25.《ネタバレ》 デップはマルチなタレントだと感心。 いいおとこであり、奇抜な印象も強いが本作は覆すほど強烈。 ジェームズ・ジョセフ・バルジャー役を迫力満点で熱演。風貌は極悪ギャングそのもの。グラサンに禿頭に…怖いの一言。 コノリーの汚職も実際あの手この手でうまく回して不都合を排除してる感じがリアル。 実話故か派手さやドラマ性は無し。 ジワリとくる静かな狂気。 やはりデップの怪演が嫌でも目立つ。 おもしろいですけどね。 |
24.バルジャーを観ていると、最近ハマっている野良猫動画でイケメンボスとして偉そうにしているキジ白猫も極悪ボス様(惚れてます)を見た途端すっ飛んで逃げるイキッたチンピラ猫に過ぎないのが思い浮かびました。登場人物殆どが小者感が漂ってタラタラ語られるストーリーも退屈なだけでした。ベネディクト・カンバーバッチ無駄遣い感がイタイところです。 |
23.《ネタバレ》 このハゲなんかジョニーデップに似てるなぁと思ったら本人でした。 十分悪いことしてるんだけど、マフィアものと思って見てるのでパンチに欠けたかな。 「やり返す時はみんなの前でするな」の格言だけ深くうなずきました。 ハゲなのにええこと言うやん。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-11-07 21:53:17) |
★22.やっぱり主人公が怖いだけあって、誰も彼のハゲを馬鹿にする者はおらんかった。 【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-11 22:20:55) |
21.《ネタバレ》 なんかとても既視感がある物語だというのが感想だが、そう、スコセッシの『ディパーテッド』が浮かんできたんだよね。実際のところどっちも舞台はボストン、『ディパーテッド』でジャック・ニコルソンが演じたフランク・コステロは、ジョニデが演じたバルチャーがモデルなんだとか。もちろん『ディパーテッド』はフィクションなんだけど、ノン・フィクションが原作の本作と較べても、良く出来た脚本だったなと思います。中盤でステーキのレシピをダシにしてFBI捜査官に因縁をつけるシーンは、これまた『グッドフェローズ』でジョー・ペシが見せる恐怖の因縁付けのもろパクりというかオマージュなんでちょっと呆れました。でも熱演だったことは評価せんといかんと判っているけど、ジョニデの禿げ頭ギャングはどうしても違和感があるんだよな。自分には、『パブリック・エネミーズ』も含めて彼のギャング役はどうしても馴染めないんだよな。本作での彼の役柄は、家族との絆は深いがただただ冷酷非情で陰険なギャングの親分、それも最後までチンピラ感が抜けないキャラでした。これじゃあ手下たちから裏切られて証言されてしまったのは、もう自業自得としか言いようがない最期でした。邦題を『ブラック・スキャンダル』とした意図には、ギャングの犯罪よりもFBIとギャングの癒着がこの映画のテーマだと解釈した結果だと思いますし、それは正解だったと自分は考えます。 事実を追っただけなのでしょうがなかったのかもしれませんが、決して後味が良くない陰惨な物語でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-09-11 21:39:09) |
20.《ネタバレ》 久しぶりにコメディ感のないジョニー・デップを見ました。こういう役のほうが似合っているし、カッコいい気がします。 しかし映画としては、残念ながら期待はずれでした。とにかく気になったのは、変化のなさ。かなり長期間を描いているはずですが、誰も老けないし、メンバーはずっと数人だけだし、クルマも服装もさして変わらないし、裏の〝仕事〟ぶりや暮らしぶりはほとんど描かれない。敵も味方も気に入らなければ殺すだけで、いつまで経っても「街のコワ~いチンピラ」から脱していない感じ。 だから、FBIとの関係がバレるスリルや、奢る強者が崩壊するカタルシスもなし。いったい何を見せられたんだろうという印象しかありません。 もう1人の主役であるはずのカンバーバッチも、ストーリーに絡んでいるようないないような。「兄貴が凶悪犯の上院議員」という立場は、想像するだけでゾクゾクしますが、そう思わせてくれるシーンもほとんどなかったように思います。結局、単なるゲスト出演という感じでした。 ついでに言うと、邦題にも違和感が。ネガティブな単語を2つ並べてオドロオドロしい感を狙ったのかもしれませんが、懐かしの「ブラック・デビル」を思わせる滑稽さがあります。まあ原題の「黒ミサ」でも、日本人には伝わりにくいですが。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 3点(2020-07-15 02:56:33) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 ギャング映画としての水準が低いです。抗争や流血に伴う憂いはすっぽり抜け、展開もスリリングとは言い難い。バルジャーの息子の死や、ダチのFBI捜査官の家庭崩壊、職場での意見対立といったサブストーリーも本筋を引き立てる機能をほぼ果たしていません。箇条書きみたく挿入されるだけです。 極道でなければ生きられない者の刹那が様式美となって訴えてこないと、ギャング映画は輝きを放ちません。 脚本にも問題はあると思うけど、このバルジャーって人は結局チンピラレベルのワルだったんじゃないですかね。描かれるスケールの小さいこと。娼婦まで自分で出向いて殺すんかい。敵対する組織の本部に盗聴器を仕掛ける見返りに、FBIに要求したことといえば「相手側の自販機を全部撤去しろ」だって。なんじゃそりゃ。自販機のアガリってなんぼほどの問題なんだろう。 それに、あのみすぼらしいすだれハゲはなんとかしたらどうなのか。おそらくモードに敏感なイタリアマフィアならもっとかっこ良く処置してるはずだ。別の映画で観たけど「アイリッシュマフィアはビンボーだからな」とイタリア系に馬鹿にされていたくだりがあった。 やっぱりセンスって大事だよなあ、とそんなことを思いつつジョニデの熱演を眺める120分でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-11-05 00:12:05) |
18.《ネタバレ》 ジョニー・デップの存在感は際立っていたが、ストーリーが凡庸。デップにしろエドガートンにしろ、裏世界や悪事で成り上がっていく様、そして転落する様がさらりと描かれすぎている。 【カワウソの聞耳】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-11 12:03:54) |
17.《ネタバレ》 実在の犯罪者を映画にすると、やはり相変わらず淡々として盛り上がらない。30分くらいでまとまるんじゃないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-22 21:56:04) |
16.《ネタバレ》 1970年代から80年代にかけて、南ボストンを中心に、恐喝・麻薬密売・売春・殺人とありとあらゆる犯罪行為にかかわり、裏社会を牛耳ってきたマフィア、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー。犯罪組織のみならず政界やマスコミ、果てはFBIにまで幅広い人脈を有する彼は、その生まれついての無法者の血と類まれなカリスマ性でギャングたちを支配してきた。そんな彼の鉄の掟。それは、「密告者は誰であろうと絶対に許さない」――。警察にひとたび口を割った者には残さず血の制裁が待っているのだ。彼を擁護し助けてきたのは、いまや上院議員となった兄とFBI捜査官として働く幼馴染みのコノリー。だが、勢力が拡大するにつれ、鉄の結束を誇った彼らの絆も徐々に綻び始めて……。実話を元に、長年警察の手から逃げ延びてきた伝説の犯罪者の半生を重厚に描いたクライム・ドラマ。実在したカリスマ犯罪者役をジョニー・デップが好演しているということで今回鑑賞してみたのですが、いやはやこれがなかなか手堅く造り込まれていて僕はけっこう楽しめました。ジョニー・デップのハゲ頭もなかなか様になっており、普段の静かな態度から豹変し突然狂犬のように感情を暴発させる所なんてかなり怖い。コノリー家での夕食の席で披露される我が家の秘伝レシピの話やその後、コノリーの妻に対する不気味な言動など、なんとも真に迫っていて凄かった。これが、チョコレート工場で白塗りおかっぱ姿で踊っていた彼と同一人物だとはとても信じられないですね(笑)。ただ、とても手堅く創られている反面、実話を元にしたから仕方ないのかも知れませんが、新味が一切ないのが本作の弱点。マーティン・スコセッシが過去に何度も手がけてきた実話を元にした作品群と印象がとてもよく似ているのです。もう少し、この監督ならではといった独自の味が欲しかったですかね。とはいえ全編を覆う重厚な雰囲気は見応え充分。この手の作品が好きな人はもちろん、単にジョニー・デップが好きというだけの人も観て損はないでしょう。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-20 21:17:19) |
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15.淡々としている割にテンポ良く観れました。特殊メイクも迫力ある。実在の人物の話ということもあって、ストーリー云々は特にないが、存在が際立っていたのがコノリー役のジョエル・エドガートン。彼のおかげで、ジョニーデップの凄みをさらに感じることが出来た。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-12 23:42:09) |
14.みんなで結託して、もっとあくどい事をしているかと思ったけど、そうでもなかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-10-02 23:06:01) |
13.《ネタバレ》 あえて渋くつくる。悪くない。 たいして知らない主人公。ジョニーデップを禿げさせる必要を感じない。 FBIと組むことと密告を許さないこと。やはり詭弁でしかない。主人公は自分の利益のみを手にしたい根っからの悪党だと感じる。ポリシーを感じない。 矛盾しているので主人公のキャラが薄い。あ、髪じゃなくて。 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-09-24 19:26:49) |
12.ちょっと期待していただけに、残念..とてもシリアスに、丁寧に、創られているのは良いのだけれど..一言で言えば、物語に、登場人物に、魅力が無い..主人公ジミーの冷酷さは、伝わってきたが..エピソードや小ネタに、重みが無い..特別な展開が待ち受けているわけでもないし、結末も尻つぼみ..「ゴッドファーザー」クラスを期待して観ると、ガッカリしてしまう... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-08-21 11:03:07) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 元はバリー・レヴィンソンの企画だったものの降板し、代わりにメガホンをとったのがスコット・クーパー。この人はクリスチャン・ベール主演のクライムサスペンス『ファーナス/訣別の朝』を撮った監督さんなのですが、『ファーナス』は雰囲気こそ良かったものの、作品の要となるようなインパクトの強い見せ場や、2時間に渡って観客の関心を引き続ける強力なストーリーテリングを生み出せておらず、致命的な欠点はないものの、さして面白くもないという凡作に終わらせた実績を持ちます。この監督が、同じくクライムサスペンスである本作をどのように仕上げるのかについては不安が大きかったのですが、案の定、『ファーナス』と同じ傾向の作品となっています。各構成要素は悪くないのだが、2時間を引っ張るだけの強力なものがありません。 最大の問題は、監督が一体何を作品の主軸に置いているのかがよく分からないこと。ジョニデ演じるヤクザの成り上がり物語なのか、武闘派ヤクザの狂犬ぶりなのか、ヤクザとの癒着を暴かれそうになって背中に火が点いたFBI捜査官の転落劇なのか。元となった事件が10年以上に及んだだけに構成要素はパンパンであり、どのエピソードを落とすかという取捨選択が必要だったのですが、監督は乱雑にエピソードを詰め込んだ結果、個々のエピソードがぶつ切り状態で2時間を貫く大きな流れを生み出せていません。 そもそも、誰の視点で語られる物語なのかが不明確。FBIの事情聴取に応じる下っ端ヤクザが冒頭に登場するため、『グッドフェローズ』のレイ・リオッタのように彼がストーリーテラーになるのかと思いきや、冒頭を除くとこのヤクザは空気同然の存在感。その後、ジョニデの元右腕だった殺し屋が語り手として登場したり、ジョニデ自身の家族エピソードになったりと視点がめまぐるしく変動し、結局、感情移入の寄り代がないため物語に集中できないのです。せっかく豪華な出演者を揃えたのにこの出来は残念でした。スコット・クーパー、私の中の要注意監督の仲間入りをしました。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2016-08-10 00:42:35) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 実話だから言ってもしょうがないけれど、身内に犯罪者がいても議員にはなれるのね。そこが不思議で仕方なかった。まあそういう州もあるんでしょう。 予告編ではFBI・マフィア・政治家、この三人が手を組んだ、みたいな印象を与えてくれたが、実際は政治家の弟さんはほとんど何も絡んでこないから、なんだよ~、てちょっと肩透かしをくらいやした。 でもまあ淡々とはしているけれど、ジョニー・デップの怖さが視聴しているこっち側をグイグイと引き込んでくれるから、それほど飽きることなく最後まで観ることができた。家族の秘伝の味。ここのシーンがとにかくトラウマになるくらい怖かった~((((;゚Д゚)))) ただね、やっぱり映画そのものの評価は微妙になっちゃいますね。総合的な魅力に、あと一歩足りないものを感じずにはいられない。ほんとうに惜しいです。 個人的にはFBI捜査官のコノリーを演じたジョエル・エドガートンが、ジョニー・デップの怪演を引き立てる控えめな芝居をしていて好印象でした。最近はなんでも監督までされたようで、機会があったら鑑賞してみたいです。 |
9.ストーリーは淡々と進行し、これといってドラマチックな展開もないのですが、そのおかげでバルジャーの怖さが際立ったと思います。彼にとって人殺しは腕に止まった蚊を叩くくらいの感覚なのだろうか。こんなヤツ、もっと豪快にハゲれば良いのに。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-06 08:27:48) (笑:1票) |
8.ジョニー・デップがとにかく怖かったです。物語は淡々と進みますが、彼がいつ何をしだすか分からないので、終始静かな緊張感が走っていました。映画全体に漂う静かなトーンやリアルな雰囲気は良かったのですが、実話ベースなので、あまり大きな展開がなく、盛り上がりには欠けた気がします。 |
7.皆さんおっしゃるようにジョニデの演技は必見です。浪平ヘアーとハリセンボン箕輪はるかと同じ歯なのに、、おぞましいほどの恐怖感が伝わってきます。まさに役者冥利に尽きます。 実話が元になっているのでストーリー自体は結構地味です。コノリーが主役のはずなのにバルジャーの怖さばかりが際立っていて、ストーリーがいつ破綻するかといったヒヤヒヤ感は感じません。むしろ、バルジャーの静かで淡々とした恐怖ばかりが目立って悪寒がしてくるほどです。 大したメッセージ性もないのでサスペンス物、ジョニデファン、新しいもの好きな方以外にはあまり収穫がない映画かもしれません。あと一ひねりの起伏を作ってフィクションとしたほうが映画としては華やかになったかもしれませんね。この部分が少し惜しいような気もします。しかし、バルジャーの母親の一件や息子の一件、弟とのやり取りなど雰囲気としては非常に素晴らしいものがありました。 もう少しやりようがあったと思われるだけに、、惜しい映画です。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2016-03-04 12:58:47) |
6.《ネタバレ》 米ボストン出身の犯罪王バルジャー。その弟は政治家、そのダチはFBI。各々の道を進んだ同郷の3人を結ぶのは汚職というナマエの忠誠心ただ一つ。米国最悪のスキャンダルをありのままに描く犯罪ドラマ。犯罪王を怪演するのはジョニー・デップ。短髪オールバックに凄みのある青い瞳。裏切りはぜってー許さねえ。さすがは七変化の千両役者。3人の絡み合いにより、どす黒い裏社会に浸ることができた。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-28 22:35:06) |