52.《ネタバレ》 父の死によるショックで口がきけない耳も聞えないと思われていた少女が、
実は歌ではコミニュケーションがとれるということがわかり・・
これは感動作で私好みの映画だろうと期待大でレンタル最後にとっておいたのです。
確かにいい作品です。
前半などすでにウルウルきていましたから・・
ミュージカルが苦手なのですが前半は必然性も感じられ、
なんとかして少女に口をきかせよう、歌えることがわかった・・
そこから突然がらりと作品が変わってしまいました。
感動できる作品なのに途中からおいていかれてしまいました。
町中の人が歌いだすあたりになると、
もともとミュージカルが苦手だからあっけにとられてしまう・・
特に警察隊が少女を歌いながら探すシーンはコメディか?と、
ちょっと感動モードに入っていた私はガクッ。
警官が初めて少女に歌ったシーンはよかったですが、
あんまり何回もそのパターンは入れないほうが映画のテンポが悪くなると・・
後半なんか公園のシーンでとてもいいところがあり、
エイミーがトラウマと戦っていたという抱きしめたくなるようないいシーンもあるし、
全体的に観て癒されて後味もいいのにもったいないなぁと思いました。
いやもったいない。
実は私は勝手にこの映画を観る前から妄想していて、
もう会えないお父さんを探して歌いながら街をさまよう少女のお話・・
つまり「オリバー・ツイスト」少女版みたいに想像していました。
でも実はシリアスなのに明るい映画でした。
前半の調子でいってくれれば8点くらいの感動作だったかも・・
後半が「トムとトーマス」みたいなドタバタ劇をミュージカルにしたようだ。
と説明すればわかってもらえるかな(苦笑)
前半の絵的な演出は昔のフランス映画と思うほど(絵的に)
絵ハガキにしたいような止まった演出がおしゃれでした。
曲もよかったですよ~♪
これはもしかしたら映画よりも舞台でミュージカルとして見たほうが楽しそう。