★7. 深沢七郎の鮮烈なデビューを飾った同名原作、二度目の映画化。カンヌ映画祭グランプリに輝いたことで一気に今村昌平の名を上げた秀作であるとは思うが…如何せん1958年版(監督:木下恵介)での田中絹代の女優魂炸裂!な老婆役を観た後では、正しく”二番煎じ”の一語に尽きる。坂本スミ子も大先輩に倣って歯を抜く熱演なのは認めるけどネェ。あと、58年版の高橋貞二に比べ、緒形拳がチト出しゃばり過ぎなのも、違いを出そうとした今村監督の狙いは分かるが、矢張り頂けない。何かカンヌづいた今村監督は、その後もグランプリ目当てがバレバレな作品ばっかり作るようになってしまい、個人的に可成り幻滅。「盗まれた欲情」とか「果てしなき欲望」の頃には戻れないの?今村監督。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-30 03:34:32) |
6.19年前に見たのですが、以来これより面白い邦画に出会っていないですね。最近DVDで見たけどやっぱおもしれっ。日本残酷物語なストーリーに目を奪われると思いますが、実はこの映画は撮影も素晴らしい。画が怖いんだよね。せぇ、めったにない貴重なものを見せてもらいやした、て感じ。 【仁太夫】さん 10点(2002-12-01 12:00:39) |
5.生死を完全に掌握している社会。科学技術によって生死をコントロールしようとしている現代より凄まじいやり方で。 【jj】さん 5点(2002-01-12 22:35:21) |
4.こんな時代もあったんだ。。。。骨が散乱してる山頂に到着した時、母親が「見るな」と言って息子を跳ね除けるシーンが心に残る。あき竹城の演技が際立ってる気がしました。今って明らかに物資に恵まれてる時代なんですね・・・。 【ポンコ】さん 9点(2001-11-10 23:54:49) |
3.カンヌで「戦メリ」と争った作品として有名ですが、内容はいいと思う。おばあさんも歯を抜いてまで演技してたし。 【ます】さん 9点(2001-08-03 17:25:44) |
2.農村文化が良く描かれているのではないでしょうか。でも江戸時代って今の人が思うほど貧しくは無かったんですよね。こんな村は本当に土地が痩せた山奥の話です。 【出木松博士】さん 8点(2000-12-16 23:33:51) |
1.人間じゃない。命なんだ。命に対して、なんかこう、特別な感情を持ち合わせているのがニンゲンなんだ。 【阿佐ヶ谷】さん 8点(2000-10-15 01:35:01) |