★5.ショーン・コネリーがすっかり007から脱皮し,汗くさいアラブの族長ライズリを見事に演じきっている。ラストの戦闘シーンで短銃を構えたドイツ(だったか?)の将校が銃を下ろし,騎士の対決のような見事な一騎打ちを演じる。最終的に有利な体勢に立ったライズリが,彼を討たず高笑いしながら立ち上がる。まさに侍である。そして,彼に父性を感じてきたアメリカ人少年から銃を受け取り,颯爽と馬上の人となる。ジェリー・ゴールドスミスによるブラスの効いた楽曲が高らかに鳴り響き,全編を通じてもっとも印象的なシーンとなった。帝国主義と民族の自立の間に立つ女の生き様と圧倒的なライズリの存在感。香気立ちのぼるような逸品だ。 【koshi】さん 9点(2001-07-16 21:38:36) |
4.欧米人のアラブへの憧れ、的な面多。リーダーとしてのライズリは素晴らしい。人間の尊厳的態度は、米大統領の泡のような権力とは好対照。明るい結末ではあるが、哀愁を感じる結末も好感であるものの、これからモロッコのリフ族はどうなってしまうのか、あっさりしていると思われる。結局、見ても良い映画であることは間違い無し。 |
3.とにかくカッコイイ!男の見るべき映画だ!ジョン・ミリアス大好き! 【すめ】さん 9点(2001-05-14 23:45:28) |
2.疾走する馬と白刃をふりかざして闘う男たちの豪快なアクションを挿入しながら、ドラマの焦点は、ライズリイというひとりの男の男らしさに絞られていく。J・ボンド役を降りて、鮮やかに変身し甦ったS・コネリーが、とりわけ馬上で黒衣の民族衣裳をひるがえし、疾風のように去っていくシーンに象徴されるように、彼のヒーローぶりを堪能させられる。 【ドラえもん】さん 8点(2001-04-08 01:12:50) |
1.見終わってからもしばらく映画の世界から抜けることができませんでした。男がヒーローに目覚める1作です。 【ピルム】さん 8点(2001-01-24 13:36:42) |