41.《ネタバレ》 ディカプリオのハッピーエンドが夢の中のスペクタクルとは実は関係なく、サイトーの電話一本っていうのは、サイトーの権力がどんだけすごいんだって思いました(笑。 俳優陣の好演と最後のハッピーエンドに+1点。良作。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-01 11:07:11) |
40.恐い夢から無理矢理”ジャンプ”して目が覚めたと安堵していると・・・そこはまだ夢の中だった。。。 誰しもが経験している小さな恐怖を逆手に取っての大活劇!「エルム街の悪夢」や「パプリカ』等で描かれたような夢絵巻を最新技術を駆使して臨場感溢れる映像に昇華させ、個性溢れる俳優陣と迸る音楽がそれを支えるノン・ストップ・SF・アクション・ミステリー!! 「欲張り過ぎ、詰め込み過ぎ」というなかれ。ここまで映画の愉しさを味わせてくれれば、制作費の「注ぎ込み過ぎ」も納得できますわ。お見事!!! 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-31 21:49:23) |
39.レイト・ショーで観賞。最近寝不足のため眠くなるかもという不安があったのだが、手に汗握る展開に、最初っから脳ミソ全開。眠るどころか、その日は深夜まで興奮状態が続き、かえって寝不足に輪をかけるはめに...。冷静に考えると、細部が雑というか、わざと説明不足にしているような気もしなくもない。もう一度観たくなる魅力的な作品であることは確か。ところで、同行した家内は隣で熟睡していた。こいつ、いつから寝ていたのか?帰り道、家内は映画の感想については一言も述べずに、その間に見た自分の夢を話し続けた。「デカプリが..」(←家内はディカプリオをいつもこう呼ぶ)「後頭部を見て謙さんだと思ったら...」(←家内は『ケン』という名前の人を全て『ケンさん』と呼ぶ。高倉健も、志村けんも皆『ケンさん』)「...振り向いたらなんとその人市川海老蔵だったの!」(←どうやら出掛ける直前まで観ていた結婚披露宴のテレビ中継が記憶にあったらしい...)「伊藤英明が出てきてね、加藤あいもいたのよね。そしたら...」(←おいおい。確かにスピーチしてたな伊藤英明...)「突然、海難事故発生のアナウンスが流れて...」(←始まる前に『海猿3』の予告やってたっけな...)家についてからも家内の話はしばし続いた。そして気がつくと家内はイビキをかき、ヨダレをたらして再び熟睡。私は例えようのない寂しさを感じつつ、おもむろに取り出したある物を..........クルクルクルクルクルクルクルクル....パタッ。私はその瞬間我に返ったのだった(涙) 【nizam】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 12:23:57) |
38.《ネタバレ》 しかし、、「とりあえず寝る」っていうのはマヌケやな…ってどうしても思ってしまう(笑 これって、マトリックス以前にもあったのだろうか。この場合はまあ夢をみないことには、っていう前提があるから 仕方ないんだけど。落ちてゆく車のなかで「ああ、寝とるスローになってまだめっちゃ寝とるよ~」「なんか寝たまま皆ひとまとめに結わえて薪みたいに運ばれてますけど!?」って笑いを堪えてたアホはわたしくらいなもんなんだろうか。。 あとは、ケン・ワタナベなんですが、「ああ~ケン・ワタナベやなあ」「英語はこれうまいんかな」「ああ、またこれ悪っそうやな(笑 やっぱこのテイストなのね…」「ケン撃たれてもてるやん!」っとまあ、いちいちケン・ワタナベ気になり過ぎ(笑 「ハリウッド大作に出ずっぱり!」とか「レオ様の次にクレジット!」とかいうけど、うまく言えないけど、日本人としてはケン・ワタナベやなぁ…って思うようなんよりは、「渡辺謙だ」って思いたい。 それから、不思議と観た後印象に残らない、というのは私も同意です。なんでなんでしょうね。。。残ってるのは、あのちょっと闘莉王みたいな人クールでかっこよかったなあ。。っていうことくらいです。 抜け過ぎ(笑 【air】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-30 13:00:56) |
37.渡辺謙が出ているということ以外、一切の予備知識なしで劇場へ行った。冒頭から前半にかけてちょっと難しく、やばい、こりゃ気を抜けんぞ!と思わず構えたが(笑)、終わってみると存外シンプルな作品であった。映像や音楽が大変素晴らしかったがなぜかあまり印象には残らず、むしろ人間ドラマの方にいいところがあったがやや単純であり、傑作には及ばない惜しい作品という感じがした。 【すらりん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-29 18:29:41) |
36.こりゃまた観念的な映画。話としても映画のつくりとしても面白いし、飽きさせないんだけど、「勝手にルールをつくってルール縛りのなかで展開されるSF」ってのは、もういらん。ラストも想像の範疇内。根っこにある思想というか考え方がちょっと陳腐なのも気になります。もうひと味、底のしれない恐ろしさや、不可思議な味わいが強ければいいんだろうけど…予告編より面白いとは言えないデキです。ディカプリオは「妻を失ってウジウジする役」2連続。渡辺謙も予想の域を脱していない芝居っぷり。いろんな意味でビックリはありません。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-29 16:40:56) (笑:1票) |
35.久々に濃厚な映画を見れて満足です。夢というあいまいな世界を何層もの世界異なる時間の動きで積み上げることによって薄っぺらさを感じさせずに重厚なものに仕上げていて面白いと思いました。それと夢に進入する手段の説明をザックリ切り落としてる所も上手いなと思いました、これはどんなに上手い説明でもチープさを隠せませんからね。これだけ面白いとシリーズ化して2.3と見たい気はしますが、まあこの作品を見た感じ監督の作り切ったという感じが滲み出ているので続編は作らないだろうなぁ~。 【映画大好きっ子】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-29 01:26:33) |
34.《ネタバレ》 技術を尽くした素晴らしい映像の数々に釘付けでした。 なんやかんやでハッピーなエンディングを迎えた感はありますが、そこそこのクオリティーの映画だったので満足です。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-27 23:22:41) |
33.《ネタバレ》 夢の中を幾層にも創造でき、その夢の中を構築できるってのは面白いかも知れない。ただ、夢の中であそこまで現実と同じ自己を確立し自在に行動し制御でき、薬を使うって逃げ道があるが他人の夢に多人数が入り込めるってのにはリアリティ云々は抜きにしても違和感を感じる。夢ってのは現実離れしたモノばかり(私だけ?)を見たりするのが面白いな。(まぁ、そもそも現実と思わせつつアイデアを盗むってのが基本な話ですけども。) アイデアを盗む。潜在意識の投影とは言うけど、その意識下に置いておけるのか。アイデアが浮かんだら、どこかに書きとめるなり、打ちこんで保存するなりしないと余程のモノでない限り忘れそうだけどね。その人知れずアイデアを盗むってのも「う~ん」って感じ。 夢の中を創る「設計士」、夢の中に複数の人間が入り込める薬を作る「調合師」、様々な人に姿を変える「偽造師」だのとチーム色を出し、夢の中は時間経過が遅くなるなど色々な設定もあり考えてるなぁとは思いましたが、この映画の設定やストーリーをすんなり受け入れられるかが勝負かも。私は尽くピンとこなかったです。 夢を扱っているだけに案の定、夢オチ?現実?って観客にゆだねる最後で、結局は自分の意識下に存在する嫁に悩まされつつも心の拠り所に帰りたい男の物語でしたが帰れたんでしょうかね。 どうでもいいけどパンフのトム・べレンジャーの写真は可哀想だわ。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-07-27 22:03:01) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 「夢の中に入る」ことと「夢が階層している」ことを前知識として鑑賞しました。 従って最初から「これは夢か現実か」「どの段の夢か」を考えて見ていたので、夢について混乱することはなかったです。 それ以外はついていくのがやっとでした。前半は登場人物の区分けができず、味方か敵かもわからず、後半も次から次に出てくる敵がいったい何者なのかもわからず、ただ何かに向かって突き進んでいくのを見守るだけでした。それでも映像やアクションは素晴らしいので、細かく考えなければ面白い映画です。 自分は「ワンボックスの落下でホテルの人は浮いているのに雪山の人はなぜ浮かないのだろう。」とずっと思っていました。夢の影響は1段階にしか及ばないようですね。 そのほかの決まりごとも守られているのか考えていましたがスピードに追いつけませんでした。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-27 19:43:11) (良:1票) |
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31.ノーラン監督の映画はその才能は勿論、物語・世界観を共に創り上げるハンス・ジマー、ウォーリー・フィスター、エマ・トーマス、リー・スミスからなら製作チームワークの賜物だなとつくづく思わせる作品でした。キャスティングも役にフィットして違和感の無くスッと入っていけるような俳優を上手く割り振ったなと思います。次回作が楽しみで仕方ありません。 【ひろ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-27 03:42:23) |
30.映像だけ見て楽しもうかと思いきや、ストーリーや展開も捨てたものではなく、なかなか楽しめました。これといって印象に残らないのが何ですがw 【ぬーとん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-27 01:16:53) |
29.《ネタバレ》 気合いの入り方も俳優陣の演技も素晴らしかったんだけど 私には楽しめない映画でしたね。 まあ、このごちゃごちゃしたややこしい夢か現実かわからなくなっちゃうあたりを楽しめるかそうでないかが評価の別れどころであろう。 もっと単純に楽しめる映画を作ってくださいな。 あ、3Dでは上映してなかったのでプラス1点して6点! なんか3Dの作品ばっかり大きなスクリーンで上映してるような気がするのが悲しい。 この作品も館内一の大きさのスクリーンで上映するに値する作品だと思うのに 3Dのおかげで隅っこにやられた感じがする。 【Pea Shan】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-27 00:13:27) |
★28.《ネタバレ》 いかにも最近のSFチックな感じのある映画でしたね。悪くないのだけど、やっぱりハリウッド映画的な緊張の作り方っていうのは相変わらずで、もうちょっと内容そのものを楽しめるように映画の引きになる部分を減らしても良いのかな、という気がしました。 あと、どうしてもこの手のシナリオは先が読みやすいのだけど、それを把握した上でのひねりみたいなものがあるというのは、良かったと思います。残念なのは、日本のイメージというのが相変わらずアメリカチックって事かな?多分、万人に分かり易いように、と考えての事なんだろうけど、あれが一応夢の中という事で、納得させようと考えてるのかもしれないけど、やはりあたしから見ると、どうしても違和感を感じざるを得なかったです。夢にしても城(天守)の立地とか内部装飾とかもうちょっとなんとかならないものですかね? 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-26 12:30:52) |
27.《ネタバレ》 イームス(トム・ハーディ)がイイ(^_-)-☆(笑) で…本篇の評価。ええ中1日おいて二回観ましたよ。だって監督の意地悪というかいたずらで、ビジュアルや意味深な台詞回しの迷路に嵌められて、まるで押井守の映画を観ているように観客を置いてきぼりにするが、「ミスター・チャールズ」辺りから一本道で相当に雄弁に現況を語る映画になる。で、気になったのがサイトーを救出するためにカブが海辺で目覚める4層目。導入部のシーンがきっとラストに繋がるだろうとこは初見の時でも薄々想像ができたが、2回目は「えーと?これってどっちの夢?」と…。「そろそろサイトーが落ちてくるはずだ」とカブの台詞から、あぁ、そーかそこってカブの夢?でも違う気がするし。あそこはサイトーのlimbo世界なのか?どちらなのか理解しようとしたがわからんかった。うーむ…。と言うことで良作は観客を「あちら側」に引き込むべしと持論に従い10点。 ちなみに、字幕では虚無としていたが、limboはちょっと違うんでねぇか?ということでご参考まで:《名-1》辺獄,未洗礼の人の死後の地,地獄の辺土,キリスト教において,洗礼を受けていない死者が行く場所,地獄と天国の中間的な場所,【参考】limbo infantum ; limbo patrum,《名-2》拘留所,刑務所,監獄,拘禁,《名-3》忘却,【@】リンボー,【分節】lim・bo |
26.《ネタバレ》 知的好奇心を刺激する複雑な構成ながら、緊迫のアクションシーンを交えることで映画的なカタルシスや娯楽性をも兼ね備えており、扱う題材は神秘的ですらある。そこに過去の過ちに苦悩する男の葛藤が絡みつき、哲学的な問題提起やメッセージをズドンと突きつける。「インセプション」は素晴らしい映画だ。そしてそれはアイデアに尽きる。「何パターンかの夢」を「夢の階層化」、「耳は起きている」を「音楽の合図」、「夢の中にいても現実世界での影響を受ける」を「影響が重なるため深層に行くほど不安定」といった具合に、誰もが経験したであろう夢についての不可思議な感覚を独自のルールで見事にまとめ上げた。オリジナル脚本を手掛けたノーランの頭は一体どうなっているんだと思わされるほどの緻密な世界観だ。彼の頭の中にふと芽生えた夢についてのアイデアが、ジワジワと長い時間をかけて脳内に感染していき、この世界を構築していったのだろうか。演技も音楽もアクションも視覚効果も特筆モノだが、それにも増してドラマ部分とラストがまた素晴らしい。観ているものには賛否の分かれるものかもしれないが、夢に囚われた妻を救おうと試みたインセプションで家族を失い、自責の念に苛まれる男にとってあのラストはハッピーエンドではないだろうか。愛する妻に別れを告げることで彼は待ち焦がれた夢(=ゴール)の夢を見ることが出来たのではないのだろうか。「夢なら覚めないで」というが精神世界での幸福は真実のモノなのか考えさせられる幕切れの後も友人との話題に事欠かない、そして鑑賞の度にこの作品の深部が見えてくる。これこそ一級のエンターテイメントだ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 04:53:36) |
25.《ネタバレ》 子供の頃は高いところから落ちる夢を見てビクッ!となって起きたことが良くあったが、夢の中でも大人になったのだろうか最近は全くない。でも今日あたりは無重力の夢を見そうな予感、誰かキックして。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-26 01:22:56) |
24.一見難解になりそうな題材を、ここまでわかりやすくアクション主体で見せきった脚本、演出の手腕に脱帽。 そしていい映画は、必ずラストシーンがいい。 【とと】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 00:44:57) (良:1票) |
23.死ぬほど面白かった ■2回目観ました。2回観ても面白いと言う評価も多いが、自分はそんな事は無く残念な感じだ。そして観終えて食事して外出るとどしゃ降り。確かにワインは飲んだが、これは夢じゃ無かった。 【nazu】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-25 22:29:56) |
22.《ネタバレ》 見終わった後、「念入りにゴージャスに、そして整然と構築された力技」、といった印象を受けました。 「夢の3層構造」という設定や「深層意識に影響される夢の内容」といった道具立ては、リアルな作品世界を構築する上で十分その機能を果たしていたとは思うものの、肝心の「インセプション」つまり「偽りのアイディアの発生」という発想自体に対しては、いくら映画の中とは言え「本当にそんな簡単に人の深層心理にアイディアを植えつけられるものなのか、また仮にそれに成功したとして本当に人はそのアイディアに支配されるものなのか」という疑問が、個人的には払しょくできませんでした。言ってみればそれら道具立てやルールは、「よく練られてはいるものの最後まで詰めてみればどこか穴があるもの」という風に感じるのです。 また渡辺謙が「夢の中の死」を経験し、時間の流れが極端に遅くなる深層心理の虚無の中に、非常に長い時間とどまり続けたような描写がありますが、個人的にはそういう「無限に近い時間」の経験を、たとえ夢や深層心理の中とは言え「経験」したのであれば、その後に現実世界に帰ってきたとして果たしてまともな精神状態を維持できるのかという疑問も感じました(もちろんそういう「無限の時間から生還した」という「悪夢から覚める」ような爽快感が、あの展開の中に存在することも否定しませんが)。 しかしそれら凝った道具立てだけではなく、この映画にはもう一つ「コブの過去に関する葛藤とその克服」というコアの部分が存在しますし、どちらかと言うとそれら道具立ては、全てこの「葛藤の克服」・・・と言うより「現実への帰還」というラストに向けて配置されていると思いました。あのラストシーンを見た時、「夢に引きずり込まれそうになるギリギリのところで、帰るべき現実に帰ってきた」という、何か「リアルな感覚を伴ったカタルシス」を感じたのですが、このカタルシスが僕の中では十分説得力あるものだったので、結局その他の「凝ってはいるが詰めは甘い」諸点については、リアルな画作りやアクションのスペクタクルとも相まって「上手く監督に力技でねじ伏せられた」ような印象を覚えました(それは決して悪い感じではありません)。 机の上で奇妙に独楽が回り続け、「倒れそうかな?」という微妙なところでエンドロールに突入するあのラストについては、個人的には「コブのいるのが現実なのか夢なのかわからない」という事よりも、「彼が『独楽が回り続ける世界』にいるのか『いつかは独楽の回転が止まる世界』にいるのか」を、監督が観客自身に感じさせようとしているのではないかと思ったのですが、その時観客が感じることは、もしかしたら僕たち観客の持っている「現実認識」とも微妙にリンクしていることなのかもしれません。この印象的なラストも相まって、僕は最終的には大いにこの映画を楽しみました。 【マーチェンカ】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-25 22:05:11) (良:1票) |