ。誰かがしくじるか裏切るか。でも5人の信頼関係を見、ひたすら穴を掘る姿を見ていると、うまくいくはず、うまくいってくれ、と変わっていく。だから最初から判っていたはずのラストにショック。他の刑務所映画にあるような刑務所内の悲惨さの描写が無いので脱獄の必然性みたいなのが伝わらず、むしろゲーム感覚で脱獄してるように感じ、それがかえって脱獄ものというより友情ものと感じる。だから余計にショックなのかもしれない。 【R&A】さん 7点(2004-03-01 17:12:02) (良:1票) |
26.この映画を観てから、ジョゼ・ジョヴァンニの原作を読んでみました。そしたら敗北感にうちひしがれた、ずいぶんうじうじした文章なんですね。映画では、囚人たちを粗暴に扱うことのない、ヒューマンな刑務所という印象が強かったので、正直意外でした。ジャック・ベッケルはサスペンスを前面に押し出すことで、この作品を、エンターテイメント性の強い脱獄映画に仕上げています。囚人たちの感情は、サスペンス性の下に抑圧されていて、最後の最後で大爆発します。傑作です。レンタル屋でベッケル監督の作品はあまり見つかりませんが、可能なかぎり探して観てみようと思います。 【円盤人】さん 10点(2004-02-08 18:17:07) (良:1票) |
25.こんな緩急が抜群に効いた映画は他に思いつかない。正直最初の方は何かとつっこみながら(おいおい、そんなに音たてて大丈夫?とか。)見ていたけど、最後は完全に見入って、沈黙させられました。まったりとした展開に油断させられて、がつんとやられた。 【コーラL】さん 10点(2004-02-05 17:12:58) |
24.《ネタバレ》 脱獄モノは数あれどこの作品を超えるものは永遠に作られないんじゃないでしょうか。語り口、撮影、展開、すべてが完璧に思えます。10点満点以外つけようがありません。しかしまあ、終盤近く、完全に騙されて、油断してました。ぴっくりしました。ベッケル監督の思うツボですね。ともあれ大傑作です。 【藤堂直己】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-29 18:25:48) |
23.衝撃のラストという感じだった。ちょっと違うけど「大脱走」にしろ、本作にしろ脱獄ものは、スリルがあってとにかく面白い。 【ボーリック】さん 9点(2004-01-06 23:00:11) |
22.《ネタバレ》 穴が貫通して2人が道路に出たとき、彼らはそこで逃げることもできたわけで、そこで戻った信頼、友情。ラストの裏切りを「情けない男だ」と言う。脱走は悪だし正義じゃないけど、彼らにはカッコよさがあり、裏切り者は惨め。カッコ良く生きていきたいという、男であるからの願望。ロマンだー 【紅蓮天国】さん 7点(2003-12-01 20:41:47) |
21.《ネタバレ》 音を使った緊張感とは素晴らしい発想すね。隠れているときに追跡者の足音が響くという演出はよくあるけど、その逆もなかなかいける。徐々に計画が成功に向かうワクワク感もたまらない。名作と言われてしかるべき作品。 【ぷりんぐるしゅ】さん 7点(2003-11-29 00:14:21) |