★11.ここまで映像的に手抜きのない映画も珍しい、特に衣装へのこだわりは凄すぎ、質も量もかなりゴージャス(かなりお金かけてるよ)。それにしてもバリーには同情する、なんか存在そのものを否定された感じがする。最後にああなってしまうと、世渡りが上手いんだか下手なんだか良く分からなくなってしまう。 【眼力王】さん 7点(2002-06-03 03:58:37) |
10.ヨーロッパの貴族社会の雰囲気は、実際にあんな感じなのだろうと思います。見ている途中で幾つかネタが読めたところはありましたが、それでもなかなか起伏があって楽しめたし、雰囲気も良かったから特に長さを感じず見ることができました。キューブリックの映画は何かとその「芸術性」で評価される事が多いようですが(そして実際に芸術性もあるのでしょうが)、キューブリックのすごいところはその芸術性を保持しつつ単純に楽しめる映画を作る手腕だと、個人的に思っています。この映画については、バリーに同情してしまいました。結びの言葉がすごく皮肉に聞こえました。 【マーチェンカ】さん 7点(2002-03-20 18:24:28) |
9.うべばんぼーさんとほぼ同じ感想を持ちました。3時間という長さを特に感じさせない展開は本当に感心です。不思議な感じを受ける映像も絵画のよう…、納得です。 【チャベス】さん 7点(2002-02-03 17:57:02) |
8.ちょっと受け付けなかった、舞台が中世ヨーロッパって設定も影響してるけど。残念 【かぶ】さん 6点(2002-01-21 07:00:00) |
7.自分の大好きな映画。完全に絵画に徹している(そこが自分にとってツボ)。そのためにキャラクターたちの人間性をとことん排している。だからと言ってストーリーがつまらないということは決してなく、客観的に捉えることでかえって主人公バリーの愚かしさや哀れさが見えてくるような気がする。キューブリック映画と言うと「時計じかけのオレンジ」がクローズアップされるけど、これも忘れて欲しくない。 【うべばんぼー】さん 10点(2002-01-06 23:47:25) |
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6.《ネタバレ》 全部が絵画っすよこれ。一番最後の言葉、美しい者も醜い者も今は同じ全てあの世ってのがすごく力のある言葉だった。 【あろえりーな】さん 10点(2001-09-02 17:36:48) (良:1票) |
5.序盤を見て、これはスタンダールだと思った。若くて情熱的な青年がその情熱ゆえに大きな渦に飲み込まれていく。正直、この映画を見ているときはそれほど感銘を受けなかったが、見終わった後にこの映画は何かすごかったな、といった漠然としたものを与える不思議な作品。 【ユウスケ】さん 8点(2001-07-31 11:54:41) |
4.アイルランドにおいては元来裕福な家系であったレドモンド・バリーの栄華と凋落を絢爛豪華に描いたあまりにも美しい逸品。2001年宇宙の旅、時計仕掛けのオレンジと謎と暗喩に満ちた未来世界を過激に提示したキューブリックが18世紀貴族の世界をかくも丹念に描ききったその才能に改めて驚嘆する。上映時間は3時間強あるが、アイルランドの緑の草原に赤を基調とした英国軍隊の行進、貴族社会の豪華な衣装やセット(ドラえもんさんのいうとおりワンシーン毎がまさに絵画のごとし)とその裏に蠢くドロドロとした愛憎、バリーが人生の岐路に差し掛かったときに行われる1対1の決闘シーンなど見所満載で飽きることはない。それと、やはり本作でも音楽の使い方が素晴らしい。余談だが本作を見た黒澤明はそのあまりの完璧さに衝撃をうけキューブリック本人に賞賛の手紙を書いたという。 【ダイ】さん 10点(2001-07-15 23:49:59) |
3.あの当時にしてあの映像の素晴らしさにはいつも驚かされる。さすがキューブリック!!3時間という長さもそれほど感じないほどにリズム良く話は進んでいく。しかしこの作品を通して彼が何を伝えたかったのか分からなかったのが残念だった。 【のりお】さん 8点(2001-01-18 21:10:00) |
2.この人の作品は映像やカメラワークとか技術面は好きなんだけど、ストーリーがいつも理解不能!大雑把な内容聞くと単純なかんじするけど、奥が深すぎる!この作品も難しかった。僕はまだまだ彼の境地のはたどり着けないなあ・・・。 【T・Y】さん 6点(2000-12-23 22:25:39) |
1.S・キューブリックが18世紀の世界とその時代の人々の営みを、まるで美術絵画を見るかの如く再現した映像叙事詩。その素晴らしさは光や風や空気までもが、いかにもその時代のものと感じとれるほど。ただ主人公をはじめとする登場人物には最後まで感情移入できないままでした。 【ドラえもん】さん 8点(2000-09-29 14:55:35) |