44.序盤は軽快なテンポですが、後半になるにつれてだんだんくどくなってくるのが少し鼻につきました。エンディングへ向けての弓の引き絞り方は巧いと思うのですが、重いテンポがそれを阻害している気がしました。ですが総じて完成度は非常に高く、名作の称号に堪えうる作品でした。 【K】さん 8点(2004-10-03 00:23:11) |
43.《ネタバレ》 ゲーブルといえばレットしか知らなかったので、こういう粋でユーモアに溢れていてたまに三枚目な役ってのがとても新鮮に感じました。ストーリーが非常に判りやすく、それでいて退屈しないのは二人のやり取りがとても楽しくて、微笑ましいものだからでしょう。河を渡るシーンが綺麗で印象的でした。70年も前の映画なのに、こんなに綺麗な映像で観られるなんて、DVDに感謝したい気持ちです。ラストがなぁ~。あのあっさりめな感じがいいのでしょうが、個人的にやはり愛の告白シーンが欲しかった。どこまでもコメディなんだろうなぁ。途中、一箇所編集がおかしいのもご愛嬌かな(^^; 【あさしお太郎】さん 9点(2004-08-19 04:09:28) |
42.おもしろい! ピーターは、自分と似てるような気がする。でもオチは全然ちがうけど... 【よしふみ】さん 9点(2004-07-31 11:47:09) |
★41.白と黒だけの世界。この映画の見せ所は、『ジェリコの壁』を挟んだ2人の位置関係だと思う。夜、2人の間に壁がある。日を重ね、夜を越すごとに2人は引かれ合っていく。たった一枚の布に仕切られた2人の関係は、布同様。簡単に省く事が出きる。あぁ切ない。でも白と黒の夜の世界は美しかった。最後の夜も素晴らしい。結局、ラストが『或る夜』の出来事だったのかな。 【ボビー】さん 9点(2004-06-27 12:11:15) |
40.名作なのでしょうが、私にはちょっと・・・。 それはさておき、この作品を参考にして 作った映画・ドラマは、この70年間に世界各国で数多くあることでしょうね。 【しまうまん】さん 5点(2004-06-13 12:04:56) |
39.わがままな家出お嬢様に金目当てで付きまとう新聞記者。が、そのうちに二人は・・・という、とても分かりやすいラブコメ。二人がぶつかりながらも段々惹かれあっていく過程や、脇役たちを絡めた小ネタ、気持ちのすれ違い。細かいところまで神経の行き届いた粋な名作。 【ラーション】さん 10点(2004-06-04 23:56:23) |
38.心理描写が実に巧みで、監督の演出さすがに上手いなーと唸らされる(フランク・キャプラはアカデミー監督賞3度獲得の名匠)。わがまま娘のエリーが一人ぼっちになってオロオロするシーンや神妙にニンジンを食べるシーンは、ピーターへの心の距離が縮まっていることを如実に語る。最後の1泊をねだるあたり、エリーの切なさ爆発である。そして、クラーク・ゲーブルが最高の二枚目半を演じてみせた。機転の利いた長セリフも楽しく、特にヒッチハイクのシーンでのコミカルさは見事に尽きる。公開当時もきっと映画館中が大爆笑だっただろうな。『風と共に去りぬ』のレッド・バトラーのイメージしかないので、かえって新鮮だった。こんな古い時代に最上級のロードムービー作品がここにあった。 【やすたろ】さん 9点(2004-03-11 21:50:15) |
【紅蓮天国】さん 5点(2004-03-03 14:18:32) |
36.《ネタバレ》 主役のゲーブルがちゃんと男らしくてセクシーなんですが、お茶目で可愛い演技も達者なコルベールを見事引き立ててるのも微笑ましいですね。川を渡るシーンでひょいとコルベールを逆さまに持ち上げて、歩いていくところは、コルベールの巧みなおしゃべりに花を持たせつつ、彼女の体つきの女らしさもちゃんと計算して我々に見せてくれるサービス精神も伺え、頼もしいと惚れ惚れしてしまう。コルベールが脚線美で車をキーッと止めちゃうあのシーンの、ゲーブルの「ま、まさか!?」とも言いたげな、すっとんきょうな表情も忘れられません。ラブ・コメディではなんといっても主役男女の相性が重要ですが、この映画の主役2人は見事お互いの要素を引き出しあっている。それに加えてキャプラ監督の映画はそれらを囲む脇役達も芸達者で、また愛らしい。チームワークの良さが自然に映画から湧き出ているというべきか、見る側のこっちも自然と笑いが生まれ、楽しくなるんですね。総てにおける、ロマンチック・コメディのお手本のような愛すべき作品♪ 【popo】さん 9点(2004-02-28 17:26:19) (良:2票) |
35.えーいッ、なんで今まで観なかったのや、ワタシのあほッ! 子どもの時は、いかがわしい題名だからTV放映見たらアカンかな?と思い、大人になってからはモノクロやからと避け、、なんという損をしてきたの。字幕の一文一文(翻訳がまた懐かしいオシャレ度)を食い入るように読んで、ドキドキワクワクしながら観終わりました。 今まで観たラブコメやらTVドラマがカスに見えます。 高評価と熱いレビューで、私に教えてくださった皆さんと、このサイトに感謝します。 【かーすけ】さん 10点(2004-02-23 14:33:58) (笑:1票) |
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34.映画館で観てない映画だとどうしてもこういう映画が高い点になる。 二人のイメージが合ってて面白かった。 (テレビ) 【zero828】さん 8点(2004-02-21 17:09:54) |
33.作品は面白いのだが、主演の男女がどうも私の趣味じゃない。 |
32.70年も前の映画なのにストーリーに古臭さを感じさせないところが凄い!それでいて映像に味があるからいいですね。多分、今このストーリーで映画を撮っても-2点ぐらいになるんだろうなあ。 【患部】さん 8点(2004-02-19 21:11:37) |
31.終わり方がとても素敵。70年も前の作品なのでちょっと役者さん知らない方ばかりでしたが、魅力的でおもしろかった。「ジェリコの壁」ってのもお洒落な感じする。バスで歌うシーン、人参を齧るコルベールとかのシーンが好きかな。いろんなシーンでコルベールがゲーブルをかなり凝視してて、あの目が印象に残った。 【バカ王子】さん 9点(2004-02-18 22:01:10) |
30.ん~まあまあ。面白かったけど展開普通過ぎ。しょうがないけど |
29.高貴な身分の女性と無頼な新聞記者による逢瀬といえば、一般的には『ローマの休日』でしょう。言うまでもなく、キャラの違いで、こちらの方が、より庶民的(?)です。が、しかし、男女の言動や細部の描写は、こちらも勝るとも劣らず、実に上品なんですね。会話の内容は古典的な意味で「粋」だし、しょーもないラブシーンなんかがあれば興醒めにもなりましょうが、当然そんなものはない。こういう具合に、現実と虚構の皮膜(その膜は薄いようでいて限りなく厚いけれど)を感じさせてくれる映画は、何度観てもいいものですね。 |
28.エリー嬢、最初はきらいなタイプかもと思って見ていました。でも、どんどんかわいく見えていく。それは、ピーターに対しての恋心と比例していたように思う。娘の本気には本気で応える父親にも愛情を感じた。うーむ、次の旅は夜行バスの旅にしよっと。 【クルン】さん 9点(2004-02-12 00:16:26) |
27.ヒッチハイクの場面は誰もが物真似したくなるんじゃないでしょうか。笑いました。ちりばめられたジョークも楽しいし、テンポもいいし、これでもかと畳み掛ける展開もいいです。 【藤堂直己】さん 9点(2004-01-30 12:07:34) |
26.ラブコメディーの原点とかロードムービーの元祖、ソティスケイティットコメディの傑作など、実にいろいろな形容詞が付く本作ですが、物語自体は単純明快でわかりやすく、いわばお約束通りです。とは言っても、本作を元祖だとするならば、お約束を創った当人なのだからそれも当たり前ですね。恋愛映画のハッピーエンドとなると、大抵、奇跡的なまでに物分かりのよい登場人物が必要になるのですが、この映画の場合、それは娘の父親ということになるでしょう。キャプラは楽天的すぎるとの評で敬遠されることもありますが、こうした奇跡的なまでに物分かりのよい登場人物の存在自体を楽しめるかどうか、ここが評の分かれ目のような気がします。クローデットコルベールがベットで涙を流すシーンの美しさ。とんでもないハイキーで大写しされる真っ白な顔に光る涙。これはモノクロームならではの魅力。ところでこの映画は自分が持っているDVDの中では一番古い映画なのですが、デジタルニューマスターの技術ってすごいですね。以前、ビデオで鑑賞した時は画質が悪くてとても気になったのですが、素晴らしく改善されてます。感謝です。 【スロウボート】さん 8点(2003-12-31 13:11:09) |
25.面白い!思わず微笑み、笑い、楽しくなっている自分が居た。バスの車中で歌い踊るシーン、ヒッチハイクのシーン、ラストシーンと見所&楽しみ所が満載なのだからやむを得ない。現在の眼からみれば単純で他愛のないストーリーにもかかわらず、どうしてこうも面白いのだろう?。映画の技術はたしかに長足の進歩を遂げた。しかし、映画に必要なのは、いつの時代も製作者の心意気や思い入れだと私は思う。莫大な制作費を使って特撮するならそれもいい。だがしかし、それをなぜ我々観客が観る前から「知ってあげる」必要があるのか?そんなモノ「面白さ」と何の関係もないだろうに....。見終わったあと、そんな余計なことまで考えてしまった。 |