2.《ネタバレ》 マーロン・ブランドには『ゴッドファーザー』の4年後とは思えない若々しさを感じました。個性派ニコルソンがおとなしく見えるほどの強烈キャラを怪演。というか、ニコルソンの味を消しちゃってる。内容は「正々堂々」がおきまりの西部劇の中で「闇討ち」というのは異色と言えるが、西部劇以外では殺し屋の殺しはそもそも「闇討ち」なので特に新しいとも思わないし、それどころかありきたりな展開にしか映らなかった。それでも最後はニコルソン対ブランドの(西部劇らしい)対決なんだろうと思ったらこれも「闇討ち」ってのはちょっと意表をつかれた。個人的には評価したい(というか救われた)部分。あと、カナダの騎馬隊から馬をごっそりと盗んで移動させるシーンや逃げようとする人間を捕まえるのに縄を投げて馬の脚に引っ掛けたりと全編に馬を巧みに使っていて、馬は堪能させてもらいました。