19.少女漫画的というと語弊があるかもしれませんが、とても抒情的だと思います。好みが分かれる気がします(個人的には好きですが)。 【its】さん 7点(2004-01-05 01:46:38) |
18.映画賞といわれて見てがっかりした映画のひとつ。 金魚の水槽を外から眺めているだけのような単調な映画。何かの本で、「表現力の不足した映画が、字幕の補助が加わることで海外では絶大な評価を受けることがある」という記事を読んだときはこれのことじゃないかと思った。実はキタノ映画もそういう部分があるのではないかと思ってしまう。 【MASH】さん 2点(2004-01-03 12:45:45) |
17.過疎化の進む山村におけるドラマ性、恋愛模様が非常に秀逸な空気感で描かれる。温かくも切なさと寂しさを拭えないノスタルジイに胸が締め付けられる。ストーリーは一つの家族のたどる運命を淡々と描き連ねているのすぎないのだが、山村の自然、登場人物たちのさりげない言動に心が揺さぶられた。撮影時は出演陣のほとんどが素人だという。この感動は、映画自体のに心が伴っている故であると思う。何の予備知識もなく、ふらっと立ち寄ったミニシアターで観た作品であるが、観終わった後は「素晴らしい」の一言だった。 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-11-04 12:23:28) |
16.とても切ない映画ですね。俳優はほとんど素人同然だということなんですが、相手のことを想う恋愛のドキドキと、それでも離れてしまう家族の切なさと、なんとも言葉にできないんだけど、懐かしさと言うか心が和むと言うか、そんなほんわかした気分を感じられる映画でした。家族構成が少し、というかだいぶ解り辛いので、そのあたりの説明が欲しくもなりますが、それを理解する為に何度も観たおかげで、じっくりと映像や俳優さんの演技を観ることができました。一つ一つの映像が素晴らしいですね。8ミリのシーンは、ちょっとクドイような気がしますが、雨にうたれるシーンなどが良かったと思います。この中の、恋愛関係は、観ていて本当にドキドキしますね。なんなんでしょう、この気持は。ちなみに、ミチル役の尾野真千子さんはこの映画でデビューして、EUREKAだとかギプスだとかに出演、最近はほのぼのレイクの釣りCMで、「あっ!」と指差す役をやってるみたいです。 【fero】さん 8点(2003-11-04 01:35:14) |
15.奈良・西吉野、個人的にこの地は思い入れがある土地なので良。無駄な説明を排除し、画面を通して徐々に理解させられる点も面白く、なにより少女が良い。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-08-17 09:14:04) |
14.叙景のなかに、死も、恋も、悲しみも、全部。そんないかにも日本的やりかたを、若い監督が無批判に踏襲していることに、最後まで疑問であります。映像は悪くないが、西日本の田舎はあんなに静謐ではない、と声を大にして言いたい。ということは、リアリティーなんてそっちのけなんであります。つくりあげられた郷愁。そうであるということに無自覚で、ゆえに突然出てくる村の人々たちのスナップがとても鼻につきます。死の直前の8ミリなんて、どうだか。若い人がこういうものを撮る、ということが、危険なんであります。ただ、ただ、尾野真千子が大発掘。惚れちゃいました。 【安倉博士】さん 6点(2003-07-19 23:21:30) |
13.この映画の完成前に監督の女の子(まだ、そんな感じだった…)に会う機会があって、「もう、私がすることって、役者さんたちにこう演じてくださいって指示をあたえることだけなんです…」と、実質的に監督としての権限が与えられていないってことを認めていました。それが、カンヌで賞をとったとたんに、あの増長ぶり。キミ、やっぱりアカンと思うよ、それって。これで映画が良ければ文句はないものの、こんな程度の「家庭の崩壊劇」を映画に仕立ててみせるには、もっと人間や風景を凝視する視線の”強度”が必要なのでは。結論、映画賞なんてロクなもんじゃねえ! 【やましんの巻】さん 4点(2003-06-06 16:47:33) (良:1票) |
12.邦画とは思えない(誉め言葉です)けど、まぎれもなく日本を映している不思議な映画でした。次こうくるだろう、とか次こう言うだろう、というこちらのステレオタイプの思考を見事に裏切って、最後まで淡々と進んで終わったことが嬉しい。お父さん役の俳優はものすごくアクが強い印象なので、最初「え?この人出てこの映画の雰囲気壊れないのかな」なんて失礼な事を思ってしまったのですが、しっかり溶けこんでいたし、この人がいなければ「映画」ではなく「ドキュメンタリー」になってしまうギリギリだったと思います。う~ん・・とにかく美しい! 【Rei】さん 9点(2003-05-27 14:06:43) |
11.地元の唯一のミニシアターで見た。過疎化の進む山奥の小さな村の人間模様をせつなく、せつなく描いた傑作だとおもう。地元の学校でスカウトしたという主演の尾野真千子が素晴らしかった。そういう部分も含めてこの映画自体に奥深い心があると感じた。 【スマイル・ペコ】さん 10点(2003-05-24 18:41:18) |
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★10.日本映画を何度も観返したのはこの作品が初めてだったと思う。理解不足か、見逃しか、お父さんが何で死んだのかがよく分からなかったんだけど( ̄ω ̄;)…でも私は彼の村を愛する気持ちやそこに住む人々、家族を愛する気持ちがどれほどだったのか、あの遺品の一本のビデオから痛いほど伝わってきました。全編に流れるあの曲も切なくて甘くて良いのです。素直に感動しました。そしてとっても好きな映画ですっ。 【水玉】さん 8点(2003-03-25 00:30:54) |
9.賞を取れたのはただのオリエンタリズム。映像が美しいのはカメラマンの才能。しかし、同時上映で見たセルフドキュメンタリーで本来持っている監督の稚拙さを垣間見る。ストーリーが分からない映画は独りよがりのマスターベーションだと思う。僕は映画館で見て、金返せと思った数少ない作品のひとつ。 【如月CUBE】さん 1点(2003-03-23 23:48:30) |
8.本編では登場人物の関係が分かりづらく、見終わった後にあらすじをネット検索してようやく分かりました。でもそれでこの映画の評価が下がるのではなく、むしろ見終わった後にも情景を思い出しながら楽しめる、「一度で二度おいしい」作品といったところでしょうか。 【からがも】さん 7点(2002-11-12 22:35:12) |
7.この映画の舞台になってる吉野に住んでいるので、一度は観ておこうと思って観たのですが、内容がさっぱり分かりませんでした。ちなみに、主人公の女の子は友達の妹です。 【しぃ】さん 2点(2002-10-25 09:19:08) |
6.原作の小説のほうが感慨深かった。やはり吉野の自然の美しさ、素朴な村民の表情の映像には有無を言わさぬ情緒があったけれども。なんだか、写真の表現に近い映像表現のように思える。もう少し「時間の流れ」と「無言のつながり」見たいなものを分かりやすく感じさせていただきたかった。なんにしろ、私はこの映画によって、家族に対する愛情を再認識することになったのだが。 【***】さん 8点(2002-10-14 15:36:47) |
5.日本映画の名作!だと思います。日本人なら誰しもが持つ郷愁感みたいなものも手伝って、心の底から感動できました。2回観たのですが、父親の死も何となく理解できます。でも彼は決して不幸にして死んだのではないんですよね?きっと。だって彼の残したフィルムに村の人々の笑顔が撮られていたのだから。日々下らない映画をたくさん観ているのも、こういう映画に巡り逢うためです。 【カエル】さん 10点(2002-10-13 18:50:58) |
4.謎が謎のままで終わるような感じだったけど、雰囲気がとても良い。自分でもよく分からない所で途中何度も泣きそうになった。でもお父さんは何故亡くなったのだろうか…事故??自殺?? 【むた】さん 7点(2002-09-03 07:04:33) |
3.スバラシイ映画!!私の人生最高の映画って言い切っちゃってもOK!!あーでも、わかんない人にはわかんないだろうなあ・・・。私は映画館で動けなくなるほど感動したんだけど(泣) 【のむ子】さん 10点(2002-08-13 15:40:18) |
2.最後まで時と場所が判らない。家族構成が判らない。途中10年もの月日が一気に流れても、そうと判らない(暫くの間、成長した子供達を新しい登場人物かと思ってました)。父親の死因も判らない。だからストーリーもよく解らない。なのに、つまらなくはない不思議な映画。母親と娘と従兄の間に流れる性的緊張感にドキドキする(果たして製作者の意図かどうかは不明)。風景と音、日本家屋、山村の生活、そして、ほとんど素人の出演者達が良い(前半は中国映画を彷彿とさせる程。この辺が受けてカンヌで新人賞を獲ったのでしょう)。同じ臭いの「EUREKA」も、この位の長さなら良かったのに…、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2002-07-19 18:56:26) |
1.これぞ日本の田舎!って感じです。話はどうかしりませんが、とにかくその空気感、世界感はなんともいえない魅力をだしてます。 【あろえりーな】さん 5点(2002-07-17 19:34:11) |