14.《ネタバレ》 女による群像劇。 まるで詩のように流れていく時間。 そこには悲しみの連続、そして最後にほんの少しの安堵。 クラゲかぁ、、なるほど。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-06 01:01:16) |
13.《ネタバレ》 エドガーケレットって女性監督なんですか? 自分はこれは男性の感性じゃないな、と思ったんですけど。映像の暗さも、男性監督ならもっと器用にこなすと思いました。死の匂いがするとこは、イスラエルが舞台ってこともあるんでしょうね。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-10 06:02:44) |
★12.ごく普通の3組の人々の並行する道行きをじっと見続けるという視点は好みだし、ひっそりと息をひそめるかのように落ち着いた雰囲気も悪くないのですが・・・3組の話は交錯するようでしないし、そもそも全部が似たような描き方で似たようにうじうじ悩むキャラばかりが出てくるので、作品としての意味合いを削いでしまっている。結果、設定のための設定のようになってしまいました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-08 23:58:13) |
11.数えるほどしか見る機会がありませんが、今までに僕が見たイスラエル映画は不安定な状況が続く自国、そして隣国との関係が垣間見える映画が多かった。本作でも台詞の端々からそれは感じられますが、一見普通に暮らすイスラエルの人々の日常を淡々と綴った群像劇となっています。「ジェリーフィッシュ」とは海をあても無く漂うクラゲのことであり、本作に登場する誰もが海を漂うクラゲのようにどこか不安定で、それぞれに今の人間関係や自分の今に不安を抱えている。それはまるでイスラエルを象徴しているようでもありましたが、彼らを見つめる視線はとてもやさしい作品でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-08 15:23:12) |
10.これといって特に何か重大な事が起こる訳でも無いんですがこういう淡々とした流れで物事が進行していくのはなんか好きです。オカシイかな!? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-21 00:38:36) |
9.《ネタバレ》 面白い。人に勧められなくもない。 想像が及ばない世界の、日常的ラブストーリー的な何かだろうと、ドサッとそろえたDVDの中に埋もれていたものを忘れた頃に観る。そういう中の1本だった。 だいたいそういう映画は観てみるとラブストーリーではなかったりする。時にはドキュメンタリだったりする。この映画もラブストーリーではない。だから、この映画を観たときの、「突然クビの後ろを触られてビクッとする」ようなヤメレよ的不意打ちではなく、「夏に買っておいたガリガリ君を冬に食ったら、それが当たってた」的な心くすぐる度は非常に心地が良かった。 日常をベースとして、物語がきちっと時間軸を狂わせることなく、3組のカップルと主人公と一人の女性たちが明確な接点を持たないまま、微妙な共通の上で虚ろさに悩む。こういった設定はアメリカやヨーロッパよりも、こういう中東とかアジアとか、そういう世界のベンダの方が得意なのかもしれないな、などとも思う。 不思議な少女の役割は決して明確ではないが、それは果たして主人公にとってのセラピーになったのだろうか、そのあたりをあからさまに表現しないあたりの繊細な力業は感服してしまう。すべての登場人物が、何らかの解答を得てそれに従うけれど、それが果たしてどういう未来を生むのかな、なんてぼんやりと考えられる味わいは秀逸。 また、日常を収めた画が非常に綺麗で、DVDが液晶テレビに映し出されるときの、不快なぼやけもなぜかそういう味かもね、という独特の雰囲気になっていた。もしかしたらブルーレイ(がでているかは知らないが)で観たら全然違う空気なのかもしれないが、作者も意図していないだろうその雰囲気に没頭することができた。 なんか得したな、そういう気持ちになれた。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-06 15:44:13) |
8.《ネタバレ》 イスラエルの普通の人々の日常のドラマを、幻想的な映像を時折交えて詩的に温かく描いた良い映画でした。幻想と現実の場面の組み合わせ具合が非常に絶妙でしたね。脚本や映像の構成、出演者の演技も見事でした。 また、イスラエルがさまざまな国からのユダヤ人移住者によって成り立っていることや、フィリピンなどの海外出稼ぎ労働者が多く働いていることが描かれているのも興味深かったです。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-10 09:37:57) |
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7.アーティスティックで雰囲気出ているのですが、どうも好きになれない映画です。カサっとした薄暗さを感じてしまいました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-07-10 21:51:51) |
6.《ネタバレ》 漂う者たちの物語。それを象徴するのが浮き輪の少女で、両生類のような水圧に強そうな目をしている。ヒロイン1は職を失い漂いだす。ヒロイン2は結婚式のトイレで挫いて文字通り「地に脚がつかない」状態、新婚の亭主も上の階の女性に漂いかけている。ヒロイン3は遠くフィリピンから漂い流れてきた、船のおもちゃを子どもに買って帰るために。この三者が交錯するという展開は最近では珍しくなく、なあにラストはチャリティの場か何かで皆が一堂に揃うんだろう、と思ってたら、なんか話が深刻になってしまった。漂わないビンの中の船の模型が不吉だなあとは思ってたんだ。ドラマ作りの作法としては最後に三者が揃って締めるほうが正しいだろうが、きれいに終わらせるよりドラマを開いて終わらせるほうを作者は選び、若い監督ならこっちを選んだことを褒めたい。うまく語るより、まず語りたいことを語ることだ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-17 11:59:16) |
5.ヘコんだ時に観たら・・・もっと暗くなっちゃうかも(笑)プライベートも職場でも、不幸続きの主人公が出会った、浮き輪をはなさない小さな女の子。何も話さないのに、ニコニコ笑ったり奇声をあげたり、なにかを訴えつづける彼女が忘れられない。とても寂しい海の中、ぷかぷか漂う彼女が可愛かった。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-17 11:11:05) |
4.《ネタバレ》 パッケージ写真のイメージからカリブ海辺りを舞台にした明るい映画と思いレンタルしたが、なんとイスラエルのちょっと暗い群像劇だった。浜辺に現れた幼女は主人公の子供時代の幻影(?)だったのか。そこはちょっと村上春樹的世界も感じさせた。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-10 01:30:29) |
3.うーーーん、悪くはなかったんですよ~。悪くはなかったんだけど、今なんにも残ってない・・・そんな感じです。男性が好きそーな女性(理想やステレオタイプ)ばかりが出てきた印象。それとやっぱり終わり方って大事・・・最後にあーーーっ、余計なことを~~~っ! って思いました(^^A)。 【ジマイマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-12 21:45:55) |
2.《ネタバレ》 女の子のくりくりした目。ちょっと奇妙ででもかわいかった。映像が鮮やかで、赤や黄色がきれい。 想いは確かにあるのに少しのことですれ違って、どんどんずれていく。何かしら思う所あって、何かが不安で何かに耐えてる。 タイミングって大事。でもそれ以上に想い行動することが大切だと思った。大きな船の模型を介して交流するシーンには泣きそうになった。 【えこー】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-08 00:44:19) |
1.《ネタバレ》 うん、みんな寂しいんだよ。それぞれ互いに繋がりを求めているはずなのに、なかなか上手くいかない。何故でしょうね?世の中って不思議です。そんな人たちのアンサンブル。でもそんな人達が手を取り合えばきっと希望の光は見えてくる。波間を漂うクラゲ達に、あなたは一人じゃないよって言ってあげたくなる、やさしい作品。 |