7.《ネタバレ》 テレビ映画なので、画質が良いわけもなく、スケールも小さいが、中身は面白いです。
ストーリーが淡白すぎるので、物足りなさは感じます。
アクションもなんだかもたもたしています。
ですが役者さん達が結構良くて、飽きずに見られるクオリティに仕上がっていますね。
そんな中でも、ロビン・フッド役のスチュアート・ウィルソン。飄々とした雰囲気がなんとも言えず魅力あります。彼が出るシーンはウィットに富んでいてユーモアを感じさせます。
誰だか知りませんが、フィリップ王子役の人も良い。最初はただのバカ王子かと思いきや、意外にもなかなかの賢王です。
そしてなんと言ってもグウェンを演じるキーラ・ナイトレイでしょう。きれい。かわいい。美しい。特にショートにしてロビン・フッドの格好をしてからが最高に良い。まるでRPGの主人公みたい。その旅立ちの姿にほれます。
ただ、旅立ちのシーンの期待値とは裏腹に、思ったほど活躍のシーンがなかったような気もします。
どちらかと言えば罠にはめられてばかりで、あんまり良いところがありません。
もっとロビン・フッドの娘ならではの美技や体術で活躍するシーンが見たかったですね。
やたら感情的なところも、主人公の神秘性が薄れてしまってもったいないです。
どうせよくある御伽噺の域を出ない単純明快なストーリーなんだから、もっと圧倒的に強い主人公が大活躍する冒険活劇でも良いような気がしますね。
ちょっとけちをつけてしまいましたが、魅力溢れる主人公であることに間違いはありません。
あの笑顔は最高です。