1.《ネタバレ》 サスペンスとしてもコメディとしてもよくまとまった面白い作品です。
唯一物足りなかったのはラストのキャンバス内での攻防。オープニングの「主人公はガッチャの達人」の設定が活かしきれていなくて凄くもったいないです。そこは主人公のフィールドなので、あの手この手で圧倒的な実力を見せてほしかった。
サスペンスとしては物足りないと思われる方もいるかもしれませんが、僕のような「バンビ」な人間には十分すぎるほどハラハラドキドキな内容で良かったです。またその中に織り込まれるコメディのバランスも程よく、いろいろつめこんだ割に映画としてバランスがとれています。娯楽作品としては申し分ない出来でしょう。
東ドイツに入ってからのジョナサンの単独行動は特に面白い。この映画の見所といっても良いと思います。