21.●一見子供向け、しかしむしろ大人に問題提起する構造はトイ・ストーリーと同じですね。絶妙な落としどころも。●デカブツとチビキャラのコンビは凄く収まりがいいです。ヴァネロペ可愛すぎる。●どこまで進化するのか?という画面の滑らかさ・美しさ。それでいて重要な部分はちゃんと分かり易くなっていることに感心します。ピクサーにハズレなしの認識を強くしました。●他の方が仰るようにザンギが悪役に入っているのは違和感大です。制作者はスト2をやったことがないのか、ロシア人に特別な思いがあるのか。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-09-30 11:49:24) |
20.《ネタバレ》 違いを認め合い、埋め合う理想郷。アニメーションだからこそ具現化できた意思。アニメーションでしか描けない祈り。違いがあり、欠点があり、優れていることがあるから社会は成り立っている。まさに我々の世界のメタファーだよ。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-08-25 07:14:13) |
19.設定が素晴らしい。ゲーセンのゲームの中で住民世界ができてるなんて、思いついた人はいたかもしれないけど、実際映像化できるのはディズニーアニメの力の凄さでしょう。ラルフとフェリックスの能力を上手く使ったストーリー運びをしているし、伏線も全て拾ってる。毎回新しい世界を見せてくれるディズニーアニメにあっぱれ! 【Yoshi】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-08-10 11:45:32) |
18.《ネタバレ》 最初に一つ不満を言わせて貰うとラルフのゲームの住人の性格悪すぎ。30年一緒にやってきた仲間にあの態度って・・・さすがに引く。某限界集落の住人かよ!(時事ネタ)まあ不満はそのぐらいでゲーム好きの自分にはメタル・ギア・ソリッドや上上下下左右左右BAなどニヤッとさせてくれるネタがあって楽しめました。王様の正体の伏線など上手く仕込まれていて良かったです。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-02 23:58:19) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 僕はそれほどゲーマーというわけではなかったので、知ってるキャラは全体の3分の1ぐらいだったかな、、、。壁とかにも色々とゲームのギミックが描かれていて、ゲーム好きな人が見れば、凄く楽しめるんだと思います。ストーリー的には、ゲームのキャラクターが裏では生活してるという、人の知らない世界があるんだっていうその設定は「トイ・ストーリー」のゲーム版なわけで、図体のでかいキャラと小さい女の子という組み合わせも「モンスターズ・インク」ですから内容に新鮮味はあまりないのですが、古いゲームと新しいゲームの差異なんかの表現、そういうのが面白かったですね。ラルフが住んでるところの住人は動きがカクカクだったり、カルホーン軍曹の世界は凄く高精細だったり。4つの世界がそれぞれ違っていて、映像的に楽しかったです。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-07-25 22:25:30) (良:1票) |
16.ゲームセンターに通ったという経験はなく、そもそもテレビゲームを子どもに与えることにそれほど積極的ではない家庭だったので、テレビゲームに対しての傾倒はそれほど深くはない。 とはいっても、ファミコンからプレーステーションまで基本的なゲーム機は浅く経てきているので、ゲーム世界の裏側を描いた世界は充分に楽しめた。 世界観の構図は、すばり「トイ・ストーリー」+「アベンジャーズ」のテレビゲームキャラクター版。 メタ的要素がこれでもかと散りばめられており、少しでもゲームで遊んだことがある者ならば、楽しくないわけがない映画世界が構築されている。80年代から90年代のゲームをやり込んでいるゲーマーなら、その娯楽性は倍増することだろう。 ただのゲームキャラクター大集合映画で終わっているわけではなく、そこは流石のディズニーブランド、ストーリーは極めて大衆的でありながら、誰もが感動できるドラマ性を内包している。 社会における個人の存在と役割、その中で生じる差別やヒエラルキー。 世界中の人々がそれぞれに苦悩している普遍的な社会の病理性が、時に辛辣に描かれている。 最終的なハッピーエンドは結果オーライ的な印象も受けるけれど、この作品があくまでも“子ども向け映画”であることのスタンスを貫いている以上、この展開は極めて真っ当だったと思う。 登場するキャラクターの中では、主人公(悪役キャラ)のホームであるゲーム世界のヒーローキャラクターの存在が光っていた。 この手の展開だと、実際のゲーム世界の設定と一転して性格の悪いキャラクターとして描かれがちだけれど、正真正銘の“良いヤツ”として描かれており、主人公並みの活躍をみせ、ロマンスまで成就させてしまう様が愉快だった。 最後に一つだけ苦言。ザンギエフは悪役じゃないよね? ただの勘違いだとは思うが、米国映画が「ソ連」の国旗を背負う彼を悪役に位置づけちゃうと、色々と時代錯誤的な面倒臭さが頭を出してしまう……。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-07-25 15:08:04) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 こんなに登場人物に感情移入したのは、久しぶりであった。その世界で汚れ役を押し付けられて、当然と思われている男。それが職業であるのに、その為に忌み嫌われている男。 「神に選ばれてそれをしただけなのに、なぜユダは救われないんだ問題」である。 まあ、そんな重たいテーマでは、子供に見せられる映画にはならない。しかし、さすがディズニー映画、疎外する周りの人達を含めて、巧いこと着地させている。 私としては、ラルフが去りゲーム世界が成立しなくなったシーンが最高に小気味よい。世の中には必要悪というのがあるのだ、と思うよりは、この世に必要ない人なんていないんだ、とディズニー的に解釈したい。 しかし、多分この物語の一番の重要所であろう、フェリックスが嫌われた事を嘆き、以ってラルフの苦悩を知るところの描写が、ちょっと軽かったのではないか。 が、その後の大団円までの怒涛の展開が素晴らしい。うっかり忘れそうになっていたアレと彼女が、ラルフたちの物語に絡んできて、まさかのアレがそんな伏線になっていようとは…。つくづく、見事だった。 唯一気に入らないのは、ラルフの疎外についての結末で、物語途中でフェリックスと理解し合った描写はあるものの、他の住人たちに関しては、ほとんど描写のないことだ。「君がいないとダメなんだ」くらいの事を言わせても良かったと思うのだが。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-22 21:04:08) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。続編観賞に向けての復習。ゲームの裏側の世界、友情と勇気と愛の大冒険、異次元・ディズニーアニメ。斬新な設定と独特の世界観、心温まるアドベンチャーストーリー。クッパやヴェガ、ザンギなどゲスト出演。ゲームの悪役ラルフとレースゲームの少女ヴァネロぺ、切ないけど心強い友情。意外な良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-07-22 00:48:16) |
13.《ネタバレ》 素晴らしい!ブラボー!主人公ラルフの性格描写が半端なくいい!特にキャンディ大王にヴァネロペのレース出場を諦めるように説得される件から、壊してしまったマシーンを復活させてヴァネロペに謝るまでの一連の流れは、もはや超一級の演出テクニックと、私個人は大絶賛いたします。たかがゲームの中の話なのに、妙に人間チックで共感が持てるんですよね。是非とも続編作って欲しいです。それにしてもよくまぁあんなレトロなゲームがいつまでも置いてあるのには、正直オドロキを通り越して感動ですよ。でもきっといつかは撤去されてしまうのかぁ~・・・ってそれが2作目のアイデアになったりして。 |
★12.《ネタバレ》 そこまで期待してなかったけど、すごーーく面白かった!!のに、上映期間と館数が少なかったような・・?宣伝だけ見ていたらかなり子供向けなのかなと思ってたけど、幅広い世代で安心して見られる映画だったと思います。最後のオチ自体にはそんなにびっくりはしなかったけど、敵というか、あいつがあれとは・・。ちなみに映画観終わって暫くは、「ターボする」が一緒に観た友達との間で流行りました(笑)。 【ネフェルタリ】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-06-06 16:05:11) |
|
11.《ネタバレ》 とてもおもしろかったですが、ゲームキャラに自我がある設定はトイストーリーのオモチャから置き換わっただけなのでそれほど斬新さはなかったです。 【しっぽり】さん [映画館(吹替)] 6点(2013-05-15 14:44:53) |
10.《ネタバレ》 今年見た中では1番だと思いました。ディズニーは話しの展開も面白ければ、映像もインパクトありますね。流石です。ただ唯一思ったのは悪役の存在感がやや薄かった気がしたってことですね。あ、余談ですがフェリックスが意外とガツガツオラオラ系ってのが面白いですね(笑) 【dy2cyr】さん [映画館(吹替)] 8点(2013-04-30 11:25:12) |
9.《ネタバレ》 ゲームキャラクターが当たり前のように共存するゲームの世界の舞台裏!よく、こんな共演が実現したものだなー。元ゲーマーの僕としては、これだけでもワクワクしてしまう。 しかし、そこはディズニーさん。オリジナルキャラクターの愛くるしさも抜群。ピンチにマリオが遅れて助けに来たり、圧倒的なスピードでソニックがレースの賞をかっさらったりしないかヒヤヒヤしてしまうが、そんな反則は絶対しない。他社キャラクターは飽くまでもゲスト。 主人公の二人の関係性や設定が繊細で、しっかりとした伏線を元にハラハラ・ドキドキの ストーリーはノンストップで駆け抜けていく。ヒーローと悪役の共存だけでなく、最新のゲームとレトロゲームの共存の観点もなかなか新しくて面白い。レトロキャラがジャンプするとビヨーンと音が鳴ったりするのも憎い!他方、最近の解像度の高いビジュアルの女教官(?)はツンデレで悲しい過去を背負っていたりして、めっぽう強かったりするのも、あるある感。 ストーリーの組立や映像の見せ方が抜群なのは言うまでもないが、ラルフが時折みせる悲壮感はなかなか胸に来るものがある。悪役にスポットを当てただけあって、ヒーローものや凡人ものとは違った味わいが出ている。 ずっと見ていたい気持ちになる最高に素敵な映画! 童心に帰ってハラハラドキドキせよ! 【すべから】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-04-29 13:08:02) |
8.《ネタバレ》 ゲームが好きだった。12歳のころ。スーファミのソフトを買ってもらって家に帰るまでの車中。待ち切れず、丁寧に丁寧に箱を開けて、説明書をチラ見したりして気を紛らわした。もう気持ちは早く帰りたくてしょうがない。あのときの、そわそわした、はち切れそうな幸福感に勝る幸福感を、大人になった僕はいまだ知らない。おそらく同じような少年は日本中にいたはずだ。この映画はあの頃の僕たちのための映画だ。全編にわたってノスタルジーに基づいたゲーム愛があふれている。もちろんストーリーの軸となる、ラルフの仕事に対する想いの成長や、ヴァネロペというあまりに輝きに満ちたキャラクターの言動は、心をさわやかにしてくれるけれど、やはりこの映画の本質的な価値は、あの頃のゲームに対する言葉にできない想いを表現してくれていることだと思う。それは二度と手に入ることのない、あの頃にしかない価値で。あのときの僕たちは、ある意味リアル以上にリアルなものをゲームに感じていた。(8bitの単純な音楽は、どんなオーケストラより胸をうった)。映画が終わると、ゲーム愛がむき出しになったエンドロールがはじまる。見ていて、ストーリーと何の関係もなく、涙がとめどなくあふれてきた。なぜ泣いているのかわからなかった。12歳の頃の僕が泣いていた、と言ってもいいような気もする。 【コダマ】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-04-25 01:43:03) (良:3票) |
7.話の創りがうまいなぁ。ディズニーの最近はアニメはクオリティ高いの多い。実写は糞が多いけど。子供向けながら泣かせるつくりです。苦悩と葛藤がよくわかるしカタルシスもうまい具合に消化するしすげぇなぁ。ただしオマケアニメの紙ひこうきは糞。一見いい話ふうだがあんな仕事しない社員いらね。 【とま】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-04-20 23:21:09) |
【枕流】さん [映画館(吹替)] 7点(2013-04-12 09:11:19) |
5.《ネタバレ》 この映画、決してくだらなくはないです。むしろ良作と言っても良いくらい。 しかし超一流の大傑作かと言われればそうでもない。脚本にやや不満があります。 まずこの映画独特のゲームの世界のルールが良く理解できない。なんでそうなるのか感覚的に理解しにくいからでしょうね。他にも「ザンギエフは悪役じゃないだろ」とか「クッパは出てくるだけでセリフなし?任天堂が許さなかったから?」とかいらん事が目について困りました。 でもヴァネロペのキャラは個人的には好きです。今時の女の子キャラはいじめられてもメソメソ泣くようなキャラじゃないですね。ラルフのキャラが単純で深みに欠けるのも彼の特徴だし、そこを前面に出したストーリー展開にしたのは良かったと思います。 フェリックスと女軍曹のラブストーリーは蛇足だったかな。AKBのエンディングソングは知らなかっただけに率直に驚きました。 【ぴのづか】さん [映画館(吹替)] 7点(2013-04-10 16:53:27) |
4.《ネタバレ》 話の展開は「トイストーリー」とかなり近いものの、魅力的なキャラクターや世界観、小ネタの数々によって、既視感もなくなるほど華麗にデコレーションされた豪華な映画です。新旧様々なジャンルのゲームが登場するので、全く世界観の違うキャラがぶつかりあう、カルチャーギャップコメディとしても楽しめます。シチュエーション設定が素晴らしいので、作り手も、キャラクターが一人歩きする感覚を味わったんじゃないかな、と思いました。それくらいキャラが活き活きしてます。世界観としては、SFシューティングゲームの関わり方が好きです。「いつからゲームってこんなに暴力的になったの!」と主人公ラルフは半べそをかきますが、そんなゲームも肯定的に描いているのに好感が持てます。下手な作り手なら「レトロゲームは素晴らしいけど、最近のチカチカしたゲームはダメだ!」なんて風に描きそうなもんですから。むしろ、新しいゲームを排除しようとする側が悪役だったのは意外でした(けど主人公と合わせ鏡のような存在です)。破壊を尽くすサイバグたちもお菓子の世界と融合することで、ちょっとおめでたい感じになってるが憎めないです。もちろん女性指揮官も、かっこカワイイ! 【ゆうろう】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-04-06 22:44:14) |
3.《ネタバレ》 2Dで鑑賞、子供も大人も楽しめる感じでした、主人公キャラをどこかで見たことがあるような気がして思い出すと、NHKのディズニー関連レポ番組中の製作現場レポで、日本人の女性が本作のとあるカットを担当しててその時のキャラの動きの解説で見たかもしれない。エンディングでAKBの曲が流れていました、よくある日本特別のコラボ企画だと思っていたら共通 オリジナルなんですね。 【ないとれいん】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-04-01 09:12:00) |
2.《ネタバレ》 話はとても大人向け。早い話が職場ですね、コレ。誰だった仕事をしていれば、「こんなことやってられるか!○○の仕事はいいよなぁ」などと愚痴ることは一度や二度あると思いますが、主人公のラルフも正にそれ。ただ彼は他人への迷惑を考えることなしに自分の思うヒーローになろうとしちゃった。つまり嫌われ者も大事な職場のピースであるっていう残酷な点を描いちゃってます(ファミリー映画なのに!)。感心したのは『Fix-It Felix』のマンションに住む住民たちが嫌われ役のラルフを最初はのけ者にしている点でした。記念パーティーにも呼んでやらないって最早いじめに近い。実際に汚い仕事をしている人って職場では大抵ちょっと腫れ物扱いされている場合があると思います。そういう人こそ皆から褒められるべきなのに!(ホントにファミリー映画か?)。そんな住民たちがエンディングではラルフにねぎらいのケーキをあげているシーンには目頭が熱くなりました。やっぱり職場ってのは色々な役割の人が支えあって成り立つものということを大変上手く描いていたと思います。 そんな大人向けなストーリーが根幹の本作ですが、流石はディズニー、子どももしっかりと楽しめるように作られています。『Hero's Duty』のサイバグとの戦闘は迫力満点であれで燃えない男の子はいるんだろうか?っていう出来ですし、『Sugar Rush』のメルヘンな舞台と可愛いレーサーには女の子は喜ぶでしょう。そうそう、この『Sugar Rush』で群れた女の子たちがヴァネロペを小突きまわすシーンも完全に職場のソレでしたね。女はこええで。 それから面白かったのはなんといってもキャラクターの動き!今回『Fix-It Felix』の住民はみんな3Dでありながら動きはファミコン時代さながらにカクカク動いて表情や仕草も大げさなんですが、その動きってPixar以前のディズニーアニメーションの動きにちょっと似ているんですよね。最新の3Dと従来のディズニーが培ってきた2Dアニメの良さを上手く融合した素晴らしいアニメだったと思います(これは本編前に流れる『Paperman』にも言える事ですが)。 しっかしAAさながらの悪役集会にザンギエフがいたけれど、ストリートファイターの悪役ってベガとサガットじゃないんかい?この辺り、作り手がゲームに思い入れがあるのか良く分からん。 【民朗】さん [映画館(吹替)] 8点(2013-03-31 13:32:30) |