★1.《ネタバレ》 一言で評するならば「当時の”ブラック・パワー”に便乗した比較的予算多めのハリウッド製マカロニ」って感じ…かな。本場ハリウッドとしても席巻するマカロニ・ウエスタンに対抗すべく色々な策を弄して新味を出そうとしているが、安いスペインロケとか輪をかけたような残酷描写とか余計なマカロニ風味まで逆輸入してしまっているので残念ながら西部劇の復権には至らず。それと、主演の黒人俳優ジム・ブラウンは元アメフトの大スター選手だったのかもしれないが、現役時のスーパースターぶりを一切知らない私には「ガタイがイイだけで演技力にも魅力にも乏しい大根役者」としか映らない。それでも6点をつけているのは本作が「ラクエル・ウェルチという女優を実に正しく活用している」から。最大の見せ場は何といっても線路脇の給水タンクの下で生足剥き出しの裸ワイシャツ姿のままシャワーを浴びるシーン!だろう。当然スッパにはならないが、濡れて服が透けるため彼女のナイスバディが堪能できる。しかも悩殺された敵軍の列車をまんまと足止めさせた上で、振り向きざまに構えたショットガンで敵兵を次々に射殺するワイルドさ!コレに匹敵する正しい活用例は「恐竜100万年」での”ロアナの皮ビキニ”くらいじゃないか?しかし、クライマックスでは何の活躍場面も無いまま戦い済んだらいつの間にか彼女は戦死してました!と土壇場で詰めを誤っているのが惜しい。ブラウンとのベッドシーンもさほど魅力にはなっていないし(人種差別的な話題にはなったらしいが)。4点マイナスてことで。 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-28 02:33:07) |