★5.同じ年に『仁義なき戦い』シリーズが続々と作られてて、あちらは実際の事件に取材しつつ、曲がりなりにも登場人物には仮名(と言えるのか?)を使用していた「実録路線」。一方、こちらはというと、もうタイトルからして、そのまんまもいいところ。いや、普通のお方を題材にするのなら実名でもいいんですが・・・。 という、実録モノ以上に実録チックな禁断の作品ですが、内容はというと、むしろ、ひと世代前の任侠モノ。主人公を演じるのが高倉健だから、まあ、そうならざるを得ないかな。基本的に、イイ話テイスト。 ただし、ときどき健さんらしくもなく無鉄砲、というかムチャクチャな行動をとり、そういうシーンでは、この主人公、菅原文太に演じて欲しかったな、という気もしてきます。 しかし菅原文太は別の役どころで登場しており、この二人の役柄を交換するのはやはり無理があるなあ、という展開なので、これでいいんでしょう。 というか、やっぱり全体的に無理があるんだな、きっと。 まあ、題材の割には、穏当なサクセスストーリーです。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-18 15:02:36) |
4.《ネタバレ》 山口組なのに皆んな良い人に見えてしまう不思議。恋愛の描写はヤクザ映画にいらんと思う(あと描写が古い)。健さんは役にハマってて良かった。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-07-02 09:11:56) |
【ジダン】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2007-11-06 17:36:58) |
2.《ネタバレ》 いやぁ~健さん渋い!冒頭の下駄を武器に大人数と喧嘩している映像から引き込まれましたね。田岡一雄という人の生い立ちや人柄ってなんか好感持てますね。曲がった事が嫌いで真面目、苦労人、義理や情に厚い、そして強い。柔道4段の大男に目潰しで勝っちゃいますからね。あんな大男を相手に恐ろしい。柔道経験者なら4段の凄さはわかりますからね。とにかく田中邦衛もいい演技してたし、大好きな菅原文太さんは相変わらずカッコよく、そしてアラカンは少ない登場にもかかわらず凄い貫禄!さすがですね。これを見たらつい続編も見たくなってしまうこと間違いない!次は「三代目襲名」だぁ! 【和魂洋才】さん 8点(2004-09-19 22:14:47) |
1.《ネタバレ》 「仁義なき戦い」に続き、東映京都が選んだ実録やくざ映画の題材は田岡一雄だった。言わずと知れた極道界のスーパースターだ。この第一部では彼の生い立ちとゴンゾウ部屋へ転がり込んだ経緯、山口組若頭となった経緯などが描かれている。仁侠映画のタッチで描いたこの演出と脚本はさすがに田岡一雄自伝にはぴったりだったし、健さんはやっぱりカッコいい。最後の文太vs健さんシーンはファン必見ですよ。 |