6.《ネタバレ》 とにかくキモい! ヒゲのおっさん、見た目だけでなく、クレールの膝を撫でるシーンは、男の自分でさえ「ぎゃ~!」と叫びたくなるほど気持ち悪かったです(笑)
内容は、友人の作家オーロラにそそのかされて、結婚を控えたおっさんが高校生姉妹を相手に恋愛ゲームを繰り広げ、最後「オレはやったぜ!」みたいなドヤ顔で自分の恋愛観を得意気に語ります。その様子を滑稽に見せるラストはロメール映画の鉄板パターン。湖畔の美しい映像も加わって、ロメールらしさも充分に発揮されていると思いますが、とにかくおっさんのキモさが映画全体に充満して、それどころではなかった、というのが本音です(^^;
オーロラに「ちゃんとした所にほどよく肉がつけばすばらしいスタイルの美人になる」と言わしめるほどのクレールの水着姿。それに比べ、小学生みたいな体型に天パ、マッチ棒がパンツ穿いたような水着姿のローラとでは、おっさんがクレールに夢中になるのも当然。でもクレール、オトコを見る目はまだまだで、クズのような彼氏に夢中なところがもったいない!
また、ローラがおっさんに好意を持ち、「緑の中を手をつないで仲良く駆け回る」という、昭和のチョコレートのCMみたいなシーンも、この二人のビジュアルでは、まるでコント映像・・・。
そんなこんなで、余計なことばかりが気になって、肝心の映画に対する印象はイマイチ・・・。クレールの美しさが唯一の救いかな?