9.テーマが一向に見えないダラダラダラダラした展開でのチャールトン・ヘストン大根芝居に嫌気が。タイトルをタイリーン大尉として90分くらいの尺で良かったかと。 |
8.《ネタバレ》 「誰と戦ってる(もしくは戦いたい)のか?」と思うようなお話。実際、アパッチとのドンパチは夜のシーンだけでよく見えず、むしろフランス軍との対戦がメインのようです。しかし本来戦うべき相手ではないし、不毛な争いをやっているという感じ。この作品にはこうした不毛感が全編に漂っていて、そのあたりがチグハグや行き当たりばったりな展開の原因でしょうか。元北軍と南軍の呉越同舟は面白くなりそうな気がしましたが、どうにも空回り。ちなみに、上映時間は3種類あるようですが、私が見たのは真ん中の136分バージョンでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-01 17:13:49) |
7.《ネタバレ》 いやほんと、なんと言うか筋が見当たらないと言うか、どこに気持ちを持っていけばいいんだろうと言う展開なんですよね。 音楽はとても派手でアクションらしい元気ある響きで好みだったんですが。 主人公はダンディー少佐ですけど、途中で隊に亀裂が走って、そのあとに女に走っちゃったりして、 南軍のおっちゃんに説得力ある説教くらっちゃって。 人間味ある現実的な展開なのかもしれんけど、格好いい軍服姿とは裏腹だなと。 ラストのフランス軍との戦いもあまりぱっとせず。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-07 20:24:04) |
★6.どこまで行っても作品のテーマらしきものが見当たらないのが致命的。なので、いくらシーンを積み重ねても、「そうなりました」というだけで、必然性が何も存在していない。全体がちぐはぐなのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-08-23 01:18:50) |
5.アパッチ族の襲撃そのものは描かれず、死屍累々たる大虐殺の後が映しだされる映画冒頭、ここからすでに、何やらタマラナイいかがわしさが漂っております。このいかがわしさは、流血を伴う終盤の戦闘シーンなどにも見られる訳ですが。ただ、こういう残酷描写をもって、本作をワイルドバンチの前哨戦みたいに捉えることは(当然ながら)できません。何せ、映画後半、っていうのは勿論ヘストンがケガするところからですが、とにかく変です。奇妙に断片的で、迷走しちゃってます。プロデューサーの意向で作品が短縮されてしまった、というのがこのワケのわからなさの原因なのか?いやいや原因はそれだけじゃなくって、本当にコレ、「決してまとまることのない」作品として作られたんじゃなかろうか。実際、このあたりのエピソードは無い方が自然、つまりプロデューサーはもっと短縮しちゃってもよかったくらい。なのに、親切なのかイジワルなのか、本作の奇妙さを充分に堪能できるようには仕上げてくれております。正直、ペキンパーが本作で何をやりたかったのかはわからないし、ジェームズ・コバーンに何をさせたかったのかは特にわからないのですが(笑)、とにかくこの主人公のダンディー少佐以上に我を通そうとしたんじゃかなろうか。ダンディー少佐、自分では何だか大したことしてないんだけど(そしてどっちかというとオイシイところはリチャード・ハリスが持っていくんだけど)、それでも存在感がある。そして本作の存在感というのもまた、そういう種類のものかな、と。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-28 00:09:12) |
4.ペキンパーらしさが見られない残念な作品です。ストーリーに筋が通っていないのが致命的ですね。アパッチを追うその一点だけに絞って描いて欲しかったと思います。戦闘シーンのカットなどズタボロで、どこを注視すればよいやらわかりません。キャストは本当に豪華です。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2011-04-29 21:31:34) |
3.《ネタバレ》 ペキンパーがメジャーで初めて撮った映画ですが、プロデューサーと大もめになって終いには編集権が奪われてしまったといういわくつきの作品。出演者は豪華ですねー、C・ヘストン、R・ハリス、J・コバーン、そして盟友S・ピケンズ以下ペキンパー一家の脇役俳優陣が総出演! 姿が見えないのはS・マーチンぐらいのものです。この時期製作された西部劇にしては珍しく流血描写が多いのにはびっくり、戦闘シーンでは河の流れが文字通り赤く染まるところは強烈です。舞台は南北戦争時代のメキシコで、アパッチ討伐に執念を燃やすC・ヘストンと、捕虜ながら因縁のヘストンに対抗心を燃やして討伐隊に参加する南軍将校R・ハリスの対比を軸に展開するのですが、メキシコに駐留するフランス軍騎兵隊まで巻き込んでぐんずほぐれつの死闘がなかなか迫力があります。テーマ・ソング「ダンディー少佐マーチ」がまたカッコ良いのです(ミッチー・ミラー合唱団!)。ところがゴタゴタのせいか中盤からちぐはぐな展開が目立ち、結局R・ハリスのキャラしか印象が残らないのが不思議です。ヘストンとS・バーガーのラブシーンなんて、ほんといらないシークエンスですよ。30分長いペキンパー・カットのバージョンもあるそうで、ラストは全然違うそうです。観てみたいですねー。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-12 01:42:47) |
2.ほ~んと、ものすごいキャストなんすよね、これって。あっしとしてもうれし鼻血が出そうッス。悲しいかな、製作サイドにズタボロにされちゃったらしいんで、内容はしっちゃかめっちゃかでござんすが・・・。気がついたら、いつの間にやらヘストンさん、とんでもなく落ちぶれちゃってんだもの。嗚呼、完全版が見られるのはいつのことやら・・・。ただしここでも、キング・オブ・くせもの2番手コバーンがいぶし銀の光を放っちゃってたりなんかしちゃったりしてぇチョンチョン!そのイカシっぷりに随喜の涙を流していいですか?そりゃあ、やり過ぎっすか? 【モートルの玉】さん 5点(2003-10-29 21:34:37) |
1.《ネタバレ》 男臭い映画を撮らせたら右に出る者ナシ!で定評のあるペキンパーが監督した異色ウェスタン。何たって主演にチャールトン・ヘストン、脇を固めるはリチャード・ハリス、ジェームズ・コバーン、ウォーレン・オーツにベン・ジョンソンと凄まじい濃ゆさで思わず鼻血が出そう。この顔ぶれを観るだけでお腹一杯食べきれません!!てな感じ。なんだが…如何せん筋立てがごちゃごちゃし(過ぎ)て分かりにくく、その上主役のヘストンが重苦しいだけで全然颯爽としてないのが致命的。センタ・バーガー扮するメキシコ女性とのラブシーンなんぞ邪魔だぁ~!!寧ろ濃過ぎる脇役たちの怪演の方が際立っており、正に本末転倒。タイリーンに扮したR・ハリスの方がよっぽど”ダンディー”だったぞ。死に様は情けなかったけど。ペキンパー・ファンの皆様には申し訳ないが容赦なく5点マイナスゥ!! 【へちょちょ】さん 5点(2003-10-28 02:53:36) |