40.重たい…重たすぎるよ、この映画。 面白いっちゃ面白いんだけど、テーマも雰囲気も何もかも…。 もう一度見たいとは思わないね、ストーリーも結構悲惨だし。 【ふくちゃん】さん 6点(2004-06-10 02:23:09) |
★39.刑法第三十九条と心理学という名の危うい似非学問の欠陥をうまく表現した快作。まだるっこしい部分は有るものの良く出来ていると思う。序盤の被疑者を前にひたすら指折り数えている刑事の行動は何なのだろう?意味不明。 【クロ】さん 8点(2004-05-27 17:43:37) |
38.《ネタバレ》 この作品は存在理由に疑問が残る。 刑法第三十九条に凶器を突き刺したいという訴えは理解できるが、 復讐殺人を美化する内容は法の存在理由を否定してしまっている。 感情論で言うなら、復讐殺人に同情もできるが、それなら法に苦言を呈すのではなく、 感情に従って復讐を遂げ、法の裁きを受け入れるべきなのだろう。 刑法第三十九条を逆手に取って復讐するという発想自体が 法の不備によってその死が報われなかった亡き妹に対する侮辱にも感じる。 この作品の中で最も的確に刑法第三十九条の問題を指摘しているのが 畑田修であるというのがなんとも皮肉である。 【もとや】さん 5点(2004-04-08 03:46:33) (良:1票) |
37.全体に流れる雰囲気が作品のテーマをうまく表現していると思います。 【pani】さん 8点(2004-02-18 13:50:15) |
36.よかったです。この森田いい!!作品で視聴者に疑問をぶつけるのでなく、自分の言いたいことハッキリ表した作品。共感できない人は不快かも…でも、監督の伝えたい事ハッキリしててイイ!なかなか考えさせられます… |
35.終始ひたすら地味で陰鬱な映画なのですが、途中で止める気にはなれなかった映画です。自分なら大事な人を殺されても、復讐の為にあそこまではできないですね。鈴木さんと堤さんの演技対決も見応えがありました。 【ひろほりとも】さん 7点(2004-02-02 02:38:51) |
34.すごい前から観たかった映画だったんだけど、ちょっと期待ハズレだったかも。でも、あの犯人の過去がちょっと悲しくて感情移入しちゃったり。。 【アイコ十六歳】さん 5点(2004-01-19 01:15:27) |
33.これはなかなかの拾いモノでしたね。鈴木京香ってどうしても好きになれない女優さんですが、この映画では頑張っているなあと思いました。堤真一は劇団系の人だけあってやっぱり上手いです。テーマは重いですがちゃんとミステリにもなっていますし、あまり邦画は得意な方ではないのですが、やはり森田芳光だけあってカット割りなど垢抜けた印象がありました。特に際立った印象というほどのものはないのですが、観た後で「あ~ちょっと面白いものを観たな」と思いました。今のところ見返してみたいというほどでもないのですが、たまたまTVなどで見かけたら最後まで観てしまうかも?という感じではあります。 【anemone】さん 7点(2003-12-29 12:56:19) |
32.《ネタバレ》 【注意!激しくネタバレ】この映画の肝となる事件の部分、「偶然に」柴田が訪れた時、男が自分の妻を殺していた、という状況があって初めて成立するワケですよねぇ。もし、そうでなければ柴田はどんな選択していたんでしょ? 男の妻を殺してたという選択はなさそうで、だけど、となると「演じた」事自体に無理が出てくるワケで・・・。んー。そこを突き詰めてゆくとサスペンスとして破綻してタイトルの意味そのものが喪失してしまうのが大きな難点ですが、一方で、寒くて暗い空気に支配された悲しい人々の物語は魅力的でした。登場人物全員がどこかしら心を病み、不安定な世界で生きていて、人の心を数値化する事の無理が語られてゆきます。弱い心の人々の物語が、じんわりと染み付いてくるような感じです。ただ、たまに思い出したように流れ始める音楽が不自然で、もう一切音楽なしな方が良かったんじゃない?って思いました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2003-12-05 22:38:54) (良:1票) |
31.刑法39条の孕む問題への警鐘というよりも、人間の心に潜む悪意・先入観といったものへの皮肉がテーマとなっているように思える。過剰な芝居の中から透けて見えてくる人間性が深く表現されている。同時にサスペンスとしての枠組みももたせてあり、しっかり練られた脚本に拍手したい。森田演出もツボをおさえている。 【恭人】さん 8点(2003-11-28 11:05:16) |
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30.《ネタバレ》 なかなか面白かった。刑法第39条というテーマ自体が興味深いものであるし、うまく引き込んでくれる。ただ、全体的に暗く重々しい雰囲気で淡々とストーリーが展開されるので、元気な時に見たほうがよいでしょう。鈴木京香 岸部一徳、杉浦直樹、樹木希林などそれぞれ個性の強いキャラはいいのですが、みんな変なしゃべり方をするので見ていて疲れます。実は別の人間になりすましていたというのは、ミステリーではよくあるけどそんなに簡単じゃないよね・・。最後の法廷シーン、傍聴席でやりとりを見守る山本未来の表情が超こわ~い。あと、堤真一がよかった! 【れいぴん】さん 7点(2003-11-13 16:04:53) |
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28.よく出来た映画だと思いました。 大部分引用になりますが、、、 39条は確かに、問題だと思います。責任能力がない犯罪者、つまり悪いことを悪いこととも認識できないような人間を、かばう必要があるのでしょうか。善悪の区別もつかないような人間が、法律によって護られ、被害者や遺族は、その後の人生を棒にふるという現状に、私自身は納得できません。被告が極悪人であれ、精神異常者であれ、犯した罪の前では、また被害者の前では、公平に、いち犯罪者に過ぎないのではないか、と思います。40条「聾唖者は減刑される」は削除されました。差別論の観点から見ても、同様に39条が削除されないというのは、不思議に思います。 【戦慄の右クロス】さん 8点(2003-10-21 16:09:48) (良:2票) |
27.よく指摘されることだと思いますが、食事のシーンににじむ親子の悩みの深さが印象的。この監督の名人芸でしょうか。 【coco2】さん 6点(2003-09-23 14:53:57) |
26.あまりにも単調でその上長い。画面も終始暗い色使いでどんよりとさせる。日本の映画はストーリーもさることながら何でこんなに展開を遅くさせる必要があるの?と思わせる作品。そもそも日本の法廷で裁判中に検察官が精神鑑定もどきをするのはいくらなんでもおかしい。 【ボーボボ】さん 0点(2003-09-20 10:53:37) |
25.39条についての問題を提起しつつ最後のどんでん返しにつなげてあり、話としてはうまく作ってあるなと感じた。 |
24.大学で心理学を教えている友人は、「絶対にありえねー、素人はこんなことできると思うんだよなー」と怒りながら語っていた。私的には判断を下す人間の気持ち一つではないかと思う。この時の鈴木京香は全篇ほぼスッピンだそうだ。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-08-23 18:11:15) |
23.非常によく練られた脚本、演技者達の過剰とも思える演技、斬新ではないけれど、目に焼き付く映像、森田監督独特のデフォルメされた人間描写。少し難しい部分はあるし、テーマその物当然ながらは非常に重たいものなのだけど、この手の映画としては、難解になりすぎず、集中して楽しめた。登場人物のすべてが少し病的な部分を持っているようで不自然な感じもするが、実はけっこう多くのひとが心に障害を持っている現代をリアリティを持って示唆すると、このようになるのではないか?という気もする。鈴木京香がとてもいい。逆に、キャスティングがハマリ過ぎてしまっているのかな?もう少しそういう面の冒険をしてみたら面白かったかも。 【蜂須賀】さん 6点(2003-07-06 20:08:25) |
22.なかなか面白かった。山本未来の法廷での心の声が迫力ありました。 【クラリス】さん 7点(2003-06-17 20:15:48) |
21.よくできてる映画だと思う。よくものを調べて作ったのがわかる。見る側に集中力と経験が必要な作品。この手の課題は2時間の中で描くのは難しいと思った。よくできているが2回見終わった時何も伝わってこなかった。謙虚さがないコメントですみません。こういう課題は自分にも離れないものなのですが映画を見た感想です。 【虎】さん 7点(2003-06-02 17:31:46) |