45.戦争って結局、あの軍医みたいに端から見てたら滑稽なものなんでしょうね。なんだか私には『無意味なことに意味を見出そうとして、命を賭けちゃう男たちの物語』という風に見えました。しかし、そういうことを考えてると、なにも戦争に限ったことではないのかな~とも思うわけで。やっぱ意味を見出さないとやってけないんでしょうか人間って。 【ゆうろう】さん 10点(2004-02-02 23:24:38) |
44.奴隷としてではなく・・という将校の台詞がカッコイイと思った。前半は良かった。でも、物語が進むに連れてちょっと飽きてしまうシーンが多かったかな。何を言いたいのか私にはよく分からない作品だった。戦争の無意味さなんでしょうか。。 【うらわっこ】さん 5点(2004-02-02 18:11:57) |
43.イギリス兵の誇りの象徴、口笛で吹く「クワイ河マーチ」がこの映画で有名になりました。この作品に出演した早川雪舟さんは国際的な映画コンテストでノミネートされた日本人の第一号だそうです。でも、イギリス人将校ニコルソン大佐の協力なしではビルマの辺境地に橋を建設できないことを悟ったときの斎藤大佐の気持ちは男泣きするほどくやしいものなのかな・・・ニコルソン大佐の命令なしではイギリス兵は働かないのが当たり前だと私は思うのですが・・・。武士道の権化のような斎藤大佐がイギリス留学で得た国際性を次第に表わし、さらにニコルソン大佐が「平和になった時にはこの橋を作ったイギリス兵は現地の人に感謝される・・・。」と気持ちを軟化させてイギリス兵たちが追随していくくだりが実にいい。それにしてもアメリカ兵は憎らしい。大岡昇平なんか読む限り、アメリカ軍だけが東南アジア戦線で衣食に困らなかったらしい。なにせパール・ハーバーを別として、本土が全く戦禍にさらされていないわけだから・・・。日本兵ではなくアメリカ兵を残酷で近視眼的な悪役、あるいは「アホ」に描いたこの映画がアメリカのアカデミー賞を7部門で受賞するなんて、アメリカ人は懐が深いのか、それとも戦争が嫌になっていたのか、でなければやはり映画そのもの神通力のせいでしょう。 【かわまり】さん 10点(2004-01-26 14:48:27) (良:2票) |
42.《ネタバレ》 何と言ったらいいのだろうか。これが人が作り上げたものなのかと、ただただ感嘆するしかない。ニコルスン中佐と斉藤大佐(両軍の象徴)の対立と和解から生まれる友情の象徴のような橋が、自由を求めて脱走したシアーズ中佐によって(自らの意思でない)、一瞬の内に全てが崩れるラストが戦争の虚しさを表している事は明白である。しかし戦場に一人残されたクリプトン軍医が叫ぶシーンや、何よりもエンドロールに流れるテーマ曲がいっそう虚しさを増す演出となっていて、そこはやはりデビッド・リーンの力量に驚かされるしかない。しかしこの映画が傑作と成り得たのは、言うまでも無く役者陣の素晴らしい(というか凄まじい)演技。アレック・ギネスの演技と言ったら、正に「軍人」を鏡に写したようである。次いで早川雪州演じる斉藤大佐。彼の序盤、中盤、終盤の演じ分け方を比べてみるのは一興だ。1つの映画で3人の役を演じている事と同等にも見え、彼のベストの演技とも言っていい。またウィリアム・ホールデン演じる脱走兵は、自由を手にしてから、軍の命令で戦場に戻らなければならなくなった時の悲壮の表情(この擦れ違いも虚無感と繋がっている)、しかしそこでも人間性は忘れていなかった彼(ジャック・ホーキンスへの台詞など)が、結局橋だけでなく4人全員を殺してしまい、兵だけが何も知らないという見事な結末!しかし此処までの反戦メッセージが押し出されたのはリーンと俳優陣が両方が釣り合っている証拠であろう。一部では理解不能な作品と呼ばれる程になってしまっているが(哲学的な内容が原因だろう)、私にとっては紛れも無い戦争映画の最高傑作で、この映画に感動出来た事に、そして何よりも感動を与えてくれたデビッド・リーンに、ただただ感謝したいのだ。<余談>まぁ、それにしても「日本がお好きな方」はまずこの映画を理解する事は無理でしょうねぇ。(いえいえ、決して悪い意味ではないですよ。笑) 【マムゲン】さん 10点(2004-01-25 20:23:16) (良:2票) |
41.観てるこっちまで暑くなっちゃいました。夏場は観れないですね。全体的になんかスッキリしません。 【ヒューマンガス】さん 5点(2004-01-24 23:12:20) |
40.《ネタバレ》 映画そのものよりクワイ河マーチが有名。大阪ではサル、エ○公、チンパンジーでした。戦争が如何に残酷で、無意味で、愚かであるかを見事に表現している。イギリス軍と日本軍の橋工事に関する会議を境に、両者は主客転倒するが、そのとき咽び泣く斎藤大佐が哀れである。ニコルソン大佐が、偶然爆破スイッチを押す結果になっているが、彼はあの時迫撃砲の爆風でやられなければ、果たしてスイッチを押したのだろうか? |
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【Waffe】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-01-04 01:04:33) |
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36.戦後12年目で作られた映画ですから、まだ大戦の記憶も生々しいころでしょう。日本人としてはちょっと複雑ですね。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 12:56:30) |
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35.《ネタバレ》 面白いなぁ~~アレック・ギネス演じる侍のような何をされても自分の意思を突き通し、敵の為に建てた橋を誇りに思う男。こんな人いないよね~~でも偶然倒れたところに爆弾のスイッチがあって・・・・なんてコメディみたいじゃん!!それと私もクワイ河マーチと大脱走マーチが似てると思う1人です。 |
34.親父に薦められて見たけど正直う~んとうなってしまった。そこそこおもしろいとは思ったけど名作だと言われても困るなぁ程度だった 【アルカポネ】さん 5点(2003-12-01 01:27:00) |
33.お互いの論理や正義、意地と誇りがぶつかりながら「戦争」という名の狂気が形作られていく様を押しつけがましくない演出でほぼ完璧に表現し切った戦争ドラマの大傑作ではないでしょうか。緊張感溢れる終盤の展開も素晴らしかったですし、分かるようで訳分からないラストシーンも実にこの作品にふさわしいと感じました。……ところでクワイ河マーチを初めて聴いた時「あれ?大脱走のテーマ?」と思ったのはもしかして僕だけですかそうですか。 【元閑人】さん 9点(2003-10-20 03:23:05) |
【じゃじゃまる】さん 7点(2003-10-15 03:51:04) |
31.《ネタバレ》 クワイ川マーチという音楽だけが一人歩きしてしまって、軽快なイメージを与えていますが、実際には戦争の悲劇を描いています。実際のイギリス人捕虜の扱いは悲惨だったらしく、「日本の食事が合わない」、「コレラ、赤痢の蔓延」、「強制労働による体力消耗」などで、あのような爆破工作をするだけの余力も残っていなかったらしいですね。また、収容所もジャングルの真ん中ですから、脱走するにも行き場所がなかったというのも事実らしいです。 <2004年2月17日冒頭の1行削除> 【オオカミ】さん 7点(2003-08-07 08:41:37) |
★30.テレビの洋画劇場で定期的な放映していたような記憶があります。戦争映画は激しいものと思っていたので、この映画は新鮮でした。洋画で見る日本人、早川雪洲も不思議でした。 【omut】さん 6点(2003-08-04 05:52:22) |
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28.なんでだろう?私はこの映画は不思議なくらいピンとくるものが無かった。反戦映画なのはわかったが、どうも今ひとつ。この作品が好きな人たちには悪いとは思いましたが、私は凡作のように感じました。 【はむじん】さん 4点(2003-06-05 05:29:52) |
27.戦争は命や大切の物のほかに、こんなものまで奪うのかと思いました。自分に最も訴えかけるものがあった反戦映画。 【小美】さん 9点(2003-05-04 07:58:51) |
26.反戦ものですネ。最後はあっけなく決まってしまいますが、それまでの過程に昨今の映画では観られない細かい描写があります。 |