15.ハードボイルト作品ではあるが、その演出がイマイチ。 アメリカとヨーロッパスタイルが喧嘩している感じ。 良い方向に融合できたとは言い難い。 一昔前に深夜放送枠でよく放映されていたB級洋画を、何となく観た時の気分に近い、鑑賞後の満足度。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2014-04-18 23:43:47) |
14.《ネタバレ》 中国人娼婦を演じるリディア・レイがフレデリック・フォレストの指を舐める仕草がエロい。舐める相手が中年だし銃をぶっ放すシーンより犯罪的に見えた。現実の出来事が主人公が書いている三文ハードボイルド小説さながらの展開を見せるのは面白いアイデアですね。街中のシーンが明らかに虚構の街として撮られているのもその展開を強調させるためでしょうか。アクションシーンの気の抜け方も実に三文小説といったレベルになっていて笑えてくる。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 01:45:31) |
13.《ネタバレ》 この作品は冷静に観られません。最初に観たのは高田馬場の映画館。予備知識をまったく持たずに観たのですが、ハメット扮するフレデリックフォレストのしぐさに魅了されました。たばこの火のつけ方にも美学があり、道端への捨て方にも作法があったのです。もう一度観たくて、レンタルビデオを借りたけど、色の再現性がとても悪くてがっかりした思い出があります。いまじゃDVDで微妙な陰影まで味わえますけど。ハメットは実在した作家で、実際の彼もとても面白い男でした。彼の生涯と生き様を知ったのち、この作品はもっと感慨深くなりました。じっさい小説書いてる作家さんに感想聞きたいものです。音楽は007で有名なジョン・バリーですが、目立たずしっとり演奏してます。オープニングの水面のゆれはいつ観ても美しいです。 【みみ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-28 22:16:22) |
12.ハードボイルド好きです。DVDを返しにいく時、ちょっと気取っちゃう自分がいる。無敵じゃないところが良い。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-01 01:28:29) |
11.作家とタイプライターと虚実入り混じった展開にクローネンバーグ『裸のランチ』を想起してしまって(『ハメット』が10年先ですが)どこか気味の悪い怪しさを感じながら見てしまったが、この独特の怪しさが『裸のランチ』から来るのか『ハメット』の世界観なのかが今さら判別できないのがもどかしい。でもセットを使って撮影してることもあってあきらかに他のヴェンダース作品には無い虚構性を発揮している。撮影が一度頓挫してその合間にまるで「『ハメット』撮影における受難」とでも言える『ことの次第』を撮ったらしいのだが、これを見るとなるほどアメリカとヨーロッパの、娯楽と芸術の、コッポラとヴェンダースの対立と妥協がこの奇妙な世界観を作ったのかもしれないとも思う。けして嫌いではない。途中、物語が破綻へ向かっているようにも思ったが終わってみれば全くそんなことはなく、そこがかえって物足りなかったりする。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-15 14:35:33) |
10.ヴェンダースのハードボイルドってことで飛びついてみたのですが、画面はいいけど、台詞がもう少し切れてくれないと、ハードボイルドとしては可どまりです。ハードボイルとといった瞬間にボガードと比較される運命にあるのは、どのハードボイルド映画にとっても不幸でしょうけれど。この作品は、探偵役が人間臭く描かれているので、ハードボイルドとして見ないほうがいいのかもしれません。 |
9.《ネタバレ》 音楽、特にオープニングとエンドロールのクラリネットとピアノの音楽は、それこそ米国のハードボイルドそのものの雰囲気でした。バーボンが良く合いそうな映像でしたが、やや人物関係がはっきりしないところもあり、点数が低くなりました。もう少しクールな感じが強調されても良かったかな、と思いました 【亜酒藍】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-17 23:38:12) |
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★8.ハードボイルドの香りが好きです。「マルタの鷹」「さらば愛しき人よ」同様、雰囲気はいいのですがハードボイルド小説のファンの目で見るとハードボイルド感が物足りないので合格点止まりです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-21 19:19:28) |
7.噂によると、この作品でヴェンダースとコッポラの間でひと悶着あったとか。そういう先入観があるからかもしれないけれど、どっちかというとコッポラ色が強いような気がしました。じゃあわざわざヴェンダースをドイツから呼び寄せたりしないで、自分で撮れば良かったんじゃないの?と、ついつい余計なことを考えてしまいます。 【ぐるぐる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-23 20:32:46) |
6.雰囲気と映像は好きだなあ。しかし何かが足を引っ張っている。例えば、森を描くのに、木の枝葉や見えない根まで精密に再現しているんだけど、森全体では統一とれてないみたいな感じ。たぶん、ものすごいハード・ボイルドおたくが数名スタッフにいるんだろうな。映画全体なんかまったく考えず、自分の世界だけ異様に強調しているような。他のスタッフがあっ気に取られてる様子が画面から手に取るように感じます。あ、これはうそです。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-19 23:05:11) |
5.内容や主人公の名前からして、監督がハードボイルド系のフィルムノワールを目指しているのは解るのですが、結果はイマイチでした。本作はビデオで観たせいか、画面全体が暗すぎて観づらい。ノワールな雰囲気を出したいのは解るけど、カラーで撮るならもう少し違ったやり方があると思う。それにこの系列の映画では必ず登場する「運命の女」、本作では東洋の神秘的な美女リンですが、彼女に魅力を感じなかったのも辛いものがありました。混沌としていて謎に満ちた場所としてのチャイナタウン、ハメットに背くように小説とは違う結末を迎える現実など、個人的には好みな作品のはずなんですが、欠点の方が目立ってしまいました。比較するのは間違いかもしれないけど、ハメットという名前を聞くと「マルタの鷹」を想像してしまいます。結果の方はというと、ハメット原作の「マルタの鷹」に遠く及びません。 【ペリエ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-27 20:07:44) |
4.ごめんなさい。俺にはわからん世界やった。どーも俺にはハードボイルドはあわんってのがよくわかった。おもろない。なら平均点ひくなるし、みなさん気にいっておられるのに、低い評価のレビューなんてするなーって感じなんすけど、僕の心情としてあくまで正直に自分の思ったこと全てを告白するといことで、心を鬼にして。なんか昔のしょぼいテレビドラマみたいな感覚でした。途中、眠くなりました。 【なにわ君】さん 0点(2004-03-22 10:39:31) |
3.渋ーいっ。親友に「欲を出すからだよ」と言葉をかけるシーン、秘書に「現実と小説は違うんだ」と返すシーン…なんだか焼きついてる。随所に映像として音声として記憶されるシーンが多いんです、ヴィム・ヴェンダース作品。心に残るっていうのかな?私だけかもしれないけど。雰囲気がとても良かった。イントロで流れる音楽にも惹かれたし。人間を皮肉っているけれど、どこか暖かさのある、いい映画です。 【SAEKO】さん 8点(2003-12-22 16:18:44) (良:1票) |
2.ヴェンダース監督は不本意でしょうが、個人的にとても好き。しぶい。タイプライターがいい。徹夜明けの様子がよい。ビデオは、映画館で観たのと比べて暗い部分がつぶれて残念。デジタルリマスターのDVD出てほしいです。 【みみ】さん 9点(2002-10-02 22:19:41) |
1.ヴェンダースがハードボイルドやってます。製作のコッポラと喧嘩したらしいけど,どっちが勝ったんかな。 【プリン】さん 8点(2001-01-18 16:42:03) |