熱いトタン屋根の猫のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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熱いトタン屋根の猫

[アツイトタンヤネノネコ]
Cat on a Hot Tin Roof
1958年上映時間:108分
平均点:6.00 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(1959-04-07)
ドラマ同性愛もの小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2021-12-30)【イニシャルK】さん
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監督リチャード・ブルックス
助監督ハンク・ムーンジーン(ノンクレジット)
キャストエリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕(女優)マギー・ポリット
ポール・ニューマン(男優)ブリック・ポリット
ジャック・カーソン(男優)グーパー・ポリット
バール・アイヴス(男優)ハーヴェイ・"ビッグダディ"・ポリット
ジュディス・アンダーソン(女優)アイダ・"ビッグママ"・ポリット
池田昌子[声]マギー・ポリット(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
井川比佐志ブリック・ポリット(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
金井大ハーヴェイ・"ビッグダディ"・ポリット(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
原作テネシー・ウィリアムズ「やけたトタン屋根の上の猫」
脚本ジェームズ・ポー
リチャード・ブルックス
音楽チャールズ・ウォルコット(ノンクレジット)
作曲ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン"Fourth movement, Symphony No, 5 in C minor, Op
挿入曲チャールズ・ウォルコット"Love theme from Cat on a hot tin roof"
アンドレ・プレヴィン"Lost in a summer night"他
ジェフ・アレクサンダー〔音楽〕"Soothe my lonely heart"
撮影ウィリアム・H・ダニエルズ
製作ローレンス・ウェインガーテン
MGM
美術ウーリー・マクレアリー(美術監督)
ウィリアム・A・ホーニング(美術監督)
ヘンリー・グレイス(セット装飾)
ロバート・プリーストリー(セット装飾)
衣装ヘレン・ローズ〔衣装〕(エリザベス・テイラー担当)
ヘアメイクウィリアム・タトル(メイク担当)
編集フェリス・ウェブスター
あらすじ
テネシー・ウィリアムズ名戯曲の映画化。南部の大農園主「ビッグ=ダディ」(パール・アイヴス)のバースデーパーティに家族が大邸宅に集結。本人に末期ガンとは告知されずパーティは進行、やがて莫大な遺産相続を巡り、一族の中でドロドロの葛藤と愛憎関係が浮き彫りに・・・。当時のプロダクションコードでアル中の次男プリック(ポール・ニューマン)が、自殺した友人と同性愛関係に有った事がかなりぼやかされた。熱いトタン屋根の猫=美貌の若妻マギーを演じたテイラーと酒浸りの夫役ニューマンの、白熱した演技合戦もみどころ。
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10.末期ガンの父、財産狙いの長男夫婦、アル中の次男なんて、到底想定できない家族設定だけど、「人間を描こうとする時は、極限状態でなければ駄目なのね」と痛感。親父も決して守銭奴という訳ではなく、至って好漢である。ただ、人生の成功者に有りがちな物質的な豊かさの中で、精神的な愛を見失っていたのだ。死を目前にして子育ての間違いを息子から突きつけられ、虚しさも相当なものであっただろう。親父を演じた役者も血色の良い太った末期ガン患者という違和感を除けば、その演技力は凄まじいものがあった。この家は一見バラバラだけど、根は良識人の集まりである。家庭内暴力やネグレクトといった現代が抱える家庭問題に比べると、まだ救いがあった気がする。
やすたろさん 7点(2005-02-04 23:10:01)
9.《ネタバレ》 ↓、、という名作です(笑:感謝)。 お金があっても愛情のない家は虚しいもの・働かないのはダメ・不貞などもってのほか、という感覚を教えこまれた世代なので、やはりこういうお話は心に響くし、お家騒動はまだ周囲でも目にします(=田舎、とも言う)。ラストシーンは何度目のTAKEかなと思うほどニューマンがカッコよく決めてますのですが、、えー、、これは、、もうよいってことですよね、、ちょっと考えましたバイ(笑)。ニューマンの強烈な演技に圧倒されるか、と思いきや、感情の上がり下がりはまかしといて!と言わんばかりのリズの頑張りが伝わります。カムバックしてよかった。ネコなのにストレートとはこれいかに。(爆:スミマセン!)
かーすけさん 8点(2005-01-18 17:00:28)
8.資産家一族の財産相続や後継争いを巡っての家族愛憎劇、といったところの心理ドラマ。同じ原作者だし舞台劇だし、というのでなんだか「欲望という名の電車」と雰囲気が似てる気がする。
一代で財産を築いた偉大な父親は40年も連れ添った妻にも我慢してきたと言いあまり幸せそうでもない。
父親に期待されている次男は自殺した親友や過去のいきさつに囚われ、ウジウジと自滅的な生活をしてるダメ坊ちゃん。妻のマギーはそんな夫に嫌われつつも愛情を失わない。美しいリズが「熱いトタン屋根(修羅場)から飛び降りずに留まる」という忍耐強い、出来すぎのような妻を好演している。
長男はお人よしだけの人物に見えるが妻は露骨な財産狙いがミエミエの嫌な女。子供たちも憎らしげで可愛げがない。
と、こんな人たちが余命いくばくもないと分かった父親の誕生パーティに集い、今まで隠してきた感情を暴露しぶつかり合うというなかなか面白い作品。ニューマンはじめ出演者の演技で一層魅力的になってると思います。
ビッグ・ダディは大いなる西部で印象的だったパール・アイブス、やっぱり存在感あります~ というわけで7点か迷いつつ甘めの8点。
キリコさん 8点(2004-10-09 20:47:04)
7.シンプルで阿りのない好感度作品。このシンプル素材がここまで魅力的に見えてしまうのは、ポールニューマンの演技のなせる技(勿論エリザベステイラーも一役買っています)。ポールニューマンのセクシーさというスパイスがなかったら、シンプルを通り越して地味で野暮な作品になっていたと思います。個人的にはDVDパッケージだけでも「買い」です。旧家の御家騒動を描いたありがちな人間模様は、当時としては見るものがあったのでしょうか。自分の殻に閉じこもってめそめそしてるボンボンには辟易してしまいましたが。「熱いトタン屋根の上の猫よ!」のマギーの台詞はツボ。
ちかさん 5点(2004-06-23 08:44:53)
6.あれ~、評価低いっすね~。玉石混合のテネシー・ウィリアムズ原作映画としては最良作だと思うんだけど。ポール・ニューマン扮するブリックがゲイって事は、ほのめかし的な描写や台詞での表現とはいえ、ちゃんと観れば解りそうなモンですよね。内館牧子系ドロドロの人間模様ドラマが好きな人に特にお勧め。欲求不満のフテ猫マギーを演じたエリザベス・テイラーも演技的最上作。(追記)「花嫁の父」から「バターフィールド8」あたりまでの50年代のリズの美貌はやっぱり無敵ですね。演技的成長も認められる部分も含め、特にこの作品でのテイラーは、実生活では不幸に見舞われたとはいえ光輝いています。よって1点加算。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 9点(2004-04-17 14:05:04)
5.魅力的な作品だが、主人公の二人にばかり焦点が当たりすぎていて、あっちこっちに説明不足があるのは否めない。ビック・ダディはどうして長男を毛嫌いするのか、私にはイマイチ理解できなかったのだが。
ノコギリソウさん 6点(2004-02-29 00:08:11)
4.テネシー・ウィリアムズの同名戯曲の映画化。NYアクターズ・ステューディオ出身のポール・ニューマンが、メソード演技による集中の高い演技をこれでもかと画面に叩きつける。演劇的にもひじょうに評価が高い映画です。
伊達邦彦さん 8点(2004-02-24 02:33:41)
3.テネシー・ウイリアムスの原作にでてくる性の嗜好を抜いてしまったら、このお話は奥が浅くなってしまうのは否めません、時代的に描けなかったのでしょうが残念です。
omutさん 3点(2003-06-20 06:56:57)
2.何度観てもポール・ニュウマンのセクシーさにうっとり!この映画で私のポール様になった。特にエリザベス・テイラーの下着を隠れて愛撫するところのあのポールの眼!なんと切なく狂おしいものがあるのか。
金太郎ちゃんさん 8点(2003-03-25 22:02:52)
1.ポール・ニューマン男前すぎますよ。でもバーベルは似合わないと思う。
あろえりーなさん 4点(2002-04-04 04:35:45)
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3310.00%
426.67%
5620.00%
6723.33%
7620.00%
8516.67%
913.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 3.33点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1958年 31回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ポール・ニューマン候補(ノミネート) 
主演女優賞エリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕候補(ノミネート) 
監督賞リチャード・ブルックス候補(ノミネート) 
撮影賞ウィリアム・H・ダニエルズ候補(ノミネート) 
脚色賞リチャード・ブルックス候補(ノミネート) 
脚色賞ジェームズ・ポー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1958年 16回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞リチャード・ブルックス候補(ノミネート) 

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