2.《ネタバレ》 お話自体は創作ですが、北海道開拓のために囚人が集められ強制労働が行われていたことは事実のようで、そういう実在の場を舞台にしているというだけでも興味深かったですね。ただ、結局何が言いたいのか、そういう時代の悲惨さを見せたいのか、男と女の愛憎劇が主軸なのか、話のテーマがわかりにくい。全体として舞台的演技というのかな、なんだか動きが大袈裟なもんで、その点は良くも悪くも印象深い。囚人たちの列に「いかんといて~!」ていうところの音楽がなぜかバリバリの演歌だったんだけど、そこはやっぱりクラシック系の音楽にするべきじゃなかろうか。