2.《ネタバレ》 オープニングの”ぶっ殺そうぜ~同志たちよ~♪”と歌う主題歌といい、この邦題といい、
どんなガンマン大連合の面々が登場するのかと思っていたら、思いの外登場人物は限られている作品です。
しかしマカロニウエスタンのスター、フランコ・ネロとトーマス・ミリアンのコンビがとにかくいいんです。
この2人の掛け合いが可笑しく、作品全体に漂うユーモアのある空気がたまらない。
そしてそこに絡むこれぞ悪役!ジャック・パランスの面構え、どこまでも執拗に絡んでくるそのしつこさに、
この2人と、非暴力を訴える革命の指導者の教授。それぞれが最終盤に見せる男気もいい。
ユーモアとアクションと、主要登場人物の男たちのドラマをきっちり盛り上げる巨匠モリコーネの主題歌がまたいい。
オープニングの歌詞と全く同じく、「ぶっ殺そうぜ!同志たちよ!」と叫ぶフランコ・ネロの姿。
ラストは何とも言えない清々しさがありました。