15.《ネタバレ》 面白い! ポールニューマンの魅力を全部出し切れてないが、 このシリーズは、当時の映画人に光を与えただろう! 最初は、女たらしが武器の私立探偵か、と思ったが、とにかく頭が切れる! それがポールニューマンのルックスにピッタシなんですね~ でもデジャブがある。 そう刑事コロンボは、これがベースになって創られたシリーズものではないのでしょうか!! 先にコロンボを見た後の世代ならではの、デジャブですなぁ・・ 崖っぷちのカーチェイスもカリオストロを思い出しました。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-12-03 00:14:48) |
14.フィリップ・マーロウ、サム・スペードと並んでロス・マクドナルドが産み出したリュー・アーチャーはアメリカ・ハードボイルドにおける三大私立探偵の一人といって過言はないでしょう。実はスペードは、ハンフリー・ボガードが『三つ数えろ』で演じた以外はスクリーンに登場していないのですが、何故かハーパーと改名されちゃってるけどアーチャーもポール・ニューマンが演じただけなんです。でもこのニューマン演じるリュー・ハーパー(アーチャー)は、彼の全盛期の出演だけあって渋さとカッコよさではオールタイム・探偵映画の中でもベスト1なんじゃないでしょう。 名手ウィリアム・ゴールドマンの最初期の脚本であるわけですが、ロスマク特有の複雑なプロットと心理描写を上手く脚色できなかったのは痛いですね。どこかストーリーを追うだけで必死という脚本で、いくらニューマンのハーパーが魅力的といっても映画としては高い評価はできないですね。せっかく“ハードボイルド女優といえばこの人”となるローレン・バコールも出演してるんだから、もうちょっと彼女の見せ場を作って欲しかったところです。シェリー・ウィンタースも勿体なさを感じる使い方でした。 ハーパーが目覚ましに起こされて出がらしでコーヒーを淹れるまでのタイトルバックを観てなんかデジャヴ感がありました。そう、あの有名な『傷だらけの天使』のオープニングが、ショーケンの飲んだのが牛乳という違いはあるけど進行が同じなんです。きっとこの映画が元ネタだったんですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-04 22:24:41) |
13.《ネタバレ》 期待して見るとガッカリするが、ハードボイルド映画の先駆的作品としての価値はある。でも、それだけ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-21 14:52:12) |
12.面白そうなタイトルとポール・ニューマンに誘われて鑑賞しましたが、ストーリーに説得力がなく期待外れでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-01 20:57:04) |
★11.《ネタバレ》 作り手に都合良く話が展開しているだけであって、必然性もなければ論理もない。なので、最後にいくら解決がなされても、何かが着地したカタルシスがないのです。ハードボイルド系にはよくあることではありますが・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-07-08 00:08:19) |
10.《ネタバレ》 ハードボイルドらしいところといえば、最初のクレジットのところとか、終盤でハーパーが「1年のうち5~6週間だけが楽しい」とか言うところでしょうか。個人的には特にハードボイルドが好きというわけではないので、あまりピンと来ませんが。ただしハードボイルドを離れても、ハーパーというのはなかなか興味深い人物ではあります。 ミステリーとしてはまあ普通ですが、情報が次から次へと簡単に手にはいるのはどうかと思います。そのあたりがフィクションの限界でしょうか。謎解き云々よりも、新興宗教を隠れみのにして不法移民を受け入れるというあたりに、風俗的な面白さを感じました。ただ、夫が死んだと伝えられたサンプソン夫人が妙に嬉しそうだったり、その前後のミランダを意味ありげに映していたり、事件の実行犯が都合よく全員死んだりと、まだ裏があるのではないかと思わせるところがあります。もっともそれも、ハーパーに関係がないといえば関係ない。そういうところは妙にリアルでした。 まあこの映画の最大の謎は、原作のアーチャーがハーパーに変えられて、しかも映画のタイトルにまでなっているということでしょうけど。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-03 22:22:25) |
9.《ネタバレ》 アメリカ映画では、正義を行なう個人の勇気がしばしばクローズアップされ感動させられるが、「出来ねえよなあ」と思わせられることも正直言って、ある。さて本作のラスト、これどう解釈するか微妙なところなんだけど、それまでのアメリカ映画だったら正義に向かうハーパーをはっきり描いたろう。しかしこれでは銃を構えた犯人が「無理だ」と銃を下ろし、ハーパーも「無理だな」と立ち止まるところでストップモーションになる。これ「正義を行なわない結末」と思ったんだけど、それでいいんでしょ。標的になりながら数歩歩いたことは「アメリカ的勇気」だけど、法律上の正義は放棄した、と解釈した。車中での会話で若いころの希望や現在の状況を改めて思い、悪い奴(不法移民斡旋宗教家その他)は司直の手にゆだねたり死亡したりしてるし…などの言い訳も浮かんだろう、それほど人間正義絶対で生きてるもんじゃないよ、と主人公が心中ぼやいて通報義務を捨てた瞬間のストップモーション。ハードボイルドの主人公像とうまく重なるものを感じた。事件をクリアに理解できてないので間違ってるかも知れないけど、そこが新鮮だった。妻のJ・リーは朝食の卵の黄身を、ハーパーが去ったため、ハードボイルドどころか、一つ一つ潰してたっけ。見てる間は分からなかったが、悪の店の歌手は『エデンの東』のアブラさんだった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-03 09:19:14) |
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8.ハードボイルド映画の佳作と言いたいところですが、残念ながら素晴らしく面白いわけではありません。しかし、ポール・ニューマンが若くて魅力にあふれています。先日亡くなりましたね。合掌。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 5点(2008-10-02 04:01:01) |
7.ハードボイルドってのも、どういうストーリーが理想的かと言うとなかなか難しいですな。最後に謎がすべて明らかになり、点と点が線としてつながった瞬間、爽快感を感じるか、あるいは「なんだか都合いいなあ」と感じるか。裏に隠されていた人間関係がいざ明らかになってみれば、まるで主人公の探偵以外の人々がみんな裏でつるんでいたかのごとく、エラクご丁寧に張り巡らされた人間関係だったりするわけで、リアリティを大事にするが故に、ストーリーの人工的な部分が目立ってしまう。でもコレが無いと、謎解きのカタルシスも無いわけで。このあたり、初めからリアリティに重きを置かないトリック中心のミステリの方が違和感を感じなかったりするのが皮肉。この映画のオチに関しても、正直「出来過ぎ」の印象をもってしまいました。ま、しかし、例によってノリの軽いポール・ニューマン、彼を見ているだけでなんとなくホッとしてしまうわけで(人によってはイライラさせられるだけかも?)、一種、キャラ勝負の映画っちゅう感じです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-19 22:44:31) |
6.はぁこれはヒドイなぁ~ポールニューマン好きでも厳しいんでは…意味分からん! |
5.人間関係が複雑すぎます。始まりはただの失踪事件ですがすぐに二転三転していき、ややこしいことこの上なしです。整理するために、紙と鉛筆と一時停止ボタンが欲しくなるところです。ちゃんと真相は明かされるのですが、『三つ数えろ』と同じように、間違っても謎解きを楽しむ作品でないことは確かです。では何を楽しむのか?それは俳優ポールニューマンです。 【プミポン】さん 3点(2004-09-12 05:26:45) |
4.ニューマンファンですけど・・・き、気持ち悪いです・・・作為の弊害・・こういう不自然な仕草とか表情って勘弁してってくらいカッコ悪い。ストーリーも語ることないくらいしょぼい(鬱) 【ちか】さん 2点(2004-06-20 22:37:57) |
3.ニューマン探偵は粋でカッコイイのですが、ストーリーはイマイチです。ニューマンファンは楽しめると思います。 |
2.こういうしがない探偵の役、ポール・ニューマンにぴったりですね。だから吹き替えで愛川欣也さんの声もぴったりくるのかな(笑)。ローレン・バコールが魅力的でした。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-18 16:30:19) |
1.この映画を見るとつくづく感じる。自分はこの手の探偵モノって仕草、映像、雰囲気には惹かれるんだけど、ストーリーや謎解きとなると二の次、三の次でど~でもよろしくなってしまうっちゅうことを。くたびれた探偵の生態を観察し、枝葉末節に目を奪われちゃうんですなぁ。犯人が果たして誰かなんてぇことは、無限の彼方に消え去って果てしなくどうでもよろしくなってしまうのであーります。 【モートルの玉】さん 6点(2003-10-28 20:04:35) |