1.NY、ベルリン、そして日本。三つの国で起こる良く似たストーリー。主人公は人種も性別も舞台も違うんですが、セリフ回しやストーリー展開はほとんど同じという実験的作品。途中で登場人物が「この作品は失敗するよ」などと言わせてしまう所なんて、「やられたっ!」と思いましたね。それにしても主人公達の環境が違うとこうも違った展開に見えてくるんでしょうか。もう、失敗ではなくて十分成功してます。2話目なんて、「あれっ?同じセリフに同じ展開?」と驚かせておいて問題の銃を撃つシーンではわざと音を消したりするし、3話目ではその構成を少しずつ変えてるし..もうホント、騙されましたよ(いい意味で)ただ、3話目のオープニングの白塗りの妙な演技..その辺りはちょっと不満でした。ちなみに3話目では監督自身が登場してたり、永瀬正敏や藤田朋子が出ててお得です。