2.《ネタバレ》 柳町光男。
「火まつり」の神と人間の世界のとらえ方で、若い時に魅せられた監督の一人。
さて、「十九歳」「さらば愛しき」を観て、柳町ワールドを押さえたうえで、本作を鑑賞。
絶望を突き抜けて、神と対峙した、この監督作品は、
実に、淡々としたものだった。
そうです、東京は金のない人には、面白くも何もないのは、
中国人だろうが、地方出身者だろうが、同じこと。
まぁヤクザとその女をめぐる逃避行を、中国人に置き換えただけの話ではあるが、
突き抜けた人だけが持つ、温かみのあるラストだった。
藤岡弘が強精剤を集めるとこが面白かった。