6.《ネタバレ》 監督はベテランで実力確かなヘンリー・ハサウェイ、
シナリオにベン・ヘクト、
原作ニコラス・レイ!?
というワケで超絶期待しすぎた感もあるが、それでも中々の見応え。
豪華客船の転覆、テント炎上のパニックも凄いが、一番驚いたのはロープ登りの緊迫感。
ただグルグル回ってるだえなのに、どうしてこう惹きつけられるのだろう。
芸人の演技もロングショットだが、凄い。
やはりサーカスは魅力的だ。
またドラマも良い。
父親として厳しくも優しさを滲ませるウェインも良いし、絶世の美女だったヘイワースを知る者にとって、同じく絶世の美女となっていくカルディナーレを思うと配役は完璧といってもいい。
クラウディア・カルディナーレとリタ・ヘイワースの新旧二大美女の競演。
デビュー仕立てのカルディナーレは毒気の無い可愛らしさ、オールドミスとなったヘイワースもまたスラリとした体系で健在振りを示す。これが彼女の最後の花かと思うと少し切ない。
事情があって深い溝のあった親子が和解していくストーリーも説得味があるし美しい。
ジョン・ウェインの父親振りはいつも以上に優しい。いざという時の頼もしさ!
クライマックスの親子競演の場面は必見。